ピアニストを二度笑え! (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101233048

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  • ジャズピアニスト山下洋輔氏のドタバタヨーロッパツアーレポート。
    山下洋輔氏は現在72歳の言わずと知れた有名人だと思いますが、
    私はジャズ分からないので本業でのこの方の業績や活躍を全く知りません。ただ、とにかく本がオモシロイ!!初めて読んだ時にギャッと言って天井まで飛び上がり、未知の世界の扉を開けた衝撃で目を回し大好きになりました。これは30年近く前に刊行された本ですが今読んでも全く色褪せない面白さ。

    まずはツアーがメンバーも行程も破天荒。空港では楽器の積み込みに職員とトラブルを起こし、ドイツでは車移動のはずが雇った運転手が「免許忘れた」ため急遽列車移動。列車内でみんなで睡眠薬をキメテたらあやうく乗り過ごしそうになったり、国境ではビザがおりなくてまた揉めたり。合間合間で隙を見ては飲んだくれ、どんちゃん騒ぎをし、記憶をなくす。いや素晴らしい♪

    そんな素晴らしいツアーの内容もさることながら、もっとスゴイのは彼の奔放で柔軟で突き抜けた発想力と、それを余すところなく表現する自由自在な文章力。本当に体験したことのない面白さですので是非読んでみてください。何冊も出ていて「ピアニストを二度笑え!」はその3作目?なんだけど、なんでコレかというと今うちにこれしか無いからです。すんません。どれを読んでもオモシロイです。

    ちなみに山下洋輔というとタモリを発掘した人としても有名。
    福岡でジャズフェスティバルに参加し、夜中にホテルの部屋でどんちゃん騒ぎをしていた山下洋輔一行。演目はデタラメ歌舞伎みたいなやつで、みんなで好き勝手にそれらしく歌い舞っていると、開いていたドアから見知らぬ男が当たり前のようにデタラメを歌い舞いながら乱入。これがタモリ。意気投合するも当時会社員だったタモリは明け方にハッと気づきそそくさとその場を去り、残された山下洋輔達は「一体あいつは誰だったんだ」と騒然。その後山下洋輔達がなんとかタモリを探し出し仲良しに→、東京の仲間に「福岡にすげぇ面白いヤツが居る」と報告→みんなで旅費を出してタモリを呼ぶ→赤塚不二夫が惚れこむ→上京。
    ということで、この本に出てくる彼らのどんちゃん騒ぎネタの一端を体験したかったら、タモリのCDがおススメです。(ブックバトンですのでCDはあくまでも副教材ということで)

  • 2009/3/12購入
    2014/11/18読了

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著者プロフィール

1942年生まれ。いまや、世界の「ヤマシタ」として、ジャズピアノ界でもレジェンド的存在。フリージャズピアノの第一人者。軽妙なエッセイはファンを魅了してきた。音楽活動では、オーケストラ、和楽器楽隊との異種格闘技的な競演や山下洋輔パンジャスイングオーケストラを組織。ヨーロッパはもとより、近年はベトナムでジャズとオーケストラの子ラボ公演や、ジャスミン革命前のチュニジアで『チュニジアの夜』を弾くなど興味深い公演多数こなしつつ、母校の国立音大の教授でもある。1942年生まれ。映画『カンゾー先生』の作曲で「毎日映画コンクール・音楽賞」、「日本アカデミー賞・優秀音楽賞」、「芸術選奨文部大臣賞」を受賞。ジャズピアニストとして、まさに第一人者。

「2017年 『猫返し神社』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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