有栖川有栖の密室大図鑑 (新潮文庫 あ 46-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101204321

作品紹介・あらすじ

「密室」とは、不可能犯罪を可能にするための、想像力の冒険である-。1841年に『モルグ街の殺人』が発表されて以来、作家と読者の双方を魅了し続けてきた東西の「密室」ミステリから、カー、クイーン、乱歩、安吾、鮎川哲也など、歴史的なトリックを凝らした40編を厳選。意表を衝く発想とそれを実体化させる緻密な論理の魔術を、イラストと共に解き明かした瞠目の密室パノラマ図鑑。

感想・レビュー・書評

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  • 連休中本を整理して久しぶりの本がいろいろ見つかったので再読。古今東西40編の密室ミステリーの解説とイラスト化。有栖川さんのそそる文章で埋もれた名作読みたい気持ちが再燃。既読のカーター・ディクスン『妖魔の森の家』のイラスト一番好き。

  • 再読
    密室ミステリを主題にしたガイドにして評論
    再読するたびにP101の「ミスディレクション例」が
    思い出せないでなく解けないくらいミステリ適正がなく
    紹介文からどれをも読んでみたくもなるも
    読んだことがあるものはあれはそんなに面白かったのかと見当がつかない
    お酒が飲めないのでその薀蓄を楽しめないのと似たようなここち

  • 本格的なミステリの中から、有栖川有栖が選んだ密室もの41作品が紹介されている本。
    密室の見取り図も描かれていて、それに有栖川有栖の解説が加わる。
    それも、面白くなかった部分は面白くなかった、こんなトリックは不可能だとはっきり書かれているので、逆に興味をそそられる。
    紹介された本を全部読んでみたい衝動に駆られます。

    • takanatsuさん
      シルルさん、こんにちは。
      いつもシルルさんのレビュ参考にさせて頂いています。
      この本とっても面白そうですね!
      私はミステリ小説を読む時トリッ...
      シルルさん、こんにちは。
      いつもシルルさんのレビュ参考にさせて頂いています。
      この本とっても面白そうですね!
      私はミステリ小説を読む時トリックが本当に可能かどうかなんて考えたことがないのですが、不可能なトリックもたくさんあるんだろうなと思ってはいました。
      最近有栖川有栖さんの本を読み始めたこともあり、とても興味深いです♪
      ただトリックを先に知ってしまったらその作品が楽しめなくなったりするでしょうか?
      作品を読んだ後にこの本の解説を読んだ方がいいか…ちょっと悩みます。
      2013/03/22
    • シルルさん
      >takanatsuさん
      コメントありがとうございます!
      すみません、描き方が悪かったですね(;´Д`)この本にはトリックや犯人などのネ...
      >takanatsuさん
      コメントありがとうございます!
      すみません、描き方が悪かったですね(;´Д`)この本にはトリックや犯人などのネタバレは書かれてないです。
      一つだけ犯人が書かれているものもありましたが、他は全部ネタバレなしです。
      勘の鋭い人ならもしかしたらトリックに気付いてしまうのかもしれないけど、多分大丈夫だと思います!
      私はここで紹介されているどの作品も読んだことがなかったので、どの作品を読もうか参考にしようと思い、先に読んでみました。
      先に読んでも後で読んでも楽しめると思います。
      トリックや犯人を知ってて、密室の見取り図や解説を見ながら思い返しても楽しいと思いますよヽ(・∀・ )ノ
      2013/03/22
    • takanatsuさん
      シルルさん、ありがとうございます!
      それなら安心して読めそうです♪
      早速探しに行こうと思います!
      シルルさん、ありがとうございます!
      それなら安心して読めそうです♪
      早速探しに行こうと思います!
      2013/03/22
  • 有栖川有栖先生が選ぶ、古今東西の密室ミステリの、密室が磯田和一さんの図解で挑発してくる! でも、解決編は付いてないので、実物を読むしかありません。数冊しか読んでないので、(それもほぼ忘れてるし)今後読む時のガイドにしたいと思います。

  • 37656

  • イラスト付き解説の密室ファン必携の書。
    国内国外と網羅してある。藤原宰太郎氏と異なりネタバレ防止しているので本書を読んだ後で好みの本を読むのも宜しいかと思う。

  • 買っておいて本を探す際の参考にしています。

  •  有栖川の推し密室が、国内外合わせて約40種収録されています。海外ミステリや、日本の古典ミステリをあまり読めていない方はとても参考になると思います。ネタバレを避けつつ作品の魅力を紹介してくれる、有栖川の解説文だけでも一読の価値があるでしょう。一方、イラスト担当者のコメントはネガティヴなものが多いのが気になりました。
     理髪店のカーテンに仕切られた投票ブース、稼働中のロープウェイのカプセルなど、実に多彩で最後まで飽きずに読めます。

  • 密室事件の舞台となった「密室」を平面図に描き起こしてみたら?
    作品の概説とともに楽しむ図鑑です。

  • ミステリー作品の密室をイラスト図説とネタバレなしで紹介しているガイドブックです。磯田和一氏のイラストがしっかりしているので、ぼんやりとイメージしてしまいがちな私には既読作品のおさらいが出来ましたし、魅力ある未読作品を見つけることも出来、とても参考になりました。紹介されている作品は割と古めですが、密室モノの入門書として最適だと思います。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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