制服捜査 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101223216

感想・レビュー・書評

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  • 読んだのは、もちろん直木賞の効果ですよ。

    警察小説書く人だという認識はあって、シリーズっぽい雰囲気だから何から読めばいいのかわからないくらい繋がってるのかなと、

    あえて手を出すチャンスもなく今まで来たんだけど、受賞して名前が急に目に止まって「風雪ナントカ・・」っていうのが面白いという書評を読んで予約しようとしたら、この「制服捜査」が先という感想を見て、こちらから。

    短編集。連作の。

  • 制服とは駐在員のこと。捜査は刑事の役割。駐在員はしないはず。ではなぜこのタイトルかは読んでのお楽しみ。
    北海道の牧歌的な地方の町に潜む闇の世界が次第に明らかになる。
    主人公のキャラクターも魅力的である。

  • 面白かった!
    田舎の駐在さんも大変だな。

  • 10091

    08/12

    仕事で北海道へ行ってまいりました。

    夏の北海道は関東よりも全然さわやか。それでも地元のガイドさんは「暑い、暑い」と言っておりましたが。感覚が本州の人とは違うんでしょうね。

    苫小牧から小樽、札幌、旭川、富良野とまわりましたが、
    旅のあいだ携行していたのが佐々木譲『制服捜査』(新潮文庫)。
    行く先に合わせてセレクトしたわけではありませんが
    北海道が舞台の推理短編集です。

    一連のストーリーの背景となるのは釧路方面の志茂別という小さな町。
    今回僕がまわったあたりより、もう少し奥に入ったあたりでしょうか。
    主人公は家族をおいて、この小さな町に赴任してきたばかりの警官・川久保。
    この設定はある意味、成功だったかもしれません。
    よそ者の目で、町を客観的に見ることができるからです。

    不慣れな主人公に力を貸すのが町の事情については生き字引のような片岡という男。けっこうハードボイルドな存在です。
    事件の背後にある、地方の小さな町が抱える問題や過去のいきさつがさりげなく描き出され
    自分の住んでいるすぐ近所で起きてもおかしくないようなリアルさを感じます。

    観光バスの窓から見える景色を、
    小説の舞台はこんな感じかなーと思いつつ眺めておりました。
    夏はこれから本番ですが、猛暑が続く関東へ戻るのがユウウツです・・・。(帰りのフェリーの船室にて)

  • ワクワクするようなデティクティブ物。
    探偵役が駐在さんというのが新鮮で楽しく読みました。

  • 気持ちよく解決しているのは最後の作品だけで、あとは「何なん?!」って感想を持ちました。
    警察の現実の姿なのかもしれませんが、せめて小説の中でくらい、解決してほしいテーマが多かったので、星1つです。

  • ベテラン刑事川久保篤が駐在警官として北海道の田舎町でいくつもの事件にあたるが、事件の裏には田舎ならではの問題があった。
    派手に犯人とやり合うわけでも無く制服警官として地味に真相を暴いていくのだが面白く一気に読んでしまった。まだ読み足りないくらいである。
    5作の連作集だが13年前の事件と同様の事件が起こる『仮装祭』は他の4作の裏側とも繋がり特に良かった。

    『このミステリーがすごい!』2007年2位

  • 常識や正義。
    これらは状況で変わるものなのだろうか。
    自分の「正義」を持っていても、周りの人にとっては「悪」となってしまう。こんなこともないとは言えない。
    他の地域から離れた田舎。
    しかも、そこに住んでいる人同士もほとんどが知り合い。
    こんな中に飛び込んで、周りの人とは違う「正義」を持ち続けられるのだろうか。
    それはとても難しいことのように感じた。
    そんな中で諦めなかった主人公の川久保さんは本当にすごい。

  • 佐々木譲らしい一冊。地方の駐在所に異動した警官が経験した5つの事件をそれぞれ短編として描きながら全体としての謎が明らかになる珠玉の警察ミステリー

  • この作者の本は三冊目。一気に読んだので、若干飽きてきたが、やはり面白い。今後、警察小説を読んでみたいと思わせる程に、楽しめた。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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