図書室の海 (新潮文庫)

著者 : 恩田陸
  • 新潮社 (2005年6月26日発売)
3.26
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  • 本棚登録 :7247
  • レビュー :726
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234168

図書室の海 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 短編が10篇。どれもページ数が短くサクサク読める。
    小夜子の番外編が目当てだったけれど、他の作品も楽しめた。

    恩田作品はわたしには合う合わないの差がすごくあって、学園モノ以外はあまり合わない方だけど、この本の10篇はどれも面白い。

    年代記を凝縮したという「オデュッセイア」。
    SFというよりファンタジー風味で好きです。
    ヴィジュアル的にはどうしても某動く城を思い浮かべてしまうけれど(苦笑)

    あとは、「夜のピクニック」の前日譚。うまく本編へ煽ってくれた感じ。
    もちろん、このあと「夜のピクニック」を読む予定。

  • 私が初めて読んだ恩田作品。短編集で他の作品の番外編みたいな話も入っているので、本編を読んでから改めて再読したい。
    …と思いつつも、多くの恩田作品を読んだ今になってもまだ再読できていなかったりする。

  • 恩田陸さんには珍しい短編集。
    六番目の小夜子の番外編「図書館の海」、夜のピクニックの番外編「ピクニックの準備」、理瀬シリーズの番外編「睡蓮」を収録。
    でも他の話も、解説で「恩田陸の予告編コレクションのような性格を持っている」と言われてるみたいに、何かの本編の番外編みたいに読めて面白かった。

    上記の3つ以外でのお気に入りは「オデュッセイア」。
    旅をする町「ココロコ」のお話。ココロコが人々を見る目が優しく温かい。
    ジブリなんかで映像化しちゃえるんじゃないかと思ったけど、きっとハウルの影響だろうな~(笑)

    あとは「茶色の小瓶」
    まだ書かれていない(と思われる)本編が楽しみになるようなお話。
    事故の応急処置を的確に行った会社の同僚に興味をひかれ、彼女の過去を調べていくうちに、彼女が看護学校を卒業していることを知る。彼女のロッカーには、大切そうにしている茶色の小瓶があって…
    というお話。
    最後はちょっとぞっとする。

    初めて恩田陸さんを読む人は、とりあえず他の作品から入った方がいいけれど、ある程度読んだよ!という人にはお勧めです。

    • 九月猫さん
      マリモさん、はじめまして。九月猫と申します。
      フォローしていただいてありがとうございます。


      『オデュッセイア』の「ココロコ」、わたしもハウルを思い出しました。
      ココロコは「町」で規模が大きそうだし、まだ描かれてない歴史も込みで映像化したもの観てみたいですねー。
      『茶色の小瓶』や『イサオ・オサリヴァン』などの本編も気になるところ…。
      (どちらもまだ本編は書かれてないのですよね?)

      恩田さん作品はまだあまり読んでいないので、マリモさんのレビュー参考にさせてくださいね。
      もちろん恩田さん作品以外も!
      レビュー楽しみにしています♪

      マンガ棚のほうもちょこちょこ覗かせていただいてます。
      これからどうぞよろしくお願いいたします(^-^)
      2013/02/15
    • マリモさん
      九月猫さん、初めまして!
      こちらこそフォローしていただいてありがとうございます。

      ココロコ、九月猫さんもハウルを思い出したんですね♪
      共感してくださる方がいてうれしいです。
      他の作品も、本編があれば読みたいなぁと思う、面白い1冊でした。
      (茶色の小瓶、イサオ・オサリヴァンもたぶん本編はまだですねー。恩田さんの頭の中にはあるのかも??)

      恩田さんは著作が多く、昔から少しずつ読んでいるので、どれを読んだのかわからなくなるときもあります(笑)
      ブクログにのせていないものの中では、常野物語3部作(光の帝国、蒲公英草子、エンドゲーム)が好きです。もしまだでしたらお時間あるときにどうぞ!

      私も九月猫さんの本棚を参考にさせていただきますね♪
      これからもどうぞよろしくお願いします。
      2013/02/16
  • どれも続きが読みたくなるような短編集。

    実際に長編になっており「イサオ・オサリヴァンを捜して」の本編?「夜の底は柔らかな幻」と「ピクニックの準備」の本編の「夜のピクニック」は読んでみたいものだ

  • 2014年、読みおさめの一冊(笑)

    有名なタイトルなので、手に取らなくてはと思いながらも先延ばしにしてしまった。

    『夜のピクニック』•『六番目の小夜子』(こちらはまだ未読、いつになるやら)を読んだ人はきっと嬉しい短編集。

    個人的には「睡蓮」が好き。
    桜の木の下には死体が埋まっているといったのは梶井基次郎だったか。睡蓮もそうだという。
    女の子の美に対する嗅覚の鋭さにはドキっとするときがある。劣等感と、嫉妬心。
    そういうものの描き方が上手いな、と感じた。

    いろんなテイストの話が織り混ざっていて、楽しく(時にはぞくっと)読み終えられた。

  • 短編集。特に好きなのは「国境の南」。じぃっと黙として見つめられているかのようで不気味。短編でも、恩田陸さんのミステリーの雰囲気がしっかり出ている。そして「オデュッセイア」。なんだろう、この切なさ。最後に光る希望もいい。

  • 恩田さんのいろんなシリーズの登場人物が顔を出す話を含む、短編集。本編を読んでなくてもまぁ大丈夫かと。
    印象に残ったのは以下の通り。

    『茶色の小壜』
    大人しく、仕事も普通にこなすOL・典子。彼女の意外な一面を見た主人公の「私」は典子の正体をそれとなく調べ始め、やがて彼女が謎の小壜を持っているところを見てしまう。
    典子は何者なのか。なんだろ…吸血鬼…みたいなものなのかな。小壜の中味も謎。
    オーソドックスなホラーという感じ。

    『睡蓮』
    『麦の海~』に出てくる理瀬の、幼い頃の話。
    学園長(理瀬の父)と出会ったときのことが描かれている。

    『ピクニックの準備』
    『夜のピクニック』の前日譚。

    『国境の南』
    昔通っていた喫茶店で起きたヒ素中毒事件。
    難を逃れた主人公は、その事件の謎を考える。
    それは一人の女の謎の悪意から来ていた。そう結論付けたが、最後の最後、逆転する(マスターの仕業)。

    『図書室の海』
    『六番目の小夜子』のスピンオフ。
    『六番目~』の話、うろ覚えになってるわ。
    図書室が船のように見えるという描写が印象的。

  • 恩田陸の小説って、なんだか不思議だなあ。色とりどりで。あとからあとから体に言葉が染み込んでくる。

  • ほとんどの話が掴めませんでした。
    私の読書力が足りないだけですかね。不思議というか結末をあやふやにしてて、消化不良気味でした。
    物語の展開は面白いのでページをめくる手は止まりませんけど。
    何年後かに再読したい作品でした。そうすれば少しは意味がわかりそう。

  • 短編集になっていますが、最初の話でなんだか頭がこんがらがってきます。
    その後もなんだかそれを引きずったまま読んでしまうと内容が頭に入ってきません(笑)

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