タックス・シェルター (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101217284

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  • 相変わらずのsadストーリー。真面目一本で何年生きてても、踏み外すときは一瞬なんだなということが分かる一冊。
    脱税ダメゼッタイ。

  • タックス・シェルター(租税回避策)、私には縁のない話ではあるが、税金の適用が緩い海外に会社を設立しそこに利益を移転して云々。
    ケイマン諸島にあるペーパーカンパニーなんて、それだけで胡散臭い感じが( ; ゜Д゜)
    租税天国→タックスヘブン(heaven)だと本気で思ってた。そうではなく租税回避ヘイブン(haven)なんだ。
    そんな今更ながらの知識も身に付けつつ、どんどんストーリーに惹き込まれていく。
    いわゆるミステリーとは違い、答えはわかってるのだが、どうなるんだっけ?次こそ?と予想をしながらまんまとハメられました。(いい意味で)

  • 2015/07/16購入
    2015/07/26読み始め
    2015/07/27読了

  • まぁまぁ。

  • 初めて、幸田真音さんの本を読みました。
    失礼ながら、聞いたことのない作家さんでしたが、池井戸潤さんとか好きな人にはオススメだ!と思います。
    タックスヘイブンが税金天国じゃなくて税金避難所だって、初めて知りました。目からウロコでした!

  • 金融ものの小説は緊迫感があり面白い。
    普通のサラリーマンが巻き込まれてしまう事件。
    普段あまり意識しない税金が主役となってくる小説だけに、一気に読んでしまいました。

  • なぜこんな迷路に迷い込んでしまったのか・・・。

    ケイマンの銀行口座を活用した脱税スキームを描く本書。原油マーケットに賭けるあたりは幸田真音の本領発揮といったところだが、商品先物の話だけであれば、新聞を読んでいれば素人でもある程度は理解できそうなものだ。一方迷路の入り口であるケイマンの口座の方は、経験者でなければ実感を持って理解するのは難しい。とはいえこちらも、所詮は銀行口座なのだし、本来リスクのあるものではない。しかし言葉巧みな外資系バンカーに煙に巻かれ、真実が見えない深田の心に焦燥が産まれ、昂じていく。主人公に見えないものを見せないように描き、読者も主人公と歩調を合わせて不安が募っていく。金融知識ではないところが、幸田小説の面白さだろう。

  • 税に関わるSTORYで知らないことだらけで、興味深くあった。
    脱税の裏側にはこんな色々があるんね(現実はこんな甘くないんだろんが。)と感心したりもした。

    ただ話がなんか尻すぼみで、エンディングがあまりにもあっけなくしていたなという感じ。

    経済のことを考えるきっかけになる本としてはよいと思う。
    読み物としてはもう一歩!

  • 深田財務部長が 20億円近く稼いだ お金を
    3人で 山分けして から・・・・
    石部金吉であり、社長に 忠誠を 尽くしてきたが
    少しづつ、たがが はずれていく。
    お金が 人を変えてしまう。

    もっとも 変わったのが 坂東 だった。

    深田の中にある 淡い気持ち。
    なんとなく 幸せな気分が・・・・
    押しつぶされていく。

    お金を使うのではなく、お金に使われていく。
    たしかに お金はあったほうがいいが・・・
    でも 狂い始めたら 元に戻すことが
    できなくなるのだ。

    一種の 崩壊感覚。
    そんな気分が・・・読みづらくした。
    まさに 坂道を 転げ落ちていくような・・・・
    その転げ落ちていくのを とめようとして
    あがくが とまらない。

    結局 幸田真音は 深田を うまく決着させることができない。
    希望は なくなってしまうのだ。

  • 「日本国債」や「バイアウト」など強烈で経済小説として一級品の作品を出している幸田真音。
    バブル期の負の遺産を整理しつつある時に社長が急逝。誠実な財務部長が亡き社長の恩に報いるために打った策が、かえって理性を狂わしてゆく。
    しかし、この作品はケイマンや香港の隠し口座、SPCなど租税回避のからくりもシンプルで、実直な財務部長が自分の意思とは無関係に周囲の欲望に巻き込まれ嵌っていく過程も中途半端。結末もあっけなく後味が悪い。小説として最後は嵌り込んでとことん落ちていくか、踏みとどまって小さな正義感を出すかどっちかにすっきりさせないと。
    特に、こんなバカな判断できない財務部長はまずいない。
    あとがきで竹中平蔵がリアリティを褒めているが、これは付き合いだろう。

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