悟浄出立 (新潮文庫 ま 48-1)

著者 : 万城目学
  • 新潮社 (2016年12月23日発売)
3.72
  • (21)
  • (49)
  • (36)
  • (7)
  • (1)
  • 389人登録
  • 63レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101206615

作品紹介

おまえを主人公にしてやろうか! これこそ、万城目学がずっと描きたかった物語――。勇猛な悟空や向こう見ずの八戒の陰に隠れ、力なき傍観者となり果てた身を恥じる悟浄。ともに妖魔に捕えられた日、悟浄は「何も行動せず、何も発言せず」の自分を打ち破るかのように、長らく抱いてきた疑問を八戒に投げかけた……。中国古典の世界を縦横無尽に跳び、人生で最も強烈な“一瞬”を照らす五編。

悟浄出立 (新潮文庫 ま 48-1)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • タイトルや装丁にある西遊記より、三国志や司馬遷の話のほうが、私は好きだ。

  • 西遊記や三国志、史記など中国の古典の登場人物を取り上げた短編集。
    それぞれの物語の一場面を切り取って描いている。
    話としてはソツなくまとまっている感じ。文章はとてもまじめ。いつもの万城目さん節はないのでそれを期待していると肩透かしを食う。

  • 中国古典から切り取られた5つの短編。万城目作品だけど、いつものおかしみとはちょっと味わいが違って、湿度のある憂いを感じる。
    「西遊記」を思い出そうとすると、昔読んだ絵本の絵と、『最遊記』の漫画とアニメ両方に、香取慎吾のドラマ版の映像がぐるぐるする。
    なので『悟浄出立』は表紙絵があってありがたかったです。脳内再生の補正が楽だった。(20170219)

  • 泣けた。
    中国史さっぱりわからないし、真・三国無双しかわからないし、でも泣けた。

    虞美人の話と司馬遷の話がいいなと思った。
    あとは、諸葛孔明に惚れそうになった。

    で、つられて中島敦を読んでみようと思いました。

  • 短編集
    中島敦も読まなきゃ
    いろんな方法で人は戦う

  • 物語の登場人物のその後を想像することはままある。でも本作ほど掘り下げてられていると、只々凄いと感心してしまった。遊び心なんだろうけど、そんな万城目さんがますます好きになりました。
    あらすじ(背表紙より)
    おまえを主人公にしてやろうか! これこそ、万城目学がずっと描きたかった物語――。勇猛な悟空や向こう見ずの八戒の陰に隠れ、力なき傍観者となり果てた身を恥じる悟浄。ともに妖魔に捕えられた日、悟浄は「何も行動せず、何も発言せず」の自分を打ち破るかのように、長らく抱いてきた疑問を八戒に投げかけた……。中国古典の世界を縦横無尽に跳び、人生で最も強烈な“一瞬”を照らす五編。

  • いやこれは、いつもの万城目調は全くないね。
    作者名を伏せて読んだら絶対にわからないだろうな。
    むしろ実に正統な歴史小説だ。
    こう言うのも書けたんだとちょっとビックリ。

    5つの短編が入っているのだけど、題名から西遊記関係の話が続くのかと思ったら、それは最初の一編だけで後は三国志や史記を下敷きに、脇役だった人たちを主人公にした話だった。
    幸いなことにどれも原典のお話はすぐにわかったので、作者がそれをどのように料理したかがわかって面白かった。
    個人的には虞美人の話と司馬遷の話が好み。
    虞美人の設定が絶妙でその最期も印象的。
    そして司馬遷に再び筆を執らせる娘の激情がいい。
    やっぱり想いの物語が好きなんだよね。

    この勢いで作者にはぜひ中華なファンタジーを書いて欲しい。

  • 面白かった!西遊記についてよく考えたらあまり知らないな…と思いました。なんで旅を始めたんだっけ?この四人で?
    そして短編集だと思っていなかったのでいきなり三國志が始まってビックリ。笑
    趙雲のことが大好きなせいか泣いてしまいました…
    中国文学、三國志しかわからないことに今さら気がつきました。他にも読んでみようかな

  • ショートストーリー、沙悟浄目線の西遊記が良かった。

  • 息抜き 話は巧い

全63件中 1 - 10件を表示

悟浄出立 (新潮文庫 ま 48-1)のその他の作品

悟浄出立(新潮文庫) Kindle版 悟浄出立(新潮文庫) 万城目学

万城目学の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
恩田 陸
有効な右矢印 無効な右矢印

悟浄出立 (新潮文庫 ま 48-1)を本棚に登録しているひと

ツイートする