- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101232027
感想・レビュー・書評
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文庫サイズの東山魁夷画集としては楽しめる1冊
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絵に多少の興味がある人なら東山魁夷の名は知っているだろう。たとえ知らなくても、その絵を本か何かできっと見たことがあるはずだ。
こういう本を読んでいると(正しくはめくっているとかもしれない…)不思議と心が落ちつく。何だか京都に行ってみたくなった。整然と並ぶ北山杉、初冬の嵐山、いいなぁ。北山杉といえば川端康成の『古都』、そういえば、昔、あの山口百恵が映画で演じていたのを思い出した。
ついでに“きょうと~、大原、三千院…”で始まるダークダックスの“女ひとり”のメロディまで思い出してしまった。 -
(1992.04.27読了)(1984.05.01購入)
東山魁夷小画集 -
【絵】文庫本なので小さいが充分うつくしい。30センチくらいの距離から眺めるといい。
【借景】京都の自然は庭園であり、京都の庭園は自然であるとも伝える。(p.77)
【同形】同形の配列の面白さ(p.44)
【庭】庭は生きている。生きているということは絶えず変化していることを意味する。(p.85)
【古い町】この、古い町というイメージはいつも私の心の中にあるもので(p.38)
【文章】読むだけで描けそう。この情緒が絵にこめられているのだろう。
【闇】四人の舞妓が踊っていた。背景はただ夜の闇。しかし、その闇は豪奢な黒である。(p.47) -
大学の時、友達と京都に行く際に父が買ってきてくれた東山魁夷の画集。この本で東山魁夷の青色に魅せられ、展示会巡りが始まりました。