一瞬の夏(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101235028

感想・レビュー・書評

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  • 沢木耕太郎のスポーツのほうは初めて。

    文章自体が好きなわけじゃないので、
    紀行モノ以外はどうかなと思ったけど…
    意外によいです。
    やっぱり彼の人間の見方がいいのかな。

    ボクシングに
    夢に
    熱くなるひとたち。

    ノンフィクションだから、
    結末は「ああ、まぁこんなんもんか」で終わる可能性がずっと高い。
    でも時に、フィクションをはるかに上回るものが出ることもある。
    その時のためにも、成り行きを見続けていたいな。

  • ブックオフの105円コーナーで、ゴールデンスランバーを書いた井坂幸太郎に名前が似ていて、なんとなく目に付いたので、買ってみた。

    最初は小説と思って読み進めたが、ノンフィクションだということを、下巻の裏表紙のあらすじで知って、なるほどな~とかんじた。

    主人公はプロボクサーカシアス内藤。

    ボクシング選手の格付けは、日本と東洋と世界などそれぞれのチャンピオンがいて、ランキングもそれぞれあって、ずいぶん複雑なもののようだ。

    また、大きなタイトル戦でもほんの一握りの人の思惑で、いろいろなことが決まっていくものらしい。

  • 【No.53】「どこが変わったというわけではないのだが、顔に深味のようなものが出てきていた。軽薄さが消え、陰影が出てきていた」「夕方の人が気ぜわしく動き回っているはずのこの時刻に、ぼんやりと風景など眺めている。ここ何年とそんな時間を持ったことがなかったような気がする。大した仕事をしていたわけでもないのに、瞬時も休まず走り続けてきたように思える」

  • 現代のスポーツノンフィクションというジャンルの礎となった作品。ノンフィクションにおける『主観』のさじ加減が絶妙。また、ライフステージにおいて20代後半という時期をどう捉えるか。個人的に多いに共感できた。

  • ボクシングに興味なくカシアス内藤も知らなかったけれど、ぐいぐい引き込まれ、一気に読んだ。ノンフィクションの面白さが初めてわかった一冊。

  • 沢木氏の著書では「深夜特急」よりもこちらの方が、私の中では思い入れが強い。
    未読の方は「敗れざる者たち」を先に手にされた方が、カシアス内藤氏の物語を時系列で読むことができるでしょう。

  • 沢木さんのベスト1を選ぶなら、やっぱりこれですよね。

  • カッコよすぎ、沢木さん‥

    一瞬の夏ってタイトルも、素晴らしい。

    熱くて切ないノンフィクション。

  • 初めて読んだノンフィクション。そして何度も読んだ。ここまで他人に関わりのめり込める作者がうらやましい。そりゃ旅にも出たくなるさ。

  • ボクシング好きなら一気に読むと思う。
    自分はそうでした。

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著者プロフィール

沢木 耕太郎(さわき こうたろう)
1947年東京生まれのノンフィクション作家、小説家。横浜国立大学経済学部卒業。大学卒業後、ルポライターとして活動、注目を集める。
浅沼稲次郎暗殺事件で刺殺された浅沼と、その犯人である少年を描いた『テロルの決算』で第10回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。以後、バックパッカーのバイブル『深夜特急』をはじめ、スポーツや旅などを題材にした多数のノンフィクション作品、小説などを発表。2000年に初めての書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し話題となる。
2003年これまでの作家活動で第51回菊池寛賞、2006年 『凍』で第28回講談社ノンフィクション賞、2013年 『キャパの十字架』で第17回司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞。

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