六番目の小夜子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 12711
レビュー : 1488
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234137

感想・レビュー・書評

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  • 10年ぶりくらいに再読。
    昔見たドラマの原作として読んだのが最初。。

    あたりまえにいた場所だけど、この作品を読んで「学校」は奇妙な場所だと改めて思った。

    芝居の場面の緊張感がすごかった。そして確かに感じるうす気味悪さ。

    そして自分の高校時代が思っていたよりも随分と遠いところにあることに気づかされた。

    この作品に描かれてるのはある種の理想だと思った。

    これからもゲームは続いて、謎は謎として存在していくのだろう。

    ドラマもまた少し見たくなった。

  • 再読。なんど読んでもサヨコの上演シーンはぞくぞくします。

  • ううむ。

    学校という場所の表し方がすばらしい!!
    解説にあった「永続的な部分と刹那的な部分を備えた場所」というのには思わず納得。

    あと文章力はすごかった。
    特に劇のとこはやばいね。
    第三者のはずなのに集団心理にかかってしまった・・

    ただなーお話にまとまりがないというか。
    結局なんだったんだろうって感じ。
    すっきりしない・・

    デビュー作だからしかたないかな?

  • 小夜子伝説の設定が奇抜で不気味さも抜群でした。
    登場人物全員に個性があったし
    小夜子が何者なのかわからない主人公たちと一緒に
    謎解きをしているようで、読みながら自分でも推理したりしました

    ただクライマックスがごちゃごちゃしていた感があって
    説明に置いていかれてる感が否めない;

    • hyoshi52さん
      登場人物と一緒に謎解きしていく感覚わかります。冒頭の入り方が好き(^^)前に読んでだいぶ経つので再読しようかな。
      登場人物と一緒に謎解きしていく感覚わかります。冒頭の入り方が好き(^^)前に読んでだいぶ経つので再読しようかな。
      2012/05/03
  • もう何年も前から買おうかどうしようか迷ってた作品。ブックオフに感謝。
    結論から言えば読んでよかった。なんともいえないぞくっとするような恐怖がありながら、最後には少しほっとする感じ。
    学校という誰もが人生で通る場所を舞台に、3年間という短い時間をすごす高校生が、伝承された話に抗い踊らされ、そこから解脱する感じ。たわいもないいたずら心は先生も生徒も持っていて、その使い方がだいぶ違う。
    学校はずっと前からあって、先生は自分たちより前からそこにいて、じぶんたちがいなくなった後も先生は学校にいて、学校は残る。時の流れにうまいこと乗せた作品だなあと思った。
    最初の、待ってる者は何かがちゃんと最後にはわかるのもミソ。

  • 栗山千明ばっかり思い浮かんじゃって、
    もはや沙世子っていうより栗山千明。

    思ってたよりは怖くないし、
    続きが気になってどんどん進めた。

    他の恩田作品と比べる意味で星3つ。

  • なんか昔流行った「三丁目の花子さん」の話みたいに、学校で話題になる都市伝説が実際に起こるような感じが、この本の内容でした。
    学生生活を思い出す描写があったことで懐かしく感じたり、そんな中にミステリーな感じがあったりで面白かったけど、強い印象が残らなかった。

    いつか再読してみよう!違ったものが見えるかもしれない。

  • 小学生?ぐらいにドラマ化してたのを話がとびとびで観てた。その時の感想は「よくわからんけど、不気味な雰囲気」。大学生になって読んでみたら、その不気味な話に引きずり込まれて一気に読み終わった。特に文化祭の場面がすごい!

  • 学校という社会と隔絶された世界の特徴をうまく表現してると感じた。

    物語は与えられたわけではなく、
    物語のきっかけのみが与えられ、生徒たちが物語を作り上げてしまった。
    それは、読み手も同じことで、自分でいろいろな想像をし、勝手な期待や恐怖の中で、物語というものを描いてしまう。
    結局、結末において、読者の描いた勝手な物語に、一方的な、そしてある種がっかりな結論を与えられてしまう。

    そこにきて、見事に作者に踊らされていたことに気づき、苦笑してしまう。

    それは、物語に登場する生徒も同じことで、真実を知ることは、意外にもつまらないことだと知るのだろう。

    真実を知らずに妄想だけがふくらみ、自分たちの作り出した幻想に踊らされてしまう。
    学校という閉鎖空間において高校生という多感な時期の登場人物たちが、いいように踊らされることによって、読者も一緒になっていいように踊らされてしまう。
    よくできた話だと思った。

  • 同じ教室、同じ制服、同じ机

    その辺りの雰囲気が抜群に映えます。
    顛末のくくりをもう少しどうにかならないかとも思いますが、コレはこれでいいのではないでしょうか。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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