球形の季節 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 421
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234120

感想・レビュー・書評

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  • 東北の山間の小さな町
    閉塞的な生活に倦む高校生たち

    突然ひろがった奇妙な噂やおまじない
    みんなが「ここではない世界」へ「跳ぶ」ことを
    望んでいるのだろうか

    不思議な雰囲気ただよう
    恩田ワールド

  • 恩田ワールド全開なファンタジー。
    どんでん返しとか綺麗な結末を望む人には物足りないと思うけれど、私はこの独特な世界観と、気付けばその世界に意識が取り込まれている感じがとても好きなため、読んでいて心地よい。
    言い様のない不可思議な存在が常に付きまとってくる雰囲気も好き。

  • 再読。
    今読むと「球形って・・・ああ~~~なるほどね・・・・・・」ってなります。
    わりと今後の恩田作品を彷彿とさせるねたが盛り沢山なのが、初期からも読み取れますね。ソフトブラック恩田。

    • f0314087さん
      突然のコメント、失礼いたします。
      タイトルと内容がイマイチ結びつける事が出来なかったので。。。
      宜しければナルホドの理由を教えて頂けない...
      突然のコメント、失礼いたします。
      タイトルと内容がイマイチ結びつける事が出来なかったので。。。
      宜しければナルホドの理由を教えて頂けないでしょうか??
      既読スルーでも構いませんので、いきなり申し訳ございませんでした。
      2015/09/03
    • f0314087さん
      コメント頂き有難うございました。
      (すみません、不慣れなものでどういった形式での返信が良いのか分からず)

      「祈り石」の存在を忘れてい...
      コメント頂き有難うございました。
      (すみません、不慣れなものでどういった形式での返信が良いのか分からず)

      「祈り石」の存在を忘れていました!!彼女たちにとってとても意味のある行為でしたのに。。

      スッキリです!!本当に有難うございます。
      2015/09/30
    • f0314087さん
      こちらこそ、本当に有難うございます。
      夜のピクニックから入ったのですが
      青に捧げる悪夢の短編を読んで、こんな世界観も書くのか、と驚きから...
      こちらこそ、本当に有難うございます。
      夜のピクニックから入ったのですが
      青に捧げる悪夢の短編を読んで、こんな世界観も書くのか、と驚きから入りましたがハマりつつあります。
      作品沢山なのでコメント、参考にさせて頂いてどんどん読んでいきたいです。


      2015/10/01
  • 高校生達が中心の話だけど、小夜子や夜のピクニックのような学園物語という感じではなく、どちらかというと常野物語のニュアンスが濃い。
    母親に虐待されている少年や火事で家族を失った少女などまた思わず目をそむけたくなるような境遇の子が出てきたり、クール過ぎる少年がでてきたり何気に怖い。

  • 10年以上ぶりに再読。内容は全然覚えてないのに、ある部分には既視感があったりして不思議だった。冒頭の夜の感覚や不安は共通すると思った。多くの人が出て来るなかで、その繋がりがすごい。あの人はこの人でもある感。最後、教会へ行くのが男ばかりなのが気になる。久子は行けなかったけど、漠然と久子のほうが拒絶した印象がある。結局のところよく分かってない。

  • ストーリー全体から何らかのメッセージを探すなら「自由に伴う責任と決断を恐れている」という一文であろうか。また、変化のない日々への幸福感と不満の相容れない心情が異世界と現実世界の往来を題材に絶妙に表現されている。提起された問題の結論が読み手に委ねられており、読者それぞれのエンディングを創造することが要求される。
    蛇足ながら、準主役級の登場人物が次々と登場し話の主体が変わるため、逆に言えば自身を投影しながら読めるという絶対的な主人公がおらず没頭できなかったという印象である。途切れ途切れ読むよりも物語全体を俯瞰して雰囲気全体を楽しむためのファンタジーだと思う。

  • 村上春樹的な
    ちょっとわからん系小説。
    言い回しはいいものちょこちょこ。

  • 再読。初読は十年ほどは前かな?

    見え透いた日常からの脱却というものを誰もが願っている…というのはテーマとしてはありふれたものであるかもしれないけど、恩田陸の味付けはやはり好み。
    本当の谷津、は恐怖の報酬日記で何度か書かれた恩田陸の心の原風景そのもの。

    本棚残留決定。

  • 再読。田舎×学校という閉塞感の2乗の中で、不穏な雰囲気をたっぷりと描き出しながらいろんな高校生がふたつの世界をさまよっている。高校生特有の不安定さに、私もこんなんだったなあ・・・と思い起こされる。恩田さんの描く高校生って少し大人びて、ときに超越していて結構好きです。

  • みんな待っている。
    この平凡な日常、つまらない生活から自分たちを救い出してくれる。
    自分の願いを叶えてくれる、自分たちを裁いてくれる、大きな力を持つ、そんな誰かを――。

    東北のある田舎町で、高校生を中心に広がる奇妙な噂とおなじない。四校にまたがる「地歴研」のメンバーはその噂の出所を突きとめようとするが、その矢先、噂は現実のものとなる。そしてまた新たな噂が流れ始め――。閉塞的な町。平凡な学園生活。漠然とした未来。高校生たちの外界へ飛び出したいという欲求、大人になるという不安、そして願いが作り上げる幻想を描く学園ホラー。

    なんとなく常野的。自分も東北の田舎町育ち。作品に漂うこの雰囲気、たぶん分かる。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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