辰巳八景 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101213422

感想・レビュー・書評

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  • 江戸深川が舞台の八つの短編集

  • 山本一力の真骨頂とも言える深川を舞台とした時代物短編8編集でした。8編を八景とタイトルでかけているのも粋な感じです。
    どの短編も素朴な人情話なのですが、それぞれ違ったテイストで面白かったですね!
    最初の忠臣蔵の末後を取り扱った話が特に良かったです!

  • 江戸の庶民、職を持った人たちを中心にその暮らし、人との関わりを8つの短編にした作品。江戸っ子らしい気っ風の良さと、最後に主人公が気づく新たな発見は、読んでいて清々しい。2017.10.19

  • 辰巳を舞台にした短編集。短編集ではあるが、時代設定は1700年ごろから150年程を順々にくだっていく。
    時代が移り変わって同じ場所でも色々と変わっていく中でも、人々の生活や悩みはそうそう変わらないなあと思えた。

  • 気分の伸びやかなときに読めば、それぞれ江戸風俗の佳品と思うのかもしれない。

  • 2014年新年最初の本は、大切な人の影響を受けた山本一力さんにしました。深川が舞台で生き生きと生活している人。切ない恋。潔い女性がとてもステキでした。読んで良かったと思った短編集でした。

  • この方の本は結構好きなんだけど、
    やっぱり短編になると、状況や人の説明が文章のほとんどを占めてしまって、
    この人の特徴である気持ちの描写が減ってしまうのが難点。。

    まぁ長編だと気持ちの描写は長くて楽しめるんだけど、最後の終わり方がうやむやで消化不良。。という事も多いんだけど。。

    山本さんの作品はここしばらく読んで来たけど、ちょっとお休みしようかな~。って感じです。

  • 2013/08/12読み始め

  • 小笠原流の礼法が出てきて懐かしかった。乳通り。

  • 深川に実在したであろう場所を舞台にした8つの短編集。いずれも、登場人物の優しさや、心意気、無念さが描かれていて、心地よい読後であった。

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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