七つの死者の囁き (新潮文庫)

  • 新潮社
3.22
  • (19)
  • (58)
  • (147)
  • (29)
  • (5)
本棚登録 : 620
レビュー : 93
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101204352

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • やっぱり鈴木光司さんの「熱帯夜」が怖かったかな。

    道尾秀介さんの「流れ星のつくり方」はそうか~と納得。

    七つの話、どれも面白かった。

  • 怖いというよりじーんとくる感じ。おもしろかった。

  • 豪華メンバー短編集。「リング」の鈴木さんの「熱帯夜」が仄暗くてゾクゾク。恒川さんは短くても圧巻の世界観。1つは好みの作品が見つかるに違いない。

  • 2015年、11冊目はアンソロジー。

    名前だけは知ってる系の方々が7名ズラリ(単独作の既読は鈴木光司と恒川光太郎のみ)。

    ミステリーあり、ホラーあり、ファンタジーもダーク・ファンタジーもありで、アンソロジー系では、久々のアタリ。

    お目当ての恒川光太郎は『雷の季節の終わりに』を感じさせる和風、大人のダーク・ファンタジー。この世界観と言葉のチョイス、スッカリ中毒です。

    ソレに並ぶのは道尾秀介。ラスト1p(5行)はミステリーの醍醐味。ヤラレた感でいっぱい。

    アンソロジーでは、イイところがなかった鈴木光司も今回はなかなか良かった。このオチは好き。その直前、少々バタバタしてる気もするけど……。

    小路幸也のホッコリ系ファンタジーも、吉来駿作のホラーサスペンスも、悪くない。

    有栖川有栖と石田衣良はチョット、自分の好みとは違ったかな。

  • 今更説明なぞ不要な豪快執筆陣によるアンソロジー作品。
    タイトルからも分かるように、根底にあるテーマとして「死者」というものが描かれている。
    どの作品も短いながらもそれぞれ味わいのある作品。
    有栖川氏の『幻の女』は著者のあの作品を読んでる方はニヤリと出来るはず。
    道尾さんの作品は以前も何処かで読んだ記憶が(思い出せず)。
    最後を飾るのは恒川氏。
    個人的に特段敬愛している両氏で最初と最後を彩ってくれているだけでも嬉しい作品です。
    小路氏の作品を読んで、暫し自分だったら、、、と物思いにふけってしまいました。

  • 幽霊やらなんやら、死者がそっと関わってくる不思議な話やミステリーの短編集。
    生と死の間に狂気っていうのが顔をのぞかせる雰囲気が堪らなく好き。

    気になった作家の他の作品にも手を出してみたくなった。

  • 仄暗い雰囲気のホラーでした。
    それほど怖くはないけれど、確かにそこに在る死者の囁き。
    鈴木光司さんの描く、狂気を孕んだ人物は怖かった。
    『夕闇地蔵』の色彩に溢れた世界が素敵。やっぱり恒川光太郎さんの世界観が好きです。

  • 道尾秀介と小路幸也に○

  • 出張の電車移動中、あまりに暇だったので上野駅で購入。やはり、短編は読みやすい。好き。
    ホラーと銘打ってあったので、身構えていたんだけど、始め2話はホラーというか推理物で、肩すかしを喰らった。あまり怖くはなかったし。でも雰囲気は良かった。
    『熱帯夜』以降は一気読み。
    この話以降はちょっとホラーだった。
    短編はほとんど通勤15分の間に読む用なんだけど、面白くてつい家で読んでしまった。

    『幻の女』 
    久々に有栖川読んだ。有栖川ってこんな感じだったんだ……。前回読んだのは高校生。なんか赤川次郎的な爽やかさを感じた。人、殺されてるんだけどね。
     
    『流れ星の作り方』
    えーと……なんかのスピンオフなんでしょうか?この話も良かったんだけど、スピンオフなら、本編の方を読んでみたい。他の話にはだいたい幽霊が出てきてますが……なんでこの話がこの短編集に載ったのかよくわからなかった。私が見落としてるだけ?
     
    『話し石』
    石田衣良さん……顔は知ってましたが、小説は初めて読みました。星新一を意識して書いたんだろうけど、冒頭でそのようなことを書かれると、つい比べてしまい、いまいち物足りない気分になった。やはりショートショートで星新一に勝てる作家っていないよ。
     
    ※石田さん、初めて読んだと思ってたら、別のアンソロジーで読んでました。しかも私が好きだと思っていた作品でした。うわー。でも、それと比べても、この『話し石』は良作を呼べない。残念。

    『熱帯夜』
    さすが鈴木光司さん、ホラーの巨匠……といっても私、読破したのファンタジー小説の『楽園』だけですが……(リングは途中挫折)。
    女性のヒステリーが精神的にジワジワくる。男性にしか書けない、女性の得体の知れない怖さ。

    『嘘をついた』
    短編でここまで綺麗にエンターテイメントを詰め込めるのはすごいと思う。ホラーあり、推理要素あり、登場人物一人一人の感情も分かりやすく且つまとまっていて読みやすい。ただ、短編なため、どうしてもご都合主義的なところもあったけど、まぁ、それは仕方ない気がする。かなり好き。
     
    『最後から2番目の恋』
    バク主体で、色んな話を短編集にしてもらえないだろうか。バクの設定がかなり美味しい。雰囲気も好き。……で、最後の恋ってのは結局??
     
    『夕闇地蔵』
    誰かっ!映像化してくれ!!
    アニメでもいい!実写でもいい!

  • 道尾さんは「向日葵の…」を読んでから、もう絶対読まないって思ってましたが、この話で印象が変わりました。シリーズの番外編みたいだから、探して読んでみようかな。
    有栖川さんの刑事さんは懐かしい。
    小路さんはこのバクの連作で一冊になってます。大好きな一冊です。
    恒川さんが最大の収穫でした。

著者プロフィール

有栖川 有栖(ありすがわ ありす)
1959年、大阪市東住吉区生まれの小説家・推理作家。有栖川有栖・創作塾の塾長。
同志社大学法学部法律学科卒業後に書店へ就職。それまでも学生時代から新人賞や雑誌への投稿を繰り返していたが、1989年江戸川乱歩賞に投稿した『月光ゲーム Yの悲劇 '88』が東京創元社編集長の目に止まり、大幅に改稿した上で刊行し、単行本デビューとなった。1994年、書店を退職して作家専業となる。1996年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。1999年から綾辻行人と共作でテレビ番組『安楽椅子探偵』シリーズ原作を担当する。
2003年、第56回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した『マレー鉄道の謎』、2007年発表作で「本格ミステリ・ベスト10」で第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」で第3位、「黄金の本格ミステリー」に選出と高く評価された『女王国の城』など、多くの作品がミステリ賞で高く評価されている。
2000年11月より2005年6月まで、本格ミステリ作家クラブ初代会長を務める。

有栖川有栖の作品

ツイートする