魔性の子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.72
  • (745)
  • (790)
  • (1403)
  • (70)
  • (14)
本棚登録 : 5546
レビュー : 632
  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240213

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  幼少期に「神隠し」にあった少年が、周囲にもたらした恐怖。まぁ、いやって程死人が出る小説だった。少年を孤立させて追い詰めていく設定が必要だから、仕方ないのだろうけど、死人の多いのって私は嫌いです。
     でも、面白かった。ラストがちょっと甘いなと思うけど、教育実習生という中途半端な立場の主人公が、彼のエゴを象徴しているようで上手いと思った。
     若い子に人気がある作家らしいけど、納得できた。

  • 魔性の子から入った人はきついと思います

  • 小野さんは屍鬼といい、こういう原因不明に人々が殺されていく系のホラーが大変お上手と思います。
    しかし、私は十二国記を読む前にこれを読んだ経験があるので言わせてもらうと…、出版社が違うとはいえ十二国記外伝とはっきり明記すべきだと思います。なんか、途中まで怪事件の気味悪さと恐怖に狂った人々にドキドキしながら読んでいたのに、いきなり麒麟とか延王とか出されても、十二国記読んでない人間にとっては「はあ?」という感じで、読み終わった後置いてきぼり感が激しいですよ。広瀬と高里はやはり決定的に違かったのだ、というラストであれば、もっと簡潔にそこを押し出して、十二国の単語だとかは触れないでいるべきだったと思います。とかいってみる。05/5/中旬読み返す

  • たぶん20年近くぶりに再読。
    自分の持っているのは平成11年の13刷。
    初版が平成3年なので、購入した当時ですでに、ずいぶん前に出た文庫だったはず。
    自分は少女時代、コバルト文庫派だったから十二国記を知らなかったのよね。
    初読時に、これを十二国記の最初の話だとわかっていたのか、ホラーだと思ったのか覚えてないが、ラストにポカーンとしたのだけは記憶がある。

    これが出たのが30年近く前であり、対をなす『黄昏の岸暁の天』からもさかのぼること10年前だから、十二国記の構想がものすごく前からあったと考えると実に感慨深い。

    まだ読んでいない新刊が楽しみだ。

  • 再読。
    こんなに死人の多い話だったか。
    ファンタジーというよりホラーだ。
    十二国記シリーズだとわかってるから、高里よりに読めるけれど、主人公の広瀬に感情移入して読んでたら、最後、放り出されて茫然…後味悪いだろうなぁ。

  • 新刊に備えて再読。最初はホラーと思って読んでて最後のほうでポカーンとなったのを思い出す。でも最初の描写をよく覚えてたので風の海読んだときの衝撃もすごかったなあ。
    相変わらず広瀬がみじめでしょうもなくて好き。わたしらはこの人だよね。せめて後藤さんになりたい。
    今読むと、汕子ごうらん、お前らー!って思うけども。学校とか、どうやったんじゃ。とうてつが怖いのかこれ。

  • 『風の海 迷宮の岸』を読んだ後直後にこれを読みました。
    こっちが先だったら、訳分からなくて怖かっただろうな…。
    謎の生徒高里と教育実習生の広瀬はどちらも「自分は異質なもので、自分の居るべき場所はここではない」と思っているが、広瀬先生のはいわゆるただの中2病ということを、行って聞かせる後藤先生の言葉が深い。

  • 三年ぶりに再読
    初めて読んだ時はどこにたどり着くものがわからないままに読み進めましたが(もちろん面白かった)十二国記読んで改めて読むと背景がわかる分深く感じることができました

    小野不由美さん やっぱりすごい

    十二国記も読み直す予定

  • 面白かった
    が、12国記とのつながりを知らないと、???な気がする。

  • 月の影 影の海を読んだ後に購入。

    小野不由美作品には残酷描写は人が死ぬことではなく、人であることの残酷さの一点なのだという作品。
    王維の詩が染みる。

全632件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

魔性の子 (新潮文庫)のその他の作品

小野不由美の作品

ツイートする