薬指の標本 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 7895
レビュー : 1097
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101215211

作品紹介・あらすじ

楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。人々が思い出の品々を持ち込む「標本室」で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは…。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。

感想・レビュー・書評

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  • 官能小説とは
    安っぽいエロ小説を指すのではなく、
    本来こういった
    行間の隙間から滲み出る、
    甘美でいて静謐な
    抑制された文体で書かれた作品にこそ相応しい呼び名ではないのか?
    (小川さんがそれを望むかどうかは別として笑)

    直接的なエロ描写を描かずとも
    エロチックで官能的な表現は可能なんだということを
    自分は小川さんの小説から知りました。


    なぁ~んてことを大真面目に語りたくなるくらい
    この人の文章は読んでると
    いつまでも浸っていたくなるし、
    妙にドキドキさせてくれるんですよね~(笑)


    サイダーを桃色に染める薬指の肉片。
    背徳の香り漂う、浴場での甘い囁きと秘密の逢瀬。
    白い麻のワンピースと黒い革靴のコントラスト。
    足を侵食し始める奇妙な革靴。
    気持ちを抑えるための小さなため息。
    机の上でゆっくりと溶けていくピーナッツチョコレート。


    本作はニ編からなる短編集だけど、
    とにかく表題作『薬指の標本』
    の耽美な世界観に魅せられましたよ(。>A<。)

    どこか幻想的で淫靡な匂いを放ちながらも
    小川さんの真骨頂である
    知性や品性を損なわない美しい文体に
    わずか90ページの短編ながら
    十二分に酔いしれることができます。


    忘れたい思い出の品を標本にする仕事に就いた主人公の女性が堕ちていく
    もどかしくも官能的な日々。

    標本室に依頼人が持ち込む物は様々で、
    火事で家族を亡くした少女は
    焼け跡で見つけたというキノコを、
    ある女性は恋人が誕生日にくれた楽譜に書かれた音を、
    青年はビーカーに入った精液を。
    老人は飼っていた文鳥の骨を。


    やがて標本技士の男に淡い恋心を抱く主人公。

    縛り付け支配したい男と
    その男に縛られ絡めとられたい女。

    束縛という甘い果実に囚われ
    嫉妬心と独占欲にがんじがらめになる女性が
    あわれでもあり痛々しくもあり、
    彼女が最後に選んだ狂気の結末に背筋が凍りつきます。


    ある意味下手なホラー映画より
    コワい話だけど、
    とにかく視覚や聴覚を刺激する
    慎み深い文体が読むことを止めさせてくれないし、
    ラスト10行の美しさは圧巻の一言。
    (残酷で痛々しいハズのサイダーの中を落ちていく指の描写がまた何故だか美し過ぎて、読後しばらく頭から離れません)


    フランスでほぼ原作に忠実に
    この世界観が映画化されたとのことなので
    そちらも観てみたいなぁ~(^^)

    • 橘さん
      円さんこんにちは。

      わたし、小説で一番好きなのがこの、小川洋子さんの「薬指の標本」なのです。
      直接的な表現はなくても、とても危ういと...
      円さんこんにちは。

      わたし、小説で一番好きなのがこの、小川洋子さんの「薬指の標本」なのです。
      直接的な表現はなくても、とても危ういところが狂気的で、うっとりしてしまいます。

      映画も観ましたよ。
      DVDを買ってしまいました。
      映画ではモチーフが変えられてたり、加わった設定があったりするのですが、源作の空気は損なわれていませんでした。
      とても素敵だったので、読み友さんたちに貸しまくりましたが、皆さん良かったと言ってくださったので、円さんも機会がありましたらぜひ!
      2018/02/10
  • 僕にとっては、この本は純文学の最高峰です。
    文章によって描かれる芸術。
    『愛』とはなにかを文章にしたらこうなるのではないでしょうか。

    もちろん、誰が読んでも『最高』かと言われれば、もちろんそれは違うでしょう。
    だって、どんな美術作品でも「素晴らしい」と思う人もいれば「全く意味が分からない」と思う人もいるのは当然です。

    僕もそれはそれで良いと思います。
    芸術家も万人受けする芸術作品を創ろうとは思っていないでしょうし、そんなことを狙って作品を創る人は、『芸術家』とは呼ばれてもいないでしょうから。
    この文章が刺さるか、刺さらないかは、読む人それぞれによって違うと思います。
    そして若いときにはまったく分からなかったものが、年を経たことによって分かるようになることもありますし、恋愛をして、辛い失恋をしたからこそ分かるというものもあるかもしれません。

    本書は『薬指の標本』『六角形の小部屋』の2篇が登載された中編小説集。いずれの物語も約100ページの物語なのですぐに読み切ってしまうことができます。
    短い物語ですが、読後の僕の心には、非常に大きなものが残りました。

    第一遍の『薬指の標本』の主人公の「私」は21歳の若い女性。
    相手の男性・弟子丸氏は標本技術士・・・・・・という職業と言ってしまってよいのかよく分かりませんが、あらゆるものを標本にすることができる人です。
    「私」と弟子丸氏はたった二人でキノコや小鳥の骨や楽譜に織り込まれた音楽そのものなど、あらゆる物を標本にする仕事をしています。
    弟子丸氏は標本を作り、「私」は事務仕事をしています。

    ある時「私」は弟子丸氏から素敵な靴をプレゼントされ、弟子丸氏から「いつも僕といるときはこの靴を履いて欲しい」とお願いされるのです。

    この小説はあくまでも「私」の視点から描かれ、弟子丸氏の心の内はまったく分かりません。弟子丸氏は「私」のことを愛してくれているのか。
    それとも弟子丸氏にとって「私」はただの『標本』にしか過ぎないのか・・・。
    古びて今はその機能をまったく有していない大浴場で行われる、勤務後に二人でひっそりと行う逢瀬は、エロティックともミステリアスとも言える、不思議な行為が行われます。
    「私」はそんな弟子丸氏に途方もなく惹かれていくのです。

    小川洋子さんが紡ぎ出す文章には、『愛』や『恋』という直接的な表現はほとんど出てきません。しかし、行間からあふれ出す「私」の心情は読者の心にこれでもかというくらい激しく打ちつけてきます。

    弟子丸氏が決して他人を中に入れなかった標本室を「私」がノックするというラストシーンは、読む人によって千差万別の解釈があると思います。

    このラストシーンには非常に感動しました。
    若い「私」にとっての『愛』とは、心も体も、そしてその精神ですら、愛した相手に物理的に取り込まれてしまうということが『愛』だったのではないでしょうか。
    そこには「良い・悪い」はありませんし、「他人からどう思われる」とか「世間体がどう」とか「将来はどうなるの」とか、そういう世俗的なものは全て超越してしまって、「私」は純粋に『愛』だけに身を捧げてしまうのです。


    そしてもう一つの物語『六角形の小部屋』
    こちらの作品も、不思議な雰囲気でした。
    大学病院で事務仕事をしている主人公の「私」が出会うのはある建物に設置された『六角形の小部屋』、その中では人は自分の言いたいことを一人で言うことができます。

    その『六角形の小部屋』には多くの人が訪れ、誰もがその中に一人で入り、短ければ数分、長い人なら30分以上、その中で独白します。
    誰もその中でどんなことを話すのかは知りませんし、誰もその内容を聞いていません。
    「私」は、その中で何を話すのでしょうか。

    今の「私」は婚約までしていた医師の男性と別れたばかりです。
    しかも、「私」が一方的に相手を振ってしまったのです。
    そのことについてわだかまりを持っている「私」はその『六角形の小部屋』の中である秘密を話すことになります・・・。



    今、僕は世俗にまみれて暮らしていますし、それなりの年齢に達したので『恋』だの『愛』だのに全身全霊をかけることができるかと言えば、ちょっと難しいかなとも思っています。
    しかし、ではそれを全て捨てて、世俗だけに集中してしまえばよいかと言えば、それはそれでまた寂しいとも感じています。

    こういった小川洋子さんの描く美しい『愛』を描いた小説を読むことで、自分の出来なかった、あるいは、自分の心の奥底では求めているであろう『愛』の形、理想の形である『愛する』ということを、こういった文章を自分の心の中に染み込ませることによって、ある意味においてはそれを実現させているということも言えるのです。

    僕にとって、このような経験を与えてくれる作家さんは多くはいません。
    そのような作家さんに出会えたことは僕には奇跡のような体験です。

    そして、この本も僕の心の一番深いところにある書棚の中にそっとしまっておきたい本の一冊になったのです。

    • kazzu008さん
      fukuさん、こんにちは。
      おすすめの本書を読ませていただきました。
      小川洋子さんの小説はまだ3冊目ですが、どれも素晴らしいですね。
      ...
      fukuさん、こんにちは。
      おすすめの本書を読ませていただきました。
      小川洋子さんの小説はまだ3冊目ですが、どれも素晴らしいですね。
      前回読んだ『博士の愛した数式』も『密やかな結晶』も良かったですが、本書にも衝撃を受けました。
      小川洋子さんの描くこの不思議な雰囲気はもうくせになりますね。もっと小川洋子さんの作品を読みたくなりました。
      素敵なコメントありがとうございました。
      2019/10/24
    • 地球っこさん
      kazzu008さん、おはようございます。
      とても心が熱くなる素敵なレビューですね!
      私も小川洋子さん、大好きです。
      「薬指の標本」も...
      kazzu008さん、おはようございます。
      とても心が熱くなる素敵なレビューですね!
      私も小川洋子さん、大好きです。
      「薬指の標本」も印象深い作品でした。
      全ての小川作品を読んだわけではないのですが、私にとって今のところ一番大好きな作品は「余白の愛」です。もしまた機会がありましたら、お手に取ってみてくださいね。
      最近、ご無沙汰だった小川洋子さんでしたが、kazzu008さんのレビューを読ませていただいて、また小川ワールドに浸りたくなってきました。ありがとうございます♪
      2019/10/26
    • kazzu008さん
      地球っこさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      小川洋子さんの作品、すごく良いですよね。
      僕もまだ3作目ですので、まだまだ...
      地球っこさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      小川洋子さんの作品、すごく良いですよね。
      僕もまだ3作目ですので、まだまだ初心者ですが、もうすっかりファンになってしまいました。
      『余白の愛』ですか、知りませんでした。ぜひ今度読んでみようと思います。
      ありがとうございました!
      2019/10/27
  • 喪失したからこそ永遠に忘れられないものがある。それは、繰り返し思い出し、懐かしむものではなく、心の奥底に封じ込め、分離し、完結させるもの。人はそれを「標本」にする。

    存在したものが消えてなくなること。
    それは万物の理とでもいうのかな。
    けれどこの作品で、「ある」ものと「ない」もの、その両方が不安定な均衡で一緒に存在することに気づかされた。
    消滅したはずのものが「標本」を通じて、そこにあること。とても神秘的でありながら、あまりにも当然のことのようにも思えるのだ。

    彼の手のなかで揺らめく「わたし」の一部。ひそやかに恍惚に。「わたし」はそこにある。

  • 再読。実に久しぶり。小川さんはこの頃からだんだんと体の一部を少しずつ、徐々に失くしていく話を頻繁に書いていくけれど、私はこのくらいの、匂わせる程度の話が好きだなあ。欠けた薬指の標本以外のわたしや、六角形の小部屋に吸い込まれた声は、どこかに留まることができるのだろうか。あと、読み返してみて、肉片の桃色や革靴の黒と、色彩が意外とエロティックだったことに気がついた。

  • どうしてこうも、小川洋子さんの小説はなんともいえず、エロティックなんだろうか。
    そのエロティックさはただ裸になるとか、そういうことではない。欠けた薬指。靴に侵食される足。標本室。これらが読み進めていくうちに、なんともいえぬエロティックさに変わっていく。
    とても怪しい世界なのに、抜け出したくないような気持ちにさせる。いつまでも浸っていたいと思わずにはいられない。読後も、肌にいつまでも小川洋子さんの世界がまとわりついてくる。それが心地よい。

  • 静かで澄んだ空気の中に、緊迫した空気を感じる、不思議な物語。
    危なくて、なまめかしくて、美しい。

    もうひとつの「六角形の小部屋」では、人の心のとりとめのなさを感じた。
    きっと、誰の心の中にもカタリコベヤがあって、語りつくせない言葉たちが静かに封印されているのだろう。

  • 今回も小川洋子さんの世界に引き込まれる。
    穏やかで密やかな世界。
    ありえないほど現実離れしたことを書いているわけではないのに、自分の生きている世界とは違うベールの向こう側にある世界のことを話しているような、それでいて空想ばかりで莫迦らしくはない。
    当たり前と言えば当たり前だけれど、この小川洋子さんの世界が苦手なひとは苦手だろうし、好きなひとは好きだろう。
    ちなみにわたしは好きなひと。

    「薬指の標本」
    標本室で働くことになったわたしは、ある日、技術士から靴を贈られる。
    毎日履いて欲しいと言われるままに、靴を履きつづける。
    あつらえたように靴はわたしにピッタリ馴染む。履いているうちに、靴と足の境がわからなくなってくるほどに。

    読んでいるとちょっとホラーのようにも感じるけれど、別に靴を脱ごうとしたら脱げなくて、脚を切り落としてなんてことにはならない。
    なったら驚く。どうした小川洋子。
    靴に侵食されていく足などと恐ろしいことを書いているのに、小川洋子さんの文章は神秘と愛に溢れている。

    標本室にやって来る客も、技術士も、謎めいたひとばかり。
    結局その謎も何も明らかにならないけれど、そこを読む物語ではないので問題ない。

    封じ込めること、分離すること、完結させることが、ここの標本の意義だからです。
    繰り返し思い出し、懐かしむための品物を持ってくるひとはいないんです。(P23)

    わたしなら、何を標本にしてもらうだろう。
    形にならない過去の想いを標本にすることは不可能なのだろうか。

    「六角形の小部屋」
    プールで出会ったミドリさんを軽い気持ちで追ってみたわたしは、語り小部屋という六角形の小部屋の存続を知る。
    その小部屋で独り言を呟くために様々なひとが訪れる。
    わたしは、ミドリさんと息子のユズルさんに会いたくて、語り小部屋に通うようになる。

    独り言を呟くための小部屋。
    独り言を呟きたければ、トイレにでも篭って好きなだけ呟けばいいとも思うけれど、きっとわざわざ出向いてわざわざひとりになって呟くことに意義があるのだろう。
    独り言って若いときには全く言わなかったけれど、最近気づいたらテレビに向かって話していた自分に衝撃を受けた。
    年を取ったなと。

    小川洋子さんらしい実体のない世界を堪能出来る一冊だった。

  • 小川洋子さんは、物語よりも「世界観」を描いているんだなと思った。
    標本、薬指、靴…
    目指す空気感に似合いの題材を、
    丁寧に織ったような物語。
    話に実を求めるような読み方ではなくて、それに浸ることを楽しむ読み方。

  • 『薬指の~』は再読のはずなのに、靴磨きのおじさんとの話や二人のご婦人の話をすっかり抜かしていた。ソーダ工場に溶け消えた主人公の薬指の先、欠けたままの薬指を彼女は標本技師の思い人へ捧げることを望む。
    二編目の六角柱の話を知り合い二人から薦められていた意味が分かった。背中の痛みの治療のためにプールに通う主人公はあまりに普通の中年女性ミドリさんと出会い妙に気になってしまうところからはじまり、彼女を付けていくうち廃墟のような社宅の管理事務所へ迷い込んでしまう。そこではミドリさんと息子のユズルさんとが生活をしながら“カタリコベヤ”の番をしている場所だった。人々は看板もないその場所へ吸い寄せられたように集まり、一人ずつその中で自分の中に溜まった言葉を吐き出していく。主人公もまた誰にも話したことのない自分をそこで語りはじめていく。
    幻想的というのか、それなのに現実的というのか。そういえば小川節全開。買った小川さんの本二冊目だった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「幻想的というのか、それなのに現実的というのか。」
      小川洋子を読むとゾクゾクっとします。淡々としているから現実味を帯びるのかなぁ、、、←えっ...
      「幻想的というのか、それなのに現実的というのか。」
      小川洋子を読むとゾクゾクっとします。淡々としているから現実味を帯びるのかなぁ、、、←えっと、私は違う感想なのですが、言葉が思いつきません。
      2013/01/04
  • 影は長く伸びて、コツーン・コツーンという足音が、廊下に響くイメージ。
    閉鎖的で、ひんやりとした独特の世界観。
    おそらく舞台は日本だと思うのに、西洋的な雰囲気。
    フランスで映画化されたと聞いて、さもありなんと思った。

    靴があなたを飲み込む。

    それでもいいと思う。

    「わかりやすい」ものがすきな人にはオススメできないが、
    こういう非日常的な世界観が好きな方にはいいかもしれない。

    これまで読んだ小川洋子さんの本で、「わかりやすさ」でいうと、
    博士の愛した数式>ミーナの行進>>猫を抱いて象と泳ぐ>>薬指の標本、
    なんですが、いかがでしょうか。
    ただ、世界観の独特さ、不思議さでいうと、ベクトルは逆になると思います。

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著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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