作家の犯行現場 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 198
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101204345

作品紹介・あらすじ

ミステリーの舞台となる「現場」は偶然に選ばれたのではない。廃墟と化した島、迷路のごとき鍾乳洞、湖底に沈む村、趣向を凝らした館…。そこには作家を刺激する特殊なオーラがあって、「創作という犯行」を行わせるのだ-。古今のミステリーに精通する作家・有栖川有栖が全国を巡り、22ヵ所の「現場」が今なお放つ戦慄のオーラを五感でとらえる。写真多数収載。異色の紀行エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 推理小説の中で人が死んでいる。というのは、作家の人が本の中で犯罪を犯しているからということで「作家の犯行現場」。
    まず、この題名に感心しました。
    そうですよねぇ。現実に犯罪を犯していないんだけど、本の中で人が死んじゃってるんですもんねぇ。
    頭の中で「犯人はあなただ!」とか、作家さんにコナン君(←ご存知だと思いますが少年漫画の「名探偵コナン」の主人公です)が指さしたりなんかしてるのを想像しちゃいました。くはー。


    日本の地図と共に、「現場」の「犯行」の小説を紹介するという小話とエッセイ。
    気に入った作家の本だけを読んでいる、といった、そう大して本読みでないワタクシには、あれも読んでみたい、コレも読んでみたいとワクワクの詰め合わせでした。

    その中でも、「ミステリー列車で行こう」という章がお気に入り。
    もう、この章は、ミステリーなしでもイイ!
    だよねーだよねー蕎麦食べたいよねースイッチバックがあったらワクワクするよねー。
    と思ってしまうくらい、作者さんのテツドウスキーさ加減が見え隠れ、ではなく見えみえで、にんまりしてしまいます。
    って、ただ単にワタクシもテツドウスキーなだけなんですけどね!

    さて、どの本から探して読もうかな♪

  • ミステリーの舞台となる「現場」は偶然に選ばれたのではない。廃墟と化した島、迷路のごとき鍾乳洞、湖底に沈む村、趣向を凝らした館……。そこには作家を刺激する特殊なオーラがあって、「創作という犯行」を行わせるのだーー。古今のミステリーに精通する作家・有栖川有栖が全国を巡り、22ヶ所の「現場」が今なお放つ戦慄のオーラを五感でとらえる。写真多数収載。異色の紀行エッセイ。

  • 紀行エッセイ
    ・軍艦島
    ・明石海峡大橋
    ・出羽三山湯山
    ・満奇洞、広兼邸、真備町
    ・江戸川乱歩邸
    ・能登金剛
    ・西目屋村
    ・六島、本島
    ・名田庄、天社土御門神道本庁
    ・白駒池
    ・飛騨福来心理学研究所
    ・犬吠埼灯台
    ・出雲日御碕灯台
    ・名張市
    ・網走の流氷
    ・とりっくあーとぴあ那須
    ・一行の大桜
    ・富士の樹海
    ・東山清水
    ・病院のお化け屋敷
    ・鳥取砂丘
    ・奥出雲

    紹介している本
    ・『姑獲鳥の夏』(京極夏彦)
    ・『絡新婦の理』(京極夏彦)

  • 『作家小説』のように作家が関わるミステリ短編集なのかと思いきや、小説のアイデアの源泉を訪ねるエッセイだった。
    横溝正史や江戸川乱歩、松本清張など著名作家の縁の地を訪ねたり、燈台や砂丘に行ってみたり、まさに『作家の犯行現場』。
    エッセイのあとに、その場所にまつわる作品紹介もあっておもしろかった。
    また欲しい本が増えた。


    「那須とりっくあーとぴあ」はいつか是非行きたい。
    あんなにおもしろそうなところがあるだなんて。心躍る。

    ずんと来たのが青木ヶ原樹海の所。
    道から2、30メートル離れたくらいで自殺する人が多いんだそうで、それを聞いた著者が
    人間は2、30メートルくらいずれたら死を選ぶ、みたいなことを書いてて胸に来た。

  • この本読んでたら旅に出たくなった。私もミステリの舞台になった所に行きたい!

  • ミステリーの舞台となる「現場」は偶然に選ばれたのではない。廃墟と化した島、迷路のごとき鍾乳洞、湖底に沈む村、趣向を凝らした館…。そこには作家を刺激する特殊なオーラがあって、「創作という犯行」を行わせるのだ―。古今のミステリーに精通する作家・有栖川有栖が全国を巡り、22ヵ所の「現場」が今なお放つ戦慄のオーラを五感でとらえる。写真多数収載。異色の紀行エッセイ。

  • エッセイとしても面白いし、ミステリー案内としてもボリューム充分。

    マニア、というほどではないけど、廃墟、とか森林の廃線鉄度とかに凄く魅かれる時があります。

    かつて喧騒に包まれていたエネルギーが拡散して今はただ静かに朽ちるのを待っているみたいな、寂しさと懐かしさがすごく、、、(理解者少数?)

    日本最大の廃墟無人島、軍艦島をめぐる掌編&エッセイはそんな廃墟とかの魅力(妖力)が存分に詰まっています。
    他の話も、視点が面白くて、ミステリーを抱えて旅に出たい気分になります。

  •  有栖川有栖が、推理小説の舞台になった場所にいくという、旅行記。
     ノンフィクションのカテゴリーするべきかと思ったけど、中に短編もはいっているのでミステリーにいれました。

     で、最初が、軍艦島なのよ。
     相変わらず、軍艦島だけで買ってしまう私なのであった。
     後は、灯台とか洞窟とか、いろいろ。こうやってみると、日本もミステリーの舞台にことかかないなぁと思ったり。
     でもって、作家の視点っていうのは、普通の旅行記と違ってた。面白かった。
     うむ、私はやっぱり文字で書かれた大阪弁つーのが苦手なのかもしれない。
     ただいま「絶叫城殺人事件」なるものが読みたいと(建物フェチなので/笑)思ってるんだけど、あれは大阪弁でてきますかねぇ?

  • 2005年6月8日読了

  • うーん、ミステリ指南書としてはいいかも。
    作者好みのテーマにあったミステリを紹介しているのにぐっと来た。
    っていうか絶対このミステリツアーの裏側(実体験)を面白おかしくエッセイとして書いたほうが売れるし面白いのにな。中途半端なレポートみたい。

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