図書室の海 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.25
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本棚登録 : 9422
感想 : 812
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234168

作品紹介・あらすじ

あたしは主人公にはなれない-。関根夏はそう思っていた。だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々語り継がれる"サヨコ"伝説に関わる使命を…。少女の一瞬のときめきを描く『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)、『夜のピクニック』の前日譚「ピクニックの準備」など全10話。恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。

感想・レビュー・書評

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  • 他の恩田陸さんの著書のスピンオフや前日談の様な内容があるので、ある程度他の作品も読んだ上で本作を読むと面白いかも

    イヤミスのような、最後にぞくっとくる短編もあって面白かった


  • 久しぶりの再読。色んな小説のスピンオフを合わせたような短編集なので、これだけ読むとよくわからないかも。六番目の小夜子を読み返したくなりました。

  • 短編集というものをあまり読まないからスパンスパンと読み進められるのが新鮮だった。
    でも自分の読解力の問題で一つ一つの話を読み解いて楽しむって流れができなかった。
    なんなら読み取ろうとしすぎて「この話ってつまりどういうこと?ちょっと読んでみてよ」って人に聞いた。(茶色の小瓶)
    小夜子や夜のピクニックの前日譚は胸アツ!

  • 以前夜のピクニックを読んだので、その予告編が書かれているこの本を読んだ。

    ファンタジー要素のある話が多くて展開が読みにくいからか、読んでいるのが面白かった。


    お気に入りは、「国境の南」「図書室の海」

  • 2023/12/21-12/27

  • 恩田陸さんの短編集になります。
    短編集といっても「夜のピクニック」「六番目の小夜子」そして「理瀬シリーズ」の前日談やスピンオフなど、初めて読んでもどこかに知っている人物が現れるという面白い感覚で読みました。

    オデュッセイアが内容ではハマり、こういうファンタジー系の描きぶりは流石です。
    茶色の小壜もどこかピリッと不気味さを出すのもほんとに上手だと思いますね。

  • 短編というよりは長編で読みたくなった。後書きのこの本は恩田陸作品の予告映画という意見に同感。

  • また、私の手には負えない一冊でした。

  • 恩田陸さんの短編集はなかなか自分にはヒットしない。でもどこかに宝があるんじゃないかと読んでしまう

  • 「夜のピクニック」の予告編「ピクニックの準備」、
    「六番目の小夜子」の番外編「図書室の海」ほか、代表的な恩田作品の別編がまとめられた短編集。
    ホラーな雰囲気満載の一冊。
    けれど基本はミステリーだから、私でも読めるくらいのホラー度合い。知っている登場人物たちに会えて、なんだか懐かしかった。「夜のピクニック」、買いたくなってしまった。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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