メガバンク最終決戦 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101203614

作品紹介・あらすじ

日本最大のメガバンクであるTEFG銀行。ディーラーとして名を轟かせた桂光義は専務の地位にいた。ある日盤石なはずの銀行は国債暴落を機に一夜にして巨大負債を抱え、機能不全に。暴落した株に群がるハイエナの如き外資ファンドや混乱に乗じて巨利を貪ろうと暗躍する政財官の大物たちーー。桂は総務部の二瓶正平と共に生き残りを懸けた死闘に挑む。『メガバンク絶滅戦争』改題。

感想・レビュー・書評

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  • あーつまらん

  • 破綻危機に陥るメガバンクを巡る物語。登場人物の過去が繋がり過ぎではあるが、特に前半はスピード感があり面白かった。クライマックスの臨時株主総会の場面にもっと緊迫感があればよかった。

  • アマゾンプライムでのドラマから入ったのですが、椎名桔平さんと桐谷健太さんの迫真の演技に魅せられ、文庫も読んで見ようと思い手に取ると、期待以上の奥深さがありドラマの詳細の部分までわかったので非常に良い作品でした

  • 初め、読んで、the経済小説なのかと思ったけど、なんか、イメージよりも泥臭かったというか、人間ドラマだったー。最後はちょっと出来すぎなくらいの伏線回収で(笑)。
    まぁ、でも実際、結構そういう世界の話なんだろうなぁ。
    銀行の合併と派閥争いの話、省庁による監督と銀行業務の関係、政界の謎の汚職と犠牲者、恋愛と優しさ、グローバル化と日本の矜持の関係、みたいなものを交えつつの勧善懲悪小説でしたー。

  • 日本最大のメガバンクを舞台に政官財の思惑が絡んだ買収劇が始まる。
    色々と伏線を詰め込んでありますが、出来過ぎ感が否めない。面白いけど薄い というのが率直な感想。
    ドラマ化されたらしいが映像化に向いてそうなので、そちらのほうが面白いかも。
    続編もあるらしい。

  • 日和る主人公だが憎めない。面白い経済小説だった。

  • 情報量が多いわりには、文章が歯切れよくて読みやすい。材料もてんこ盛り。TOBだの議決権だのM資金だのというネタは「ハゲタカ」シリーズなどで皆が使っているところだが、新しくて軽い目の雰囲気で当世風になっている。

  • 日本最大のメガバンクであるTEFG銀行。ディーラーとして名を馳せた桂光義は専務の地位にいた。ある日、盤石なはずの銀行は、「帝都銀行」の名前ほしさに取引をした国債の暴落を機に巨大負債を抱え、一夜にして機能不全に。暴落した株に群がるハイエナの如き外資ファンドや混乱に乗じて巨利を貪ろうと暗躍する政財官の大物たち―。桂は総務部の二瓶正平と共に生き残りを懸けた死闘に挑む。
    現金に見せた紙袋を用意するアイデアは知らなかった。好きな人のために自由に生きる塚本、財務省の闇を抱える五条、父を国に殺された湯川など、いろんな人物が描かれるも、いまいち動機は薄い気がしてしまう。敵は五条とアメリカのHFのヘレンシュナイダー。

  • 【作品紹介】
    日本最大のメガバンクであるTEFG銀行。ディーラーとして名を馳せた桂光義は専務の地位にいた。ある日、盤石なはずの銀行は国債暴落を機に巨大負債を抱え、一夜にして機能不全に。暴落した株に群がるハイエナの如き外資ファンドや混乱に乗じて巨利を貪ろうと暗躍する政財官の大物たち―。桂は総務部の二瓶正平と共に生き残りを懸けた死闘に挑む。

  •  メガバンク株の大暴落を企てる官僚、それを阻止しようとする銀行、乗っ取りに名乗りを上げるファンドとの壮絶なバトルがはじまる。登場人物の相関図が笑える、漫画だろうって突っ込みをいれる。ひねりが普通過ぎて、ひねりになってない(笑

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著者プロフィール

一九五九年、大阪府生まれ。一橋大学法学部卒業後、農林中央金庫、野村投資顧問、クレディ・スイス投資顧問、日興アセットマネジメントなど国内外の金融機関でファンド・マネージャーとして活躍する。著書に「銭の戦争」シリーズ、『ダブルエージェント 明智光秀』『ディープフィクサー 千利休』『能楽師の娘』『黄金の稲とヘッジファンド』などがある。

「2021年 『メガバンク全面降伏 常務・二瓶正平』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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