磁極反転の日 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.56
  • (2)
  • (7)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 71
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101207612

作品紹介・あらすじ

地球のN極とS極が反転し始めた。大規模地磁気嵐が発生し、東京上空にオーロラが出現。異様な寒冷化と降り注ぐ宇宙線に不安が広がる中、女性記者浅田柊の耳に奇妙な話が聞こえてくる。都内の病院から妊婦たちが次々と失踪しているというのだ……。謎の団体、脳科学の闇、不可解な妊婦の死。取材の果て、柊が突き止めた恐るべき真相とは。パニックSFの新たなる傑作。『磁極反転』改題。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2018/3/1半分くらいまで読むがパニックのようなものは無くダラダラ、期待外れでやめる。

  •  地球物理学の本としてとても面白かった。多くの新知識を得られたのがうれしい、という小説読後の感想とはちょっと違う感じを持った。
     今まで全く興味のなかった分野で、なぜ本書を読もうと思ったのかは不明。しかし読んだらおもろかった。小説としてのストーリーの印象がかなり薄いくらいに、地磁気やらフレアだのと言った専門用語にひかれた。

  •  地球の磁極反転による人類の大混乱の様子にしては、迫力が足りない、なぞの宗教団体、失踪した妊婦たちの件は、この緊迫した状態を表現するには役不足である。そういうこと(なぞの宗教団体、失踪した妊婦たちの件)はあるかもしれないが、地球の終末の小説だとしたら、もっと過激である方が好みだった。

  • 題材はとてもおもしろい。大げさな世界設定の中で静かな日常が流れるという様式はよろしいけれど、裏でもっと騒動が起きているというのが見たかった。
    ミステリ部分はやや蛇足。見せ方と引っ張り方が腑に落ちない。

  • このところ地球科学に興味がわいており、たまたま新潮文庫の新刊にこのタイトルを見つけて手にした。著者の経歴にも興味をもち少し悩んだ末、購入した。5日間ほどで読了。次々と近未来に起こりそうな話題が提供され、読んでいる間は小説の中の話と実際に起こったことが混乱していた。先日の新聞には1200年ころに日本で見えた赤いオーロラの話が出ていた。4月に入ってもなかなか晴れず、気温も上がらずで、これは宇宙線のなせる業かと思うほどであった。さて、話のもって行き方はマイクル・クライトンをほうふつさせるのだが、何か物足りなさを感じる。途中からスピード感がなくなって来る。何なのか、何が違うのか、と考えてみた。結論は、人が死なないということだった。ここではそれほど重要でない人物が2人死んだだけだった。一方のクライトンの小説は、重要な登場人物が次々と死んでいく。何人殺すのかというくらい。だから面白いというのではないが、最後までハラハラドキドキ、スピード感が衰えない。が、本書も、素材がいい分、うまく映画に仕上げると面白いものができるかもしれない。ラストフェイズで電車の中でスマホでなく文庫本をひらいている人が多いという件がある。きっと著者自身の想いと私の想いが重なるところでもあるのだろうと感じた。

  • 磁極反転がある意味頻繁に起こっていることなど知らんかった。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

著者紹介
1972)年大阪生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻。博士課程修了後、大学勤務を経て、2010年『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞。2019年『月まで三キロ』で新田次郎賞を受賞した。著書に『磁極反転の日』『蝶が舞ったら謎のち晴れ――気象予報士・蝶子の推理――』『博物館のファントム 箕作教授の事件簿』『ブルーネス』『ルカの方舟』『梟のシエスタ』など。

「2020年 『コンタミ 科学汚染』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊与原新の作品

ツイートする
×