ドッグ・メーカー: 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治 (新潮文庫)

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著者 : 深町秋生
  • 新潮社 (2017年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101209715

作品紹介

黒滝誠治警部補、非合法な手段を辞さず、数々の事件を解決してきた元凄腕刑事。現在は人事一課に所属している。ひと月前、赤坂署の悪徳刑事を内偵中の同僚が何者かに殺害された。黒滝は、希代の “寝業師”白幡警務部長、美しくも苛烈なキャリア相馬美貴の命を受け、捜査を開始する。その行く手は修羅道へと がっていた。猛毒を以て巨悪を倒す。最も危険な監察が警察小説の新たな扉を開く。

ドッグ・メーカー: 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • これは面白かった。やり口がかなり汚いので人によっては嫌悪感を持つかも知れない。それでも、非情な手段を用いながらも巨悪を許さないとする正義感を感じるので、不思議と清々しさも感じます。
    それなりにボリュームのある小説ですが、冒頭から緊張感が途切れないので、結構一気に読めます。

  • 深町秋生『ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治』新潮文庫。


    警察の身内でさえも飼い犬に仕立て上げるドッグ・メーカーと恐れられる黒滝誠治を主人公にした、かなりハードな警察小説。深町秋生らしい警察小説であり、なかなか面白い。

    腐敗し切った警察組織の中で非合法な手段も辞さず、徹底的に正義を追求する黒滝のアウトローぶりが良い。

    凄腕刑事の黒滝は左遷され、煮え湯を飲まされた揚げ句に人事一課に引き上げられる。赤坂署の悪徳刑事を内偵中に何者かに殺害された同僚の背後に一体何があったのか、黒滝は身内にも疑いの眼を向け、単身危険な場所に足を踏み入れる…

  • 最初はまるでヒール役かと思われた黒滝が 話が進むにつれ 実はそうでもないことがわかったり。
    どこかで折れてしまうのかと思われた美貴が 信念を貫き通したり。
    黒滝のいい相棒と思われた羽場が 実はいつのまにかヒールになってたり。
    ほんとに味方なのか最後まで判断つかなかった白幡も。
    どの方向に話が進むのか ハラハラして 一気に読ませる。
    白幡が回してきた井筒だけど なんかこの人だけは一貫して信頼できると思えた。山形弁の威力かなぁ。方言ってなぜかいい人に見せる。でも こんなやり手がただのいい人なわけないか…笑。

    今回久しぶりに手にした深町秋生の3作品は それぞれほんと面白くて どれも一気読みさせる。

  • 面白かった。登場人物がいずれも一癖二癖あり。最後も、これで完結でも続編があってもいいと思える終わり方。

  • さすが深町秋生、今回も読ませてくれました。
    深町作品に登場する刑事はやることは犯罪スレスレ(いや、犯罪か(笑))でも気骨があり、思わず応援してしまいます。

    今回は、ドッグ・メーカーと呼ばれる男、黒滝が上司の命を受け暗躍します。
    ドッグ・メーカーとは、警察やヤクザたちを自分のエス(犬)にし、様々な情報を得ること。そして、数多くの事件を解決してきました。

    ある悪徳警官を追っていたある監察官が、何者かにより滅多刺しにされ殺された。その捜査を引き続き黒滝が請け負った。
    悪徳警官の部下を飼い慣らし、妻を犬にし、不正を暴き真相に近づきかけた黒滝の前に様々な壁が立ちはだかり・・・。
    次から次へと襲いかかる壁。二転三転する事実。本当に息もつかせぬ展開に一気読みすること間違いなし。

    本当のドッグ・メーカーは・・・。

  • なかなかの迫力もの、黒滝の追求と、上司の美貴コンビがさえる。警視庁のトップの派閥争いと、警官の堕落の責任のなすり合い。どろどろの中でどう立ち回るか。これは結構一気に読めてしまう。良かった。

  • 読みごたえもあり、エンディングも◎。

  • 文庫だと思って甘く見てたら600ページ越えの大作だった。冒頭からいきなり引き込ませる展開でこれまで読んだ監察モノとは一線を画していた。対決相手と見られたものが比較的あっさり消え、実質的に裏で仕切っていた者も消され良い意味で裏切られた感がある。実行犯も逃げ真の黒幕も現れなかったので続編に期待したい。

  • 住居侵入、盗聴、盗撮、脅迫・・・違法な手段を使って「イヌ(情報提供者)」を作り出し、捜査を行う、黒滝。かつてはその手腕で多数の業績を上げたが、トラブルがあって左遷され、その後、警察を取り締まる警察官である監察へと異動となった。

    イヌを作る人間だから、異名は「ドッグ・メーカー」。周囲の人間に疎んじられ忌まれる存在である黒滝が嗅ぎ付けあぶり出そうとした巨悪の存在との対決を描いた物語だ。

    権謀術数をめぐらす上層部たちに、決して清いとは言えない濁りを抱えた黒滝。
    彼の上司であり一輪の花でありながら烈女でもある美貴、喰えない古だぬきの上長に元公安の老兵。キャラクターが個性的で鮮烈だ。
    泥臭く、血なまぐさい闘いはハードボイルドな味付けで、精悍な俳優を取りそろえて刑事ドラマなどにしたら映えそうだなと感じた。

  • 登場人物のキャラクターが、みな立っている。
    生き生きしていて、映像が頭に浮かぶ。
    ストーリーも巧み。何かが見えてきそうになると予期せぬ次の展開が。
    緊迫感が続き、ドキドキしながら読み進められる。
    黒滝誠治と相馬美貴の名コンビ、続編期待。

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