まぶた (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.37
  • (100)
  • (248)
  • (548)
  • (68)
  • (9)
本棚登録 : 2250
レビュー : 262
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101215228

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 詩人の卵巣に、ぐっときました。

    ひずみにひそむ世界を密やかに書き上げているように思いました。

    小川洋子さんを凝縮した一冊です。

  • 小川洋子さん、何作か著書のタイトルは知ってたけど読むのは初めて。
    静かで淡々とした文章がすっと馴染んで心地よかった。好みの作家さんかもしれない。他の作品も読んでみよう。
    「飛行機で眠るのは難しい」と「詩人の卵巣」が好き。

  • 日は小川洋子の小説「まぶた」(新潮文庫、2004年)を紹介します。
    たまに本棚を整理すると、「なんでこの本買ったんだっけ」という本が出てきませんか?
    私にとっては、「まぶた」がまさにそんな一冊でした。本棚整理中に発見したのですが、そんなに小川洋子の小説を読んでるわけでもなく、いつ買ったのかも、なんで買ったのかも全く思い出せなかったのでとりあえず読み返してみました。そして思い出しました。
    「まぶた」に収録されている、「バックストローク」という短編がとても良かったので買ったんだ…!と。
    「バックストローク」は水泳選手だった弟の話です。読み終わった後、やるせないような、どうにもできないような、かなしいような気持ちになりますが、とても心に残ります。全くうまく説明できませんが、とても短くてすぐに読める本なので、気が向かれましたらぜひどうぞ。

  • むしょうに読みたくなる小川洋子作品。
    【薬指の標本】みたいな雰囲気。

    ちょっと怖くて、
    ちょっと気持ち悪くて、
    ちょっとわくわくする感じ。

  • ふと目を覚まして薄暗い部屋の中で、
    なんか夢見てた気がするな
    怖い夢だった気がするな
    でも悲しい夢だった気もするな
    ってぼんやりする感覚と似てる。

  • 夢をそのまま文章にしたような短編集( ´ ▽ ` )ノ。
    こういうのが、実はけっこう難しいんだよね(>_<)。見た当人にしか分からないバックストーリーを、いかに説明くさくなく叙述するか?
    夢だから、無意識は喚起されるものの、やはりグサッと胸に刺さるものはないね( ´ ▽ ` )ノ。
    すぐに忘れそう( ´ ▽ ` )ノ。
    忘れた頃にまた読むといい( ´ ▽ ` )ノ。
    2015.4.9

  • 現実と悪夢、生と死の間を行ったり来たり。まぶたの開閉がシャッターのように瞬きひとつで別世界になりそうな緊張感が心地良い。まぶたを閉じると無限の悪夢、開いたままだとそれは死を意味するのだろうか。色々なフェティシズムを含んでいて興味深い。特に強烈なインパクトのある話はないかも知れないが「まぶた」「匂いの収集」「飛行機で眠るのは難しい」がわりと好み。しかし全体を通しての統一感が凄いと思わされた。やっぱり小川ワールド好きだな。

  • 短編の方が読みやすい。フランス映画のような暗さがあります。

  • 大好きな小川洋子さんの短編集。世界観は相変わらず独特で、らしさを発揮している。
    このインパクトのある表紙の本を読んでいる私に「それってどんなお話?」と聞く娘にあらすじをうまく説明できなかった。そんな確固としたあらすじがあるようなないような話が並ぶ。大きな起伏やオチがあるわけではないが、なんとなくその世界にハマっていく感じ。

    「バックストローク」が特に印象的。

  • いつか読んだ話の、本当のこと

全262件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

まぶた (新潮文庫)のその他の作品

まぶた(新潮文庫) Kindle版 まぶた(新潮文庫) 小川洋子
まぶた 単行本 まぶた 小川洋子

小川洋子の作品

ツイートする