今日われ生きてあり (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101209159

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  • 特攻は美化できない。
    しかし、特攻を決意した若者たちの清らかさ、実直さには、心打たれます。

  • 「智恵子   会いたい・・・話したい・・・無性に」

    太平洋戦争末期、整備も不充分な機体で、片道分の燃料と250kgの爆弾を積み、敵艦を目指して飛び立つ若者たちの最後の手紙。

    国のため、家族のため、愛する人のため。

    初めて活字で泣いた。

  • 終戦前の特攻隊員や隊員を取り巻く家族、お世話をした人びとの、遺書や手紙、日記を物語に仕立てたノンフィクションです。
    各章が独立しているので、注目するところから読み進むことができます。
    しかし、せつないです。
    いまの平和な暮らしの礎には、国のために若くして潔くその身を捧げた人達がいることを、けして忘れてはいけないと感じます。

  • この本は、涙無しに読めません。また、自分の祖父の時代の出来事でもあり、インドネシアで亡くなったと聞いた。自分が祖父の時代に生きていたら、強く生き切ることが出来るのだろうか?と考える。

  • 沖縄という犠牲があり、特攻隊という犠牲があって、本土は守られた。やがて敗戦の精神的空白にマルクス主義が浸透する。その勢いはいよいよ盛んになり、1960年代から70年代に渡る安保闘争で頂点に至る。当時、自衛隊は日陰者として扱われた。戦力放棄を謳った戦後憲法の下(もと)で自衛隊員は公務員と位置づけられた。決起を呼びかけた三島由紀夫に対して、自衛隊員が野次と怒号で応じた時、特攻の精神は死に絶えたのだろう。
    http://sessendo.blogspot.jp/2016/02/blog-post_95.html

  • 太平洋戦争末期に天号作戦で散った特攻隊員について、彼らの日記、遺書、関係者の談話をまとめた19話が収められている。1983~85年に月刊仏教誌「東方界」に連載され、1985年に単行本で発刊、1993年に文庫化された。
    巻頭に載せられた数枚の写真~「特攻出撃直前 整備兵たちと別れの盃をかわす飛行兵たち」、「特攻天号作戦出撃の第二十振武隊穴沢少尉機を見送る知覧高女三年生たち」、「戦友の遺骨を胸に整備兵の心づくしの鯉のぼりと共に出撃」。。。これらの写真を見るだけでも胸に迫るものがあるが、この飛行兵たちが、どのような想いで知覧を飛び立っていったのか。。。
    「俺たちの苦しみと死が、俺たちの父や母や弟妹たち、愛する人たちの幸福のために、たとへわづかでも役立つものなら・・・」(長谷川信少尉の日記)
    「おわかれの時がきました。兄ちやんはいよいよ出げきします。この手紙がとどくころは、沖なはの海に散つてゐます。思ひがけない父、母の死で、幼い静ちやんを一人のこしていくのは、とてもかなしいのですが・・・時計と軍刀も送ります。・・・売つてお金にかへなさい。兄ちやんのかたみなどより、これからの静ちやんの人生のはうが大じなのです」(大石清伍長の妹への遺書)等
    あまりにも純粋で、ひたむきで、一途で、美しい若者たちの想いが、胸を締め付ける。
    永遠に読み継がれていくべき類の作品と言える。
    (2010年8月了)

  • 確かに感動するが、言い回しが古いのを説明して欲しかった。

  • 特攻隊少年飛行兵。
    美化したらダメだよね。繰り返してはならない。

  • 特攻にまつわる哀しい物語.

  • 4101209154 265p 2005・6・25 8刷

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