- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101240237
感想・レビュー・書評
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小野不由美さんの残穢が面白かったので読んでみた作品。
ある村が舞台の、奇妙な死…そんな話が続くのですが…
しかし登場人物の多さ、事件までの長さ、が多すぎ長すぎて怖さがあまりありませんでした。その1ということだからでしょうか、まだまだこの一冊では怖さは分からずです…。
感じたのは、これが現実な話だとして、住みにくさは多少あるものの都会に住んでいて良かった〜ということ笑。昔からある村などは、あらゆるいわくがあるでしょうからね、村はリアルに怖いのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めて最初、登場人物は多いは、5巻まであるはで途中で多分挫折するな。そう思った。
それでも少し我慢して読み進めれば後はもう、ノンストップであっという間に1巻読了。面白かったー!
次々と亡くなる村人、謎の家族、必ず何かが背後にあるのだけれどそれはまだ姿を現さない。
非常に不気味で怖い。
でも、この小説はホラーだけではない。
日本の村社会の縮図を上手く描いている。
娯楽も何もない村、他人の家のことに好奇心丸出しの人々、表では上手く取り繕って裏では気に入らないと文句を言う。
余談で私もこの外場村ほどではないが、それなりの田舎町の出身だから、あぁ、あるある。と共感できる部分もあった。 -
ふと読みたくなって、久しぶりに再読。
やっぱり素晴らしいですよ~大好きです!!!
死人を土葬にする、深い森に囲まれた村。
ある日を境に、次々と人が死んでいく。自覚症状なし。
夜中に引っ越してきた住人。隠れるように転居する村人達。
この小さな村では一体何が起こっているのか?
この後の展開が分かっているにも関わらず、ドキドキしてしまう。
閉鎖的な村の感じが何とも言えず好きだ。 -
再読。
登場人物の名前を覚えておくのが大変。
初登場の名前に付箋をつけていったら、付箋だらけになってしまった。
寺の若御院が書いている、聖書をもとにした小説の部分と、屍鬼の本文とが混ざっている箇所があるので、初読の時は読みづらく感じたが、今回は慣れたのか、スムーズに読める。
1巻目は村の概要を掴むにとどまり、感染症の拡大を予感しつつ次巻へ。 -
この作品の怖さの一つは、一旦死んで屍鬼(起き上がり)になると、人を襲って吸血しないと生きられなくなり、しかも“生前”の記憶、意識は保持され、狭い村の設定故、必然的に襲う相手が家族や知人になってしまう、という所にある。数多い登場人物の中で、同業故か尾崎敏夫に肩入れしてしまうが、屍鬼になった妻を実験台にして抹殺方法を調べるなど、手段の問わなさっぷりがアブナイ。極限状況に追い詰められたら、人も鬼も変わらない、という所がまた別の怖さである。
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辻村美月さんのエッセイに影響されて読み始めました。元々気になってはいた本。
めっちゃ怖いのかと思ってたけど、まだまだ序盤、普通の日常に少し違和感が出始める程度。
副住職の書いてる本が難しくて、そこからスタートしたから理解できるか心配だったけど大丈夫そう。
越してきた家族が何かあるのか、どうして亡くなる人が続くのか、これからこれから -
まだ一巻目で何にもわからないけども、、、
小野不由美の本は何冊あろうと、読める。
多分、全3冊らしいんだけど、多分ホラーっぽいような?今回はファンタジーっぽくない。
この著者の本はどれもなかなかの長編だけど、なぜか読み始めたら止まらない呪いのような呪縛にかかる。何で何だろう。
今回も、この先一体どうなるのかわからないけど、その先の暗がりから何かが、、、
ひた、、、ひた、、、ヒタ、、、、
と、迫ってくるのが耳で捉えられるくらいに、嫌な予感しかない第一巻でした。
村人たち。きてるよ。ほんのすぐそこまで。
まだなんにもわからないのに、こんなに嫌な予感がする第一巻。圧巻です。 -
夏ということでホラーを。
長らく積んでいた本。
レビューを見ると、一巻目は登場人物が多く読みにくいと書かれているものが多く、少し気合を入れて読まないとなぁ、と思っていたのだけれど
読みにくさは全く感じず。
むしろ、何かが起こりそうで、だけど先が読めないこの焦ったさがかなり好み。
まだ決定的な事件などは起きてはいないものの、
確実にジワジワと『負』なものが近付いてきていますね。
二巻へ続きます。 -
とにかく登場人物が多いと聞き、人物表を作成しながら読む。都会から、移築までしてやってきた謎の家族。静信が描く小説。次々に死んでいく村人たち——この群像劇の終着点は一体どこなのか…。(ニ)に続く。
著者プロフィール
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