雪山の檻 ノアの方舟調査隊の殺人 (新潮文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 新潮社 (2018年8月29日発売)
3.22
  • (2)
  • (6)
  • (6)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 119
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784101215617

作品紹介・あらすじ

これは、怒れる神の鉄槌なのか。伝説の地、アララト山で、ノアの方舟調査隊隊員が次々と壮絶な最期を遂げる。背筋も凍る事態に直面したのは、あらゆる知識をその頭蓋に収めた天才学者、一石豊。一石はカメラマン・森園アリスと共にこの連続死の謎に挑み、同時に方舟の真実を解き明かしてゆく。気鋭の推理小説作家が構築した、美しくも壮大なミステリ大伽藍。『アールダーの方舟』改題。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ノアの方舟の調査のためにアララト山に登るお話
    カメラ担当のアリスが主人公で語る
    が、一石シリーズっていうくらいだから鑑定担当の
    一石さんが主人公なのかな?
    なんせその語りといったら・・・
    読むのが苦痛になるほどの多さでした
    その語りも物語としては大切なんでしょうけどでもちょっとなと思いました
    雪山で起こる殺人事件がかすむほどの一石さんの語りでした

  • いやもうこれもう新書で出したらいいんじゃないかっていうレベルの知識本ですな。     
    古代史ミステリとは恐れ入りました。     
    しかも本格。     
    とんでもない才能だこれ。     
    って言うかこの作品はもうフィクションとリアルの境目が全然分からん。     
    まぁミステリの部分がフィクションなのは当然として、古代史の部分がね……。      
    いやーしかし、一石の話は面白かった。    

    周木律の未来には、愉しみしかない。

  • 最近新規開拓をしていなかったので、ジャケ買い。
    内容が、古代文明、ミステリ、シリーズ物。作者もメフィスト賞受賞歴あり、他刊行多数なので、期待できるかなと思いましたが、中身は作者の宗教観の説明に終始してて、ストーリーは全然入ってきませんでした。久々はずれ。
    正直、岩波新書のイスラム本でも読んだ方がまし。

  •  悪くないけど、冗長。

    "神とはいつも『都合のよい存在』にしかならないのだ"

     無神論者の主人公の言葉だが、作品世界の創造主である著者も、登場人物たちからみれば、”神”の存在。 
     今後シリーズ化した際の主役となるだろう一石豊の特性(忘れることができない能力)が、”都合のよい”情報羅列の手段に堕していると言っては言い過ぎか。

     もう一人の主人公、森園アリスがフォトグラファーってこともあって読んだが、活かされていない(恐らく、写真スキルに関して本作で活用するほどには著者は深堀して情報集めはしなかったのだろう)。一石の知識を引き出す聞き役程度の”都合のよい”存在でしかない。

     宗教に関するざっくりとした知識を得るのには、下手な新書よりは面白く読めたかもしれない。
     神が世界を作った神話になぞらえた一週間の物語ではあったが、ベースとなる宗教知識を、もう少し上手に開陳できていればと惜しい気がする。

     宗教知識に☆ひとつ。今後に期待で☆もうひとつか。

  • 周木律『雪山の檻 ノアの方舟調査隊の殺人』新潮文庫。

    この著者の作品を読むのは『不死症』に次ぎ二作目。天才学者・一石豊シリーズの第1作。ノアの方舟の謎と連続殺人事件を描いた山岳古代ミステリーといった感じなのだが……

    些か欲張り過ぎというか消化不良の作品だった。舞台となるアララト山の登山シーンも今一つ、ノアの方舟の真実も上手く誤魔化された感じで、途中で怪しいと思った人物がその通りの真犯人で、全体を通じた宗教色の強いストーリーに辟易した。

    『アールダーの方舟』改題。

    この作家とは波長が合わないようだ。

  • 文庫化。
    極限状況下における不可能殺人というミステリは数多あるが、パニック小説としても面白いものはなかなか無いんじゃないだろうか。舞台はエキゾチックだし、社会情勢や宗教的な蘊蓄もけっこうな量があるが、根本的にはかなりガチガチの本格ミステリだった。続編もあるようなので、2冊目の文庫化が楽しみ。

    そういえば、講談社から刊行中のデビュー作とそれに続くシリーズは、何故か2冊目以降を読んでいないのだが(ウッカリ買い忘れたとかそんなしょーもない理由だと思われる)、他社から出たものはちょくちょく読んでいる。講談社の分も買っておくべきかな……。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

周木律の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×