警官の血 下 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1547
レビュー : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101223230

作品紹介・あらすじ

安城民雄は、駐在として谷中へと還ってきた。心の傷は未だ癒えてはいない。だが清二が愛した町で力を尽くした。ある日、立てこもり事件が発生し、民雄はたったひとりで現場に乗り込んだのだが-。そして、安城和也もまた、祖父、父と同じ道を選んだ。警視庁捜査四課の一員として組織暴力と対峙する彼は、密命を帯びていた。ミステリ史にその名を刻む警察小説、堂々たる完結篇。

感想・レビュー・書評

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  • グイグイ読んでしまいました。初代・清二の断ち切られた志。二代・民雄を蝕み続けた任務。そして、三代・和也が拓く新たな道。と書かれていたPOPに偽り無しでした。個人的には和也と加賀谷の話をスピンオフで希望します。と書いたけどもうすでに『警官の条件』がでてました。さっそく読もうと思います。

  • 下巻の3代目和也の話が一番面白かった!特に、最後、早瀬勇三の息子との駆け引きが良かった。こんなしたたかな男だったのか…!そして、ホイッスル!先に「警官の条件」を読んでしまっていたのが悔やまれる!ホイッスルにそんなに深い意味があったとは…。安城和也の今後の活躍が見たいです。

  • ん~ん。
    軸となっていた
    祖父の死の真実が
    あまりにお粗末な理由だったのが
    残念だった。
    物語全体のスケールが大きかった為
    ギャップが・・・。

    しかし、全体を通じて
    3代60年の警官一家
    それぞれの親を理解しながら
    誇りに感じながら
    全うしていく姿がとても良かった。

    • hs19501112さん
      「祖父の死の真実があまりに・・・」

      全くもって、同感です(笑)。
      「祖父の死の真実があまりに・・・」

      全くもって、同感です(笑)。
      2016/08/26
  • 三代目の話が、とても興味深いです。
    警察の闇の部分が見え隠れします。

  • なるほど。
    三代の警察官の異なる職務内容、姿勢、過去との関係を通して、警察社会における正義とは何かを問う大作でした。
    三人の祖父の同僚、駐在所の近所に住む人々の変化に富む関わり方が絶妙な小道具となって、物語に厚みを出しています。力作だなあ。

  • 戦後から三代に渡って警官になった安城家の数奇なお話(ざっくり

    ここから先は激しいネタバレとなりますのでお気をつけください。

    読みたいなと思っていた佐々木譲氏をたぶん始めて読んだ。
    面白かった、面白かった、が、色々ともしゃもしゃもした。

    まず、明らかに早瀬になんかあるだろ!って読んで50ページくらいでわかる。
    わかるのに焦らされる。
    焦らされた結果、凄くあっさり流される。
    あれだけ引っ張っておいてあの扱いは流石に酷い。
    あそこが盛り上がる場所じゃなかったんですか、、、。

    一代目のエピソードも二代目でどっぷりか変わるのかと思いきやチラッととだけ。
    最後に明かされる二代目のエピソードにいたっては後出し。

    文章自体は力強く警察小説にとてもむいていて面白かった。
    が、ミステリ部分はいかんともしがたい。

    このミス授賞的な帯がついていたので嫌な予感はしたのですが、やはりもうこのミスは信じない。
    でも警察小説の書き手さんとしては面白いとおもわれるので佐々木譲氏の本はこれからも買おうと思います。

  • 佐々木譲さんの作品を読んだ。
    3代にわたる警官の生き方を淡々と語っているように思える。
    ストーリーはよくできていると思うが、
    あまり、波がなく、淡々と。
    人生ってこんなもんか。
    もうひとつ熱さがあれば・・・

  • 話の内容はとても面白かったが主人公の恋人が上司に寝とられる部分は要らないと思った

  • 読み終わってみればまさに“血”の話でした。
    血液ではなく、DNA。

    2代目の話が長い分ボリュームもあったが故
    3代目が何となく薄っぺらく感じてしまったのは否めない。
    同じような道を辿っても着地点がこうも違うのか、というのは重かったけど。
    1代目と2代目の死の謎と戦後すぐの2つの事件の謎の暴かれ方は
    伏線として示唆されていない事実がいきなり提示されたり、やや唐突な印象。
    (単に伏線に気付かなかっただけかもしれないけど^_^;)
    謎が解けてみればなんとなくどんよりしてしまいました。知らなきゃよかった的な。

    前編で感じた時系列の判りにくさは相変わらず。
    何年先に飛んだかがすぐに判断つかなかったのはやっぱりしんどかった。
    内容を忘れかけた頃に時間をかけて再読するのがいいと思う。

    • hs19501112さん
      (まだ未読ですが)3代目を主人公に据えた、続編も書かれているのですよね・・・。
      (まだ未読ですが)3代目を主人公に据えた、続編も書かれているのですよね・・・。
      2013/12/25
  • 2014/4/14やや最後が物足りなかったが、全体としては面白かった。★4

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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