噂 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2006年2月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784101230320

みんなの感想まとめ

この物語は、都市伝説と噂が引き起こす恐怖を描いたミステリーで、読者を最後まで引き込む衝撃的な展開が魅力です。渋谷で流れた「レインマン」の噂が、実際の殺人事件へと発展し、登場人物たちがその謎に挑む様子が...

感想・レビュー・書評

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  • 「レインマンに会うと両足首を切断される。ただし、ミリエルと言う香水をつけていると狙われない」という『噂』が東京渋谷区から発信・伝播する中、女子高生が足首を切られ殺害される事件が立て続けに発生。警視庁の小倉と名島コンビがレインマンこと犯人を追うサイコサスペンス。

    初萩原浩作品。
    私が小説読書デビュー間もなく本作品を入手、長きにわたり本棚に鎮座していたが、いよいよ機は熟したと今般通読に至った。

    久々にスリリングな作品に出逢った。ハラハラドキドキしながら夜通しページをめくり続けた。とても面白かった。著者の名前は存じ上げていたが、このような作品を手掛ける方だったとは恐れ入った。殊能将之のハサミ男を読んだ時と同じ衝撃が走った。
    そして何より予備知識無しで読んだことが良かった。

    香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターとなる女子高生をスカウト。冒頭の口コミを利用する販売戦略どおり噂は都市伝説化し、香水は大ヒットする。一方、その都市伝説の主人公レインマンによる猟奇的殺戮が始まる。追う警察組織と名コンビ。兎角、登場人物がユニークでキャラ立ちも良いので表情が伝わってくる。

    その中でも、口コミ戦略を提唱したコムサイト女社長の説法が印象的だった。

    --------------------
    心って、脳の中の神経細胞のネットワークに流れてる化学物質の量や質のことなのよ。それが身体中のあらゆる器官へ伝えられて、人にしかるべき行動を起こさせる。とってもシンプル。なんだか口コミ情報の伝達方法と似ているわ。
    ----------------------------------------

    道徳で学ぶべき【こころ】を科学的に説く。これもあながち間違いではないなと。人間の行動と動機の関係は至ってシンプルなのだと。更に女社長が饒舌に語る情報伝播の分析、仮説から数値的かつ論理的な見解を警察に説くシーンは読み応えがありワクワクした。

    また、捜査していく刑事の手法、心理戦など捜査のセンスが印象的なのも見どころだ。特に私は警察小説が好物なので最初から最後まで堪能した。

    そして書評にもあったラスト1行の終い方、私も唐突過ぎて1度スルーしたクチだ。2度見して受けた衝撃たるや否や、わや。

    しばらくこの余韻は続くのだろう。

    まだ本作品を体験されていないミステリ好きの方へ是非ともお薦めしたい作品である。

    • misachi68さん
      akodam さんこんにちは!
      荻原浩さんの作品はカテゴリーも幅広くて何から読もうか迷いました。何作か読みましたが、二千七百の夏と冬が一番好...
      akodam さんこんにちは!
      荻原浩さんの作品はカテゴリーも幅広くて何から読もうか迷いました。何作か読みましたが、二千七百の夏と冬が一番好きだったりします。座敷わらしも好きだけど。
      ミステリー作品も面白いなんてすごいですね。
      チェックしておきますφ(σ_σ)メモメモ
      2022/04/25
    • akodamさん
      misachi68さん、こんばんは!
      コメントいただき嬉しいです。

      私も荻原浩の名は存じあげていて、代表的な作品から受けていた印象が180...
      misachi68さん、こんばんは!
      コメントいただき嬉しいです。

      私も荻原浩の名は存じあげていて、代表的な作品から受けていた印象が180度違いました。こんな周到なミステリを描かれる著者だったとは…。評価はそのギャップ(事前期待を超えた)も反映しました。

      二千七百の夏と冬
      座敷わらし

      が良いのですね!私もチェックしておきます!
      ありがとうございます^ ^
      2022/04/25
    • akodamさん
      ミキマルさん、こんばんは!
      こちらこそ、いつも『いいね』とコメントいただきありがとうございます♪

      私の本棚の愛しい作品達、どうぞミキマルさ...
      ミキマルさん、こんばんは!
      こちらこそ、いつも『いいね』とコメントいただきありがとうございます♪

      私の本棚の愛しい作品達、どうぞミキマルさんの本棚へ連れていってあげてください(´∀`✴︎)
      2022/05/16
  •  ちょ、衝撃が強すぎ!めっちゃ面白くて今も、余韻に浸っています。この作家さんは初チャレンジだったのですが読んで良かったと思っています。この本の持ち味はラスト1行の衝撃でした。そこそこ期待して読んでいました!よく、期待して裏切られるみたいなことがあるのですが、この本は期待以上でした!!ある考察のサイトを見たら見逃していた数々の伏線がありました。気付くことのできなかった自分が情けない…

     タイトル通り、「噂」で始まり「噂」を追い「噂」で終わるこの物語。この本はこんな噂から始まります。「レインマンが出没して、女の子の足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルの香水をつけていると狙われないんだって。」この噂は香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いでした。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒット!しかし、噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。そして、次々と殺人が起こっていく。
     あらすじだけでも非常にワクワクしますよね!!物語の犯人を考察しながら楽しめたりとこの本の魅力はたくさんあります。犯人を知ったうえでもう一度読めばさらに楽しめて一石二鳥!!

     あなたの身の周りにもこのような噂はありますか??

    • チャオさん
      初めまして。
      荻原さん良いですよね。一時期結構読んでました。あまり評価高くないみたいですが、短編集の「海が見える理髪店」とっても良かったです...
      初めまして。
      荻原さん良いですよね。一時期結構読んでました。あまり評価高くないみたいですが、短編集の「海が見える理髪店」とっても良かったです。よろしければ、ぜひ。
      2024/10/09
    • うたえながさん
       チャオさん、コメントありがとうございます!図書館で探してみますね!!
       チャオさん、コメントありがとうございます!図書館で探してみますね!!
      2024/10/09
    • コルベットさん
      うたえながさん、こんばんは♪それはちょっと忘れられない思い出ですね(^o^;)
      うたえながさん、こんばんは♪それはちょっと忘れられない思い出ですね(^o^;)
      2024/10/09
  • <あらすじ>
    「レインマンが日本にいる。凶悪な殺人鬼で、10代の女性を狙い、殺害と共に足首を切り落とす。ただし、ミリエルの香水をつけていると狙われない…」そんな噂が渋谷で流れた。広告代理店が販促目的で流布したデマだった。そのはずだった。しかし噂が広まりつつあったある日、実際に足首を切り落とされ殺害された女子高校生の死体が発見されてしまう。難殺人事件に挑む刑事 小暮と名島。中年男と童顔の女刑事という凸凹コンビを中心に描かれる刑事ミステリ。

    <感想>※ネタバレあり
    噂を模倣して犯行を行う殺人鬼が現れてしまったという事象に、無用なデマを流布することに警告を鳴らすような内容かと思いきや、実際の犯人はこの噂を発案した張本人であったことには驚いた。さらに主人公 小暮刑事の娘が噂に感化され無実の人を殺害してしまったというラストと、その表現方法は唯一無二だった。『ラスト1行のどんでん返し』の御手本のような作品。しかし500p前後と比較的長く、中盤で少しだれてしまったのが残念だった。

  • 荻原さんはじめましての作家さんです。
    おウワサはかねがね聞いておりました。
    『噂』500ページなので積読コーナーをしっかり守っておりましたが、満を持して手に取り
    5日での読了とあいなりました。

    期待通りの本格系な作品でした。時代設定的に
    理解できたので、古さはあるものの、ライトな
    表現も多くて読みやすかった!
    登場人物、小暮&名島もわかりやすい個性があり
    キャラ設定良かったです。

    これまた期待通り?なのか、チームのはずの
    ふたりが少し恋愛に進んじゃうの?ってなラストは良かったけど、ちょっと軽すぎるんじゃない?って思いつつ、500ページにわたる『噂』 
    WOM(口コミ)をテーマにしたお話でした、
    チャンチャン。

    ん?⭐︎3つかな?まぁ、普通かしら。

    んなわけない!
    ラスト挿入される、女子高生の会話パート。 
    今作登場する女子高生はいわばギャルです。

    何?何?何?
    お前ら!何を語っているんじゃ!

    ラスト1行、たった4文字。
    やられた 寒気がとまらん。頭がおいつかん。
    十角館の殺人の1行より、やられたワタシ。

    この1行のために500ページ読んできたんだ。 
    世の中に面白い本てあるのね、いっぱい・・・





  • 『え、と思わず声が出る衝撃のラスト1行』の帯に惹かれて購入。犯人は誰なんだ…、どんどんページが進んでいく。納得の結果と思いながら最後は…。確かに帯通り。面白かった。

  • 小暮と名島コンビの相性が良い!
    会話のテンポもいいし、意外に所々笑える場面が多いので、もっと陰鬱とした話かな〜と思ったけど主人公小暮のキャラが良くて変に重苦しくなり過ぎないも良かった。
    麻生の態度を変えさせるテクニックも披露して結構やり手だと分かったり。
    過去には取り調べ中に何故か頭が机に叩きつけられたり椅子が飛んできて怪我をする心霊現象が起きたりなんかしてたらしい。

    ラストのどんでん返しはさすが!
    菜摘が殺されるフラグが立ってると思って予想してたのはめちゃくちゃ外れ!
    どこに伏線があったか終わってから探すのが楽しかった〜。

  • 「ラストの衝撃」ふれこみに釣られて購入
    そのこと忘れてて、普通に読後に浸ってたがネタバレサイト見て再読
    なるほど!ひっくり返りました!気持ちいい!!

    iモード ルーズソックス ガングロ懐かしい。 
    WOM これは死語?
    SNS普及の今、拡大の速さは段違いでしょうか?
    渋谷は昔から情報発信源なのですね。行ってみたい

  • ラスト1行。思わず、ニヤついてしまいました。
    期待を裏切らない作品でした。
    はぁ、面白かった。

  • いやぁ、この小説は読み応えがあり面白かった!
    展開が気になり、気がつけば一気読みだった。

    『レインマンに会うと両足首を切り落とされる。でも香水ミリエルをつけている子は狙われない』
    新商品の香水を売り出すために、意図的に流した都市伝説のような噂話が、殺人事件として実際に起きてしまう。

    事件を追う刑事、小暮と名島。この二人のコンビ感、お互いの能力を上手く活かす感じがとても良かった。最初はぎこちないが、日を追うごとに信頼関係が構築されていく描写だったり、それぞれのプライベートの側面も描かれていたりで感情移入しやすかった。

    事件の真相や犯人に迫るシーンは、ワクワク感やスリル感が凄く味わえた。いわゆる警察モノの堅苦しさはなく、所々にあるユーモアな表現も、とても読みやすく、クスッと笑えるところが多かった。単なるサイコサスペンスに終始せず、最後まで楽しめた。

    そして何と言っても、衝撃のラスト一行!!
    うわぁ…と締めくくる余韻。
    この落とし方マジでヤバい。

  • レビューを拝読して読みたくなり、手に取った作品。

    香水の新ブランドを売るために流された噂。
    「レインマンに出会ったら、女のコは足首を切られちゃうんだよ。両足とも。足首から先ぜんぶ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって。」
    販売戦略通り、噂は広まり香水は大ヒットするが、やがて噂が現実となる。

    iモード、チェーンメール、プリクラ帳、メールの→…懐かしいー!
    読後に刊行年見てみたら、割とどこの書店でも平積みされているのに 20年以上も前の作品だったことに驚いた。

    時折ユーモアを交えた文章がとても読みやすく、結構なページ数があるのに読むのが遅い私でもスムーズに読めた。
    私が苦手な描写が所々出てきたが、文体のおかげでそこまで気にならなかった。

    小暮、名島のコンビがとてもよかった。
    最初はよそよそしい2人だったけれど、事件の捜査を通して、最終的には言葉を交わさなくとも会話ができるほど距離が縮まり、いいチームになっていく展開が胸熱だった。

    帯にも書いてあり、レビューで一番気になっていたところでもある、衝撃のラスト1行。
    想像を遥かに超えるラストだった。

  • 初めまして…荻原浩さん♪

    この本は…
    「けんごの小説紹介」で知りました。
    おもしろそうだなぁ…くらいの感じだったんです。
    読もうと思った決めては。。。
    『うたえながさん』のレビューでした。
    いつか読めたら…が、すぐ読んでみたい!!
    に変わりました。
    『うたえながさん』ありがとうでーす♡

    不思議な読後感でした。
    わたしは普段から、読むのがゆっくりで…
    頭の中でイメージしながら読むもんだから
    とにかく遅いんです…ಠ_ಠ

    ただ、この本の帯に…
    「えっ!!と思わず声が出る…
    衝撃のラスト1行!!」って。
    気になるじゃないですか…
    かみしめて読んでる場合じゃないでしょ。
    マッハのスピードで頑張っちゃいました!

    結果…。
    「えっ…ちょっと待って…」でした。
    まんまとやられちゃいました…テヘペロ!

    このお話は…
    「レインマンが出没して、女の子の足首切っちゃうんだ。でもね、ミリエルつけてると狙われないんだって」…って言う、噂が都市伝説みたくひろがって行きます。企業側の販売戦略のひとつなんだけど…それが現実に起こってしまって…
    第二、第三の殺人が…きゃあ〜ーーーっ

    ただ、販売戦略で変な噂を流すとかって、
    実際あるんだろうな…って考えちゃいました。
    「人の口には戸は立てられぬ」だから…
    この本を読んでそんなことも怖くなりました。

    「きもさぶ」

    • ひまわりめろんさん
      なかなかバラエティに富んだ本棚になってきたね〜
      なかなかバラエティに富んだ本棚になってきたね〜
      2024/10/12
    • ともちんさん
      きゃーきゃー!!!!
      ありがとうございます
      ♪───O(≧∇≦)O────♪
      きゃーきゃー!!!!
      ありがとうございます
      ♪───O(≧∇≦)O────♪
      2024/10/12
  • あーあ、やってくれたわ
    やってくれましたわ

    自他ともに認める(「他」の方のサンプル0)ハッピーエンド大好きおじさんである私です
    頑なにイヤミスを避けて読書人生を歩んできたのに
    どんなに面白いと評判になっても湊かなえさんとか一切触らなかったのに

    あたしゃこう見えて頑固なんだよ!(浅香光代)

    だったのに…
    知らなかったとは言え…
    こうも立て続けにイヤミスの傑作を読まされたら…(誰も強制してない)
    もう完全に新しい扉が開かれてしまいましたよ!

    あーそうですよ
    認めますよ
    食わず嫌いでしたよ

    ということで本編です

    帯に「衝撃のラスト一行に瞠目」とありますが本当に衝撃でした
    そして直接的な伏線はもちろんですが、物語のすべてつまりは何気ない日常の風景や聞き込み中の女の子たちとの会話、刑事二人のぎこちないスタートからだんだんに息があっていく様、全てがこのラスト一行のために積み上げられてたんだなと思いました
    このラスト一行が言いたいために作られた物語むしろラストではなく始まりの一行だったのでは?
    そんな気がしたお話しでした

  • 小暮&名島のチームとちょっとしたユーモアが所々にあってすごく良かった!
    この作品の"口コミ?"は知っていたので「あれ?このまま終わるの?確かに面白かったけど」と思いながら最後は読んでる途中で何となく予想してた終わり方に…。
    何の前情報もなかったら相当ビックリしただろうなw
    物語としは読みやすいし面白いのは間違いない☆

  • WOM(口コミ)を販売戦略とした、新ブランドの香水。香水の販売拡大の為、戦略的に流された噂。それは、渋谷に所属する少女達の中で都市伝説化していく。そして、噂と類似した殺人事件が現実のものとなる。
    警察ミステリでサイコサスペンス。バディのバランスの絶妙。噂が広まっていく状況も丁寧に描かれている。そうね、知人の口からの話、ここだけの話って、何故か広めたくなる。
    犯人の異常な性癖。事件は猟奇的。そして、書き込みすぎないラストのサイコが好きです。

    25日 水曜日 晴れ
    今日は、T京に用事があって、移動時間が長いのでこの読みかけの「噂」を持って出かける。ちょっと乗り換えながら、読み続ける。p340 22 を読み始める“R本木を過ぎるとH比谷線のスピードが上がり” 全く同じ状況に居てしまった。おお、読書史上初体験。あんまりびっくりしたので記録(°▽°)

    • akodamさん
      おびのりさん、こんばんは。
      R線固しなのですね。私も涙本とは滅多と出逢えておりませんでして。涙活コメントの参戦は烏滸がましいので、こちらから...
      おびのりさん、こんばんは。
      R線固しなのですね。私も涙本とは滅多と出逢えておりませんでして。涙活コメントの参戦は烏滸がましいので、こちらから失礼します。唯一O薦めするならば早見和真のイノセント・デイズです。気分がMかれたならば是非♪

      こちらのコメントからおまつへのコンタクト失礼します。

      おまつ、コメント遅くなりました(>人<;)
      残業税読んでるのね!野澤キャラ良いよね!
      気が向いたならばレビュー楽しみにしてます^ ^
      2022/05/27
    • おびのりさん
      akodamさん

      お疲れ様です。
      はい。私も皆さんの熱いコメントに圧倒されています。
      実は、イノセントはそろそろ読もうと思っていました。
      ...
      akodamさん

      お疲れ様です。
      はい。私も皆さんの熱いコメントに圧倒されています。
      実は、イノセントはそろそろ読もうと思っていました。
      もしかしたら、R線固いというより、無意識に避けていたかも知れませんね。
      だって、破滅的な展開好きですもの。
      ありがとうございます♪
      2022/05/27
    • 松子さん
      akoさーん、おび、お疲れさまでっす(^^)

      akoさんのコメント見て、akoさんの本棚に行ってイノセントデイズの感想を読んだら、つい夢中...
      akoさーん、おび、お疲れさまでっす(^^)

      akoさんのコメント見て、akoさんの本棚に行ってイノセントデイズの感想を読んだら、つい夢中になって他の感想も読んでました!
      いけない、いけない、お返事が先ー!

      いつだったか、もう一度読みたいなと思っていたあこさんの感想がみつからないんですよねぇ…。あこさん、本棚削除してませんよねぇ。どこ行ったんだろう!
      短めの感想なんだけど、読んだ時に
      わぁ、この人凄い人だぁ!ってすごく感動したんですよねぇ。もう一回読みたいのに見つからない(涙)

      あっ、すみません、お返事が先!

      あこさん、お返事ありがとうございます(^^)
      お仕事、絶対にお忙しいはずなのに、おすすめ本を考えてくれたのかなと申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちが入り混じってます。
      ありがとうございます!

      おびさんにおすすめ頂いた本ですが、私も読ませて頂きます♪
      ふふ。まずは、残業税です(^^)
      2022/05/27
  • 衝撃のラスト一行に瞠目!
    ということでラストを楽しみに読み進めた。
    そして予想どおり笑、夢中になり過ぎてラスト一行のことを忘れ・・・
    正にラストの一行はヒョエ〜!!でした。
    いやぁ、そう来ましたか!いやはや動悸が・・・

    荻原浩さん、最近読んだ『笑う森』とは全く違う趣で本作は比較的初期の頃の作品。
    口コミを宣伝戦略にするというのは、今の時代ではメジャーだが、今から二十年前の作品でそれを題材にされたという先見性がまず凄い。

    連続殺人鬼である「レインマン」の正体には気付くことができたが、読者向けに割と分かりやすく描写されている。ということは、これ以外にも何かあるな・・・と思わせる演出がまた巧妙だ。

    暗くなりがちなストーリーの中に、最愛の人を亡くすという似た者同士の名島を投入しているのも流石だ。
    名島のフレッシュな人物像と、未来に希望あふれる一人息子のシンノスケ君がプラスされることで、物語全体がとても生き生きしていた。

    ふぅ〜靴のサイズ二十三センチじゃなくて良かった。
    ミステリー好きには是非おすすめしたい一冊。

  • WOM
    “Word of Mouth”の略語でいわゆる「クチコミ」のこと。
    クチコミとか、都市伝説に踊らされるのは、ネット社会で更に増えてきてるんとちゃうかな?
    クチコミが殺人と繋がってんの?って気はする。確かにクチコミを仕掛けた事が影響はしてるけどね。
    といって、面白くない訳ではない!むしろ面白い!かなり!
    どんでん返し系のお勧めで読んだけど、「確かに最後の一行で!」やけど、これは、凄いというか、酷い…辛い…
    まぁ、何となく予想出来なくはないけど、それはやめて欲しいと、思ってたのに…
    お前ら〜…

  • はじめての荻原浩さん作品。
    あらすじに「サイコ・サスペンス」と書かれているのに気づきちょっと怖くて本棚に眠らせていたけれど、勇気をもって読んでみたらなんだ、面白かったじゃないか!
    確かにサイコな場面もあるけれど、それ以上に事件に関わる人たちそれぞれの物事の捉え方や思いが詳細に描かれていて悲惨な殺人事件を解決するだけでないのも良い。

    捜査に加わることになった年頃の娘を持つ中年刑事:小倉とその相棒:名島。最初はぎこちない関係性が次第にチームとして変化していくのが心地よい。また、多忙な刑事をしながらも娘を想い葛藤する父親としての小倉も魅力的だった。

    本作では女子高生をターゲットに香水を売るための販売戦略として口コミを利用しており、女社長:杖村の知識披露の場面は意外と面白くて勉強になった。日々目にする広告とか情報には色々深い意味が込められているんだな。

    私自身はまんまと最後まで犯人がわからず、そのサイコパス加減に驚愕。なんか「鶏が先か卵が先か」状態で混乱もした。さらにそこで終わらないのがすごい!
    確かに学生は大人に比べたら行動範囲は狭いけれど、友人との絆は大人より強いのかもしれない。きちんと大人を見てる。それが最後に詰まってる気がした。

  • 要所要所のミスリードが上手く作り込まれていて、噂というタイトルも、全部読んだ後だとスタイリッシュで洒落ている。あとはなんといっても、衝撃的なラストで、伏線箇所を読み返す事必至。面白かった。

  • チョ→とか流行ってたなぁ。時代背景が懐かしい。

    中盤で犯人に確信を持ち、わりとわかりやすい伏線だったなぁーと偉っそうに思ってました。ごめんなさい。

    最後そういうこと?!とゾッしたと同時に悲しくなった。新しい家族が始まりそうな予感に、明るい未来が見えそうだったのに…。一番ほのぼのとページをめくっていた、そこが伏線だったの!だからあの時そんなこと聞いてたの?と驚き唸りました。

    こういうジャンルの名作と言われてるものは(殺戮にいたる病や、ハサミ男など)やはり好みだなぁ。面白かった。

  • 私が読む荻原浩氏作品(アンソロジー含む)の6冊目。
    本書の単行本は20年以上前に書かれているので、色々と古いが、その点は問題無く読めた。

    刑事コンビ(小暮と名島)がとても好ましかったし、途中で小暮が名島の代わりに組んだ津末や内藤も良かった。
    所々笑ってしまうところすら有った。

    しかし、最終章に頭がついて行けずに困っている。
    ちょっと待って、荻原さん!

    解説を読むと、評論家ですら気付かない人がいる仕掛けだと書かれている。
    ということは、たぶん、私のこの困惑は、仕掛けに気付けたからこそだとは思うのだが…

    いやいや、ちょっと待って、荻原さん!
    著者ご本人に、「これってこういうことですよね?」と、ものすごく聞きたい。




    色々とネタバレを読んでみた。
    自分の解釈で、あっていた…。
    ショックだ。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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