薬指の標本 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 7871
レビュー : 1096
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101215211

感想・レビュー・書評

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  • 前回いつ読んだか思い出せないが二度目の読了

    綺麗で物寂しい、秋の夜長にぴったりなお話でした

    違う作品も読んでみたい

  • 文章が美しい人なら、とおすすめされた小川洋子さん。
    タイトルに惹かれてこの本を手に取った。
    雨の日のブロック塀のように、じわじわと滲んでいく感じが心地よく、とても好みだった。

  • 独特の雰囲気なのにすぐに引き込まれた。

  • オススメされたので読んでみた。
    境をうしなう物語と、痛みによって異質さを際立たせる物語と。

  • 知人から勧められて読みました。

    独特な狂気の中に中毒性の甘い蜜があって、だんだんと侵食されていくのだけれど、そこには緻密に繊細に象られた美しさがある。
    逃げられないし逃げたくもない。埋もれ続けていたい。

    そんな2つの物語でした。

  • なんて不思議で色っぽい世界なのだろう…
    すてき

  • 不思議な世界
    そして不思議なまま終わってしまう

  • 小川洋子さんってこういう話うまいなー

  • 最近大好きな小川さん。
    おそらくこちらの薬指の標本が人気が高いのかな?
    密やかな結晶の余韻が残ったまま読んでみる。
    ゆっくりと狂気がまとわりつく様な空気感は小川さんらしい。
    自ら進んで、望んで生け贄になるような苦しさを感じながらも納得しているところがなんとも言えない。

    もうひとつの語り小部屋。
    おばあさんと息子はどんな風に生計を立てているのか、世捨て人の様な生活で社会性はあるのかなどなど そっちが気になってしまいました。

  • 再読。おそらく。

  • 標本室がどんな所なのか、想像しながら読んだ。奇妙な空間と登場人物に、怪しげな雰囲気が漂う。登場人物の過去と、その後の生き方がとても気になる。

  • 2編の短編のうち、表題作の『薬指の標本』が特に良かった。静かな文章のなかに潜むどこかほの暗い雰囲気にはまりこんでしまったら抜け出すのが難しい。登場人物の見た目が曖昧なところもよかった。

  • 2編収録。喩えるなら、仄暗くなってきた梅雨の午後、かな。少しぐらい不思議な事が起きても何故か受け入れてしまいそうな。

  • とても静かなエロス

  • 表題作がずっと好き。閉じ込められていたいきもち、に共感しているから…かも

  • 静かな音が聞こえてくるようだった。内容が、というより雰囲気が印象的で、癖になる。冬にまた読みたくなりそう。

  • 読んでると心許なくなる。
    この先どうなるんだろう、という想像が続いていく。
    自分の目の前に、標本室やカタリコベヤが現れたら、どうなるだろう。

  • ふと思い立って再読、いいっすね、なかなか。
    死とフェティシズムと性が微妙に交錯してまさにこの作家だけの世界が堪能できます。
    地下の標本室には何が(誰が)時を止めた形で保存されているのか、向こうの世界に入りそうで入らない微妙な止まり方もよろしいかと思われ。

  • 蔵書。再読。「薬指の標本」と「六角形の小部屋」の2編。未知の物語密やかな物語。

  • 私の中で、小川洋子さんといえばこれ。薬指の標本の妖しい描写や独特の雰囲気は圧倒されるものがある。サイダーのなかに肉片が散っていく想像をするところの表現が好き。

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著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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