深夜特急2-半島・シンガポール- (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 425
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101235066

感想・レビュー・書評

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  • 作者自身がそうだったと述べる通り、香港・澳門編に比し「ノリ」が違う。何だかマレー・シンガポールが気の毒ではある。
    まぁマレーには行ったこともないので、この本読むと余り魅力的でも無さそうに思えてくる。罪作りやな。
    ところで昔のハワイはそんなに良かったのか、、、喪われた楽園か。

  • 後ろの方に高倉健さんとの『死に場所を見つける』という対談が収録されていた。1984年掲載。「なんだかカリブ海に潜りにいったまんま上がってこないよ」って死に方が今は一番いいかなって書いてあった。「自分がここで死ぬんだというところを早く見つけたい」

  • 巻末付録が、このタイミングで高倉健と沢木耕太郎の対談だった。
    最後に健さんは「死に場所を見つける」と題された対談の中で、自分がここで死ぬんだというところを早く見つけたいという、そういう気持ちはありますね。と語っていた。

  • 万城目学が人生を変えた1冊にあげていた。第1巻だけ読んで、しばらく積読になっていたのを取り出してきて1日で読んだ。しかし、まあ、あやしげなホテルにばかり泊まっている。本当に無計画に旅をしている。20代だからこそできたことなのか。私も10代、20代のころこの本を読んでいれば影響されたかもしれない。しかし、この年(50歳)になって読んでも、それほど引き込まれることもない。自分にとっては村上春樹著「遠い太鼓」だったかもしれない。湾岸戦争がおこり、ギリシアへの旅の計画ははかなくも消え去った。いっさい女には手を出していないようだけれど、それは本当なのだろうか。巻末に高倉健さんとの対談があった。そう興味を持って映画を見てきたわけでも何でもないのだけれど、こうして生の声を聴くと親近感がわく。ご冥福をお祈りします。

  • 1巻(香港・マカオ編)を読んだときはあまりぐっと来なかったが、かえってこちらの方(特にタイ・マレーシアのあたり)には惹きこまれた。主人公の<私>は、香港の熱狂的なエネルギーの方が性に合って、一方のマレー半島やシンガポールには(香港の熱狂を探すあまり)今一つだったようだが、私にはその逆なのかもしれない。

    バンコクで初めに出会ってバスに乗せてくれ、ホテルまで辿り着かせてくれた少年に始まり、多くの少年少女たちや怪しげな人たちとのかかわりが細かく描写されている。<私>自身もあとでニュージーランドからの旅人に話していたとおり、「出会った人をあまり警戒しない」「心を開くことで出会える新しい世界がある」という心構えが大事なのだろう。「人」に対してだけでなく、屋台(マーケット)で売られているジュースとか、中華街にある宿とか、やはりせっかくなら飛び込んで試してみようよ、ということだろう。

    それにしても、描写力と観察力の高さで楽しませてくれる文章。「オープンマインド」はある種のスキルでもあると思った。今後東南アジアを旅することがあれば、収穫多き旅にするべく、このあたりの心がけを大切にしていこう。

  • 6にてまとめて記載

  • おもしろすぎて一気読み。
    タイやマレーシアには行ったことがないが、その情景がどんどん脳裏に浮かんでくる。さほど細かい描写があるとは思えないが、これが沢木マジックか。

  • 同じ旅をしてもそれを人に伝えるのは難しい。イメージ伝わる。

  • マレーシアからシンガポールに向かう電車の中で読んだ。雰囲気最高。旅人の必読書。

  • この本のいいところは、旅をしながら何かに気がついていく様子がリアルなところだ。面白い。

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著者プロフィール

沢木 耕太郎(さわき こうたろう)
1947年東京生まれのノンフィクション作家、小説家。横浜国立大学経済学部卒業。大学卒業後、ルポライターとして活動、注目を集める。
浅沼稲次郎暗殺事件で刺殺された浅沼と、その犯人である少年を描いた『テロルの決算』で第10回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。以後、バックパッカーのバイブル『深夜特急』をはじめ、スポーツや旅などを題材にした多数のノンフィクション作品、小説などを発表。2000年に初めての書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し話題となる。
2003年これまでの作家活動で第51回菊池寛賞、2006年 『凍』で第28回講談社ノンフィクション賞、2013年 『キャパの十字架』で第17回司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞。

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