ゴールドラッシュ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
2.98
  • (22)
  • (47)
  • (198)
  • (51)
  • (23)
本棚登録 : 675
レビュー : 92
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101229225

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いちいち文章が長くてくどくて一体どこで息継ぎをしていいのかわからず困惑しながら読み始めて、ものすごく苦しみながら読み終えたけど結局この話は何なの?でもつまらない小説だったなあというわけでもない。そこがとても不思議。
    主人公はお金持ちの息子で家族はめちゃくちゃで友達もいなくて誰もあんまり親身じゃなくて本来ならば読んでいてこの主人公に対してもう少しカワイソウだとかムカツクだとかの感情がこちらも生まれてきそうなもんだけど、あんまりにもこの少年が純一無雑というか本人は何が良くて何が悪くてなんてこと全然わかってもないし考えようともしないもんだから読んでいて彼の敵にも味方にもなってあげられないまま読み終えてしまった。
    ラストは本当に意味が分からなかった。小説ってこんなことしていいんだ、いいのか?どういう意図でこんな結末にしたのか全く理解ができない。うーんでもやっぱり全体を通して、つまらなくはなかったんだよなあ・・・。

  • イタリアを車で旅行しながら読んだ
    それは正解じゃなかった

    私たちが生きなくてはならない世界の、嫌で嫌でたまらない部分を、ためらいもなく描いているから、読まずにはいられない

  • 過去を振り返っても、たぶん少年に共感できる事が何一つ無かった

  • イメージの連鎖。リアリティとはかけ離れている。こういうものも書くのか、という驚き。求めているものではなかった。

  • 思春期は子どもと大人の端境期であり、様々な感情の創出がある。特別な環境で育つ主人公の葛藤とその結果行きついた行動、その後の乱れが実にリアルで戦慄する。20190805

  • なにがおもしろいんかわからん

  • 帝王学と称し、会社経営のマネゴトを息子にやらせてみたら
    態度ばっかりでかいボンクラが仕上がってしまった
    大手パチンコチェーンの社長、とはいえ
    苦労知らずの二代目にすぎない父親は
    己の傲慢さ以外、息子に伝えるものを持たなかったし
    息子は息子でまたそれを、正確に学習してしまったもんだから
    大人をバカだと見下しつつも依存するしかなくて
    そんな自分自身の現実から目を背けている
    そのように、自他の区別などつける必要のなかった幼少期を
    父子ともども抜け出せないまま
    エディプス・コンプレックスの物語は幕を開くわけだ
    97年の連続児童殺人事件に触発されたというが
    その骨子は、日本でも70年代あたりから普遍的な話だと思う
    中上健次とかね
    ただし、父の無能に焦点を当てることでフロイトから離れ
    よりエディプス物語の原典に近づけたところは見るべきだろう
    まあ好みの問題にすぎないが
    70年代ならガールフレンドを父に寝取られる恐怖が打ち出されたはずだ
    しかし、被虐願望を持ってること以外
    特に語るべき所もない、そのガールフレンドに依存した結末は
    ドストエフスキーを臭わせつつも
    やはりフロイト的な安易と言わざるをえまい
    発表当時は「新世紀エヴァンゲリオン」に比較されることもあった
    あの綾波レイですら
    主人公とのあいだに感情的なやりとりの積み重ねは持っていたのだが

  • 佳境まで「なんかよくわかんないな?」と思いながら読んでた。
    最後まで読んで、「あ、そういうこと?」って思った。
    90年代後半のあの空気がむんわり漂ってる。
    お姉ちゃんの援助交際に関する話なんてまさにそんな感じ。

    「ぼくのパパになってください」と、
    生きる許す許さないにひたむきな響子のキャラクターはよかった。

  • かなり読むのがしんどい系の小説で中盤は開くのも厭だったが不思議と最後まで読めてしまった。
    登場する大人が誰もかれも嫌な人間ばかりなのが実に辛い

  • 話が重くて、読むのに疲れた。登場人物で金本だけが人間らしさを感じた。

全92件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

柳美里(ゆう・みり) 小説家・劇作家。1968年、神奈川県出身。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、『魚の祭』で、第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1994年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を「新潮」に発表。1996年、『フルハウス』で、第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、「家族シネマ」で、第116回芥川賞を受賞。著書多数。2015年から福島県南相馬市に居住。2018年4月、南相馬市小高区の自宅で本屋「フルハウス」をオープン。同年9月には、自宅敷地内の「La MaMa ODAKA」で「青春五月党」の復活公演を実施。

「2020年 『南相馬メドレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柳美里の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
吉本ばなな
有効な右矢印 無効な右矢印

ゴールドラッシュ (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×