騎手の誇り (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.38
  • (2)
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 26
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101211312

作品紹介・あらすじ

12年前の落馬事故――父の死の真相を知るため、騎手になった――。父子の絆に感涙必至の長編ミステリ。十二年前の落馬事故──。その真相を知るために、息子・和輝も騎手となり、かつての父の好敵手で、不動のトップ騎手・平賀と同じ廐舎に入った。父は、本当は平賀に殺されたのではないか……。新人競馬担当記者・仁美とともに事故の謎を追う中で、平賀のある秘密に気づいた和輝は、自らの身にも迫る危険を感じ取る。亡き父と息子の絆に涙する、長編ミステリ。『サイレントステップ』改題。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • うーん、拍子抜けというか肩透かしを食らったような結末というか。面白かったというには、薄味な一冊だった。

  • 違う本を買うつもりで本屋に行ったら、新刊の棚で「騎手」という文字が目に入って、こちらを買ってしまう。競馬ファンならではの巡り合わせ。
    落馬事故で命を落とした父の後を追って、自分も騎手になった小山和輝が主人公。
    しかし、騎手になった動機というのが、父の死の真相を知るためっていうのはどうよ?
    獣医でも見抜けない怪我があって、それが都合良くレースで発症し、騎手が落ちて亡くなる、そんな“仕組まれた落馬事故”なんて、フィクションにせよ、フィクションなりのリアリティーに欠けるわな。
    彼と一緒に過去の出来事を追うのが、スポーツ紙の女性記者 津川仁美。
    彼女が和輝に協力する理由というのが、また情けない理由で、これもどうよ?
    一応、謎追いの体になっているけど、事故の時の関係者を訪ねれば、その人がすんなり色んなことを喋ってくれるのにも拍子抜け。まあ、そうでなくても、真相は和輝が思っているものではなかろうというのは、書き方からして想像出来る。
    競馬社会の様子はまあまあ良く書けているけど、ダイヤモンドステークスの日でデビューから丁度3年経つっていうのもおかしければ、レースの時の馬の足音のリズムが『タッタカ、タッタカ』はないでしょう。
    ちょっと残念でした。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

本城雅人(ほんじょう・まさと)
1965年神奈川県藤沢市生まれ。明治学院大学経済学部卒業。産経新聞社勤務を経て、2009年『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞最終候補作となり小説家デビュー。2010年同作で第1回サムライジャパン野球文学賞大賞を受賞。2015年『トリダシ』で第18回大藪春彦賞候補、第37回吉川英治文学新人賞候補。2017年『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞受賞。2018年春に同作がドラマ化される。同年、『傍流の記者』で初の直木賞ノミネート。

騎手の誇り (新潮文庫)のその他の作品

騎手の誇り(新潮文庫) Kindle版 騎手の誇り(新潮文庫) 本城雅人

本城雅人の作品

ツイートする