図書室の海 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.26
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本棚登録 : 7552
レビュー : 738
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234168

感想・レビュー・書評

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  • 恩田陸の短編集。
    見たことのあるようなプロットだけれど、恩田陸っぽい色彩で描かれているところが気に入った。
    しかし、短編集はどうしても物足りなさを覚えてしまう性質なので星3つ。

  • 姉の本棚より。

    初めて読んだ恩田陸。今をときめく作家の本はやっぱり肌に合わないなぁ……としみじみ思った。
    以下、感想と言う名の文句。

    「春よ、こい」はくどかった。途中同じ台詞が繰り返される所はまともに目を通さなかったほど。皆川博子みたいに、360度だけ回転して終わる方が好み。こういう作品であまりくどくないのって少ないのかもしれないけど。
    「オデュッセイア」は移動都市(?)のお話。本屋でうろうろしている時に見つけた、ヤドカリ型などの移動する都市の画集を思い出した(未購入)。
    「睡蓮」は最初の3行だけは好み。とは言っても、小学生の頃に読んだ本にもそういうことが書かれていて、色々頭の中で膨らました経験があって、それを思い出したというだけのこと。

    解説書いた方には申し訳ないけれども、本編を手に取ってみようとは思わないです。ボルヘスの名をあげるほどではない気が。個人的に、あとがきに「一日で書いた」って書いちゃう作家は嫌いです。もうちょっと作りこまれていて濃密な雰囲気だったら尊敬するけど。

  • 久々の恩田陸。
    つぅ、と背筋が寒くなるような短編ばかりだった。面白かった。
    「睡蓮」「茶色の小壜」「国境の南」「図書室の海」「春よ、こい」がお気に入り。
    2014.01.07

  • うっすら怖い話の詰め合わせ。もやっとした終わり方の話が多くて、余計にうっすら怖くなる。恩田陸ってこういう話が多いんかなぁ。

  • 読了日20131229

  • 全くの独立した短編と、長編からのこぼれ小話である短編のごちゃ混ぜの一冊。

    春よ、こい
    ー何度も繰り返す、避けられそうで避けられない事故を超えようと幾度も巡る少女たちの春の話。

    茶色の小瓶
    ーそつのない彼女の隠し持つ茶色の小瓶に魅了された“私”に待つ末路は。

    イサオ・オサリヴァンを捜して
    ー斥候部隊だった祖父は不思議な力を持っていた。向こう側から裂け目を通ってやってくる誘いから仲間を守りつ
    つ続けた役目とは?(長篇化希望)

    睡蓮
    ー三月は深き紅の淵に、の理瀬の幼いころの話。校長の存在感がいい。
    いっそ三月は〜の学園を様々な人物から様々な時系列で連作短編集作って欲しい。

    ある映画の記憶
    ー一本の古い日本映画のラストと重なったある日の夏の事件の真相。(雰囲気がいい)

    ピクニックの準備
    ーまさに前夜譚。これを読んでから夜のピクニックを読んだ。読んでから思ったけど、せっかく前夜譚なのだから本編で語りまくりの二人以外の準備だったら良かった気がする。

    国境の南
    ーある喫茶店で起きた中毒事件のひとつの真相。

    オデュッセイア
    ー動く街のはじまりから一度の終焉、そして新たな息吹の物語。

    図書室の海
    ー六番目の小夜子からのスピンオフ。秋の姉の夏の在学中の物語。

    ノスタルジア
    ー様々な人生に織り込まれた懐かしい一瞬は誰かの人生の永遠の一瞬だった。SF色、なのかしらと思いつつ。これに似た雰囲気の話があったような、なかったような。

    総じて面白い本でした。ただごった煮感が美味しいような、振り回されたような。

  • 恩田さんの短編集。
    解説にもあるように予告編っぽい作品集。

    重箱のような短編集で様々なジャンルのものをつまみ食いしてる気分。

    個人的には恩田さんは長編の方が好き。

  • 2013/10/19

  • ノンシリーズの短編集。『六番目の小夜子』の後日譚や、『夜のピクニック』の前日譚が収録されている。『夜のピクニック』は前日譚ではあるけれど本編を読んでから読んだ方がいいね。ちょっとだけネタバレしてるわ。2013/299

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    あたしは主人公にはなれない―。関根夏はそう思っていた。だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々語り継がれる“サヨコ”伝説に関わる使命を…。少女の一瞬のときめきを描く『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)、『夜のピクニック』の前日譚「ピクニックの準備」など全10話。恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。

    【キーワード】
    文庫・短編集・番外編・ミステリー

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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