ベルリン飛行指令 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101223117

感想・レビュー・書評

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  • 太平洋戦争3部作の第1弾。

    佐々木譲は、警察小説だけじゃない!!!!!!!!!

    時代背景の詳細かつ分かりやすい説明と魅力的な人物描写で、一気に物語世界に引き込まれた。

    高校では世界史を選択したため日本史の知識は中学校の教科書レベルであるが、十二分に楽しめたし、かつ当時の情勢についての勉強にもなった。何より、歴史素人の自分が読んでも分かりやすいような簡易な時代背景描写であるのに、歴史小説ファンからの評価も高いというのが、筆者の力量を物語っていると感じた。

    3部作中では、第2作の「エトロフ発緊急電」の方が世間の評価は高いようだが、自分は本作の方が好き。
    まだ未読である「ストックホルムの密使」も、早々に購入したい。

    2011年.読了。

    2012.02.28.書。

    • chie0305さん
      「ストックホルム」で安藤さんの消息がわかるといいな。それから、今まで誉田さんイマイチだったんですが…「ブルーマーダー」でかなり好きになりまし...
      「ストックホルム」で安藤さんの消息がわかるといいな。それから、今まで誉田さんイマイチだったんですが…「ブルーマーダー」でかなり好きになりました。
      2017/09/25
  • 一気に気持ちよく読めた作品です。
    激しすぎる文章を使わずに動きのある場面を表現してる印象。

    • hs19501112さん
      【激しすぎる文章を使わずに動きのある場面を表現してる印象。】


      佐々木譲さんの文体の魅力を、とても簡潔に語っておられることに驚...
      【激しすぎる文章を使わずに動きのある場面を表現してる印象。】


      佐々木譲さんの文体の魅力を、とても簡潔に語っておられることに驚きました。

      自分が言いたかったのも、まさしくコレです。
      2012/02/28
  • 10年以上前の読了。

    佐々木譲氏の「太平洋戦争3部作」の第一弾、今では著作も多く最近では道警モノが有名ですけど、このシリーズが個人的には一番好きです。

    主人公安藤大尉が格好良すぎる!その後のシリーズでもちょっと描かれるけど、もっと彼の活躍が読みたかった。

    • chie0305さん
      安藤大尉、私も大ファンになってしまいました。ホントにカッコ良すぎですよね!
      「終戦のローレライ」に☆5つつけていらっしゃるので!(一番好き...
      安藤大尉、私も大ファンになってしまいました。ホントにカッコ良すぎですよね!
      「終戦のローレライ」に☆5つつけていらっしゃるので!(一番好きなのは「亡国のイージス」ですが)フォローさせて下さい。
      2017/09/27
  • こういう戦争小説が読みたかった。蛮行が横行し泥沼化する戦争を主人公の目と海軍上層部の空気でしっかり批判していながら、戦争加害者小説にも被害者小説にも収まらない、読み応えのある戦争小説としてしっかり読みすすめられる。当時のインド・イラクの状況については初見の事も多く勉強にもなった。ただ、この小説の色には不必要なんだけど、安藤の空での活躍のシーンがもっと読みたいと単純に思ってしまう。

  • かなりおもしろい。男のロマンですね。それをロマンと感じる自分も男ですw
    日独伊同盟直後、2機の零式戦闘機がベルリンにいったという噂があった。
    それで佐々木さんが調べ、限られた証拠や証言の中から物語におこしたもの。

    佐々木さんは文章がうまい。安心感ハンパない。

  • 飛ぶための準備や人物の紹介に多くが割かれていて、400ページをこえてなお、なかなか飛ばない。

  • 読後、こんな歴史があったのかと調べたくらいドキュメンタリータッチのフィクション小説です。
    この人の文章力はやはりおそるべし。

    国ぐるみの愚行に歯向かった軍人は、優秀であるがゆえに上から疎んじられる。
    こうした有能な人材を生かしきれないのが、日本に綿々と続く官僚制度の弊害だということに、いい加減気付くべきだ。
    やはり、国をしょって立つべき人物は超の付く優秀さと大局観が無ければ、国民が泣かされることになるのが歴史の必然。
    7月の参議院選挙は、心して投票しましょう。

  • 2019/6/2購入

  • とても面白かった。零戦をベルリンまで飛ばせという戦時下における壮大な愚行…。戦線で蛮行に加担するくらいなら、飛行機に乗れるのならばと、指令に応諾した安藤大尉。唯一の居場所を追い求めた哀しくも誇り高い男の物語ですね

  • 2019/3/6読了
     零戦を駆り、ベルリンまで飛行する冒険譚。ごく限られた者たちの間で進められた零戦空輸計画、東西アジアを横断しての輸送ルート探しと、実際に現地に降り立ってのやり取りには日本人だけでなくアジア各地域で生きた人々の情熱が感じられる。舞台はインド、中東、ドイツなど。ワクワク、ハラハラドキドキを味わった。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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