噂 (新潮文庫)

著者 : 荻原浩
  • 新潮社 (2006年2月28日発売)
3.65
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  • 810レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101230320

作品紹介

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

噂 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すために口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだったが…。

    「衝撃のラスト1行…」、帯の言葉にすぐのせられちゃう私は毎日ドキドキ読書をしていた。そして今日ついに最後の1行に…。
    『十角館の殺人』の1行が絶叫の「ええええええぇ」ならば、『噂』の1行は絶句の「えぇっ…」。この1行がある事で考えさせられる作品になった。

    古き良き刑事さん、都市伝説(噂)を模倣した足首のない少女連続殺人事件、狂った犯人と動機、ラスト1行がなくてもこの作品は読み応えがあったと思う。
    名島が作った噂伝播地図がとても興味深かった。
    殺人も怖いが人の心を動かす噂もとても怖いと思った作品。

  • 登場人物が少ないから犯人は早々に予想できたけど、最後の1行でびっくりしすぎて時間が止まった。思わずちょっと戻って読み返してしまったほど。事件が解決して良いコンビがのほほんとしてただけに衝撃で怖くなった。
    衝撃の1行で有名らしいけど、『イニシエーションラブ』なんかと一緒にしないで欲しい。『十角館の殺人』くらいの衝撃があったぞ。

  • クチコミを利用した戦略で売り出した商品。
    そのネガティブなクチコミが本当になるという話。

    クチコミが商品の売上や企業の存続を左右する時代だからこそ、おもしろい。
    そして、普通のミステリーなら犯人がわかって終わるところ、最後の1行で「え!?」と思わせるこのお話。
    最後の1行を読んで、え、これって・・・って思い返すのが怖いし思ってもみなかった結末でおもしろかった。

  • ただの噂だったはずのレインマンが出現したという面白い謎や小暮と名島の微笑ましいやり取りにより、スラスラと読み進めることができた。
    ただやはりキャッチコピーの最後の一行に期待し過ぎてしまった。衝撃ではあるものの、どんでん返しのようなものを期待していたので肩透かしを食らった。もっと言うなら、噂をテーマにしている割には噂によるミスリーディングもほとんどなく、タイトルにするほど噂要素が強いとは思えなかったので、★3。

  • とても読みやすい作品でした。ミステリー小説ではありますが、ホラーの部分もあり、ドキドキしてしまう部分もあり、読んでみて良かったです。
    最後はちょっと物足りなさを感じる部分もありましたが、SNS等のネットを使った情報発信によって、様々なものを知ったり、得たりできる今を改めて思いなおす気持ちになりました。「噂」の裏を覗くのが怖くなりました。

  • 新商品(香水「ミリエル」)を売りだすために使った一つの”噂”と、渋谷の女子高生を狙った殺人事件(レインマン)。遺体は皆、足首を切りとられていた。
    広告代理店と協力会社、そして事件解決に迫る警察。特に警察関係者の人物設定が良い。本庁の若い女性刑事と所轄のおじさん刑事コンビで、お互いの家族設定も魅力。
    ”噂”を提案した女性社長とその側近もクセがある。

    事件のミステリーさはもちろん、何といってもラスト1行の衝撃が・・・
    思わず二度読み。

  • まったく無名の
    ブランドから発売される香水
    『ミリエル』。



    やり手の女社長が考えた
    ヒットさせるための販売戦略は
    女子高生の口コミを利用するというもの。



    渋谷のファッションリーダー的な
    オシャレな子を選び
    高額なバイト料と引き換えに
    『ミリエルのローズをつけていると
    3ヶ月以内に恋が叶う』

    『女の子をさらって、足首を切り落とす
    ニューヨークのレイプ魔が渋谷に上陸。
    でもミリエルをつけている子は狙われない』
    などの架空の噂を広め
    信じ込ませていく。



    噂は都市伝説化し
    思惑通りに商品は大ヒットするが
    やがてただの噂は
    現実となり、
    足首のない少女の遺体が発見される…。







    ワザと流した女子高生の噂が現実となり
    連続殺人が始まる
    サイコサスペンス小説の傑作♪


    自分が荻原浩にハマったきっかけになった小説で
    このラストには
    本当に本当に
    驚かされました(汗)(^_^;)


    衝撃のラスト一行に瞠目という
    オビに惹かれて読んでみたけど、
    このオチは予想もつかなかったし
    まさに背筋が凍りました(汗)?


    めちゃくちゃ読みやすい文章で書かれているのと、
    犯人である
    『レインマン』とは
    誰なのかという謎解き、

    警部補の名島と
    巡査部長の小暮の
    魅力ある名コンビぶりと

    女子高生たちの
    心理描写を描くのが非常に上手いので
    サイコサスペンスなのに
    陰湿になることなく
    サクサク読み進められます(^^)


    都市伝説が広がっていく仕組みも
    なるほどと
    うなりました♪


    後半一気に加速する
    息もつかせぬ展開と

    すべてが終わった後の衝撃のラスト一行で
    今まで築いてきたもの
    すべてをひっくり返す
    どんでん返しが
    本当にコワイ!!(>_<)


    アッと驚く
    どんでん返し小説がお好きなら
    是非とも☆

  • 最後の最後・・・後味が悪すぎると思う。

  • 香水にまつわる噂が広まり、殺人事件に至った。
    対照的な刑事2人のいいコンビだった。

  • すごく怖い本!と友人に勧められて。

    現実にありそうなリアリティーが怖かった。
    でもどんどん読み進められる読みやすさも。

    犯人は誰だろ誰だろと読み焦り。
    あの人だったとは…フェイントもあった!

    だから犯人は最後…。
    考えに考え抜かれた伏線に脱帽。


    何よりも、最後の1行が衝撃的すぎ…!

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