屍鬼(一) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.77
  • (664)
  • (599)
  • (996)
  • (79)
  • (14)
本棚登録 : 5217
レビュー : 581
  • Amazon.co.jp ・本 (583ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240237

作品紹介・あらすじ

人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していた-。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ふと読みたくなって、久しぶりに再読。
    やっぱり素晴らしいですよ~大好きです!!!

    死人を土葬にする、深い森に囲まれた村。
    ある日を境に、次々と人が死んでいく。自覚症状なし。
    夜中に引っ越してきた住人。隠れるように転居する村人達。
    この小さな村では一体何が起こっているのか?

    この後の展開が分かっているにも関わらず、ドキドキしてしまう。
    閉鎖的な村の感じが何とも言えず好きだ。

  • 読み始めて最初、登場人物は多いは、5巻まであるはで途中で多分挫折するな。そう思った。

    それでも少し我慢して読み進めれば後はもう、ノンストップであっという間に1巻読了。面白かったー!

    次々と亡くなる村人、謎の家族、必ず何かが背後にあるのだけれどそれはまだ姿を現さない。
    非常に不気味で怖い。
    でも、この小説はホラーだけではない。
    日本の村社会の縮図を上手く描いている。
    娯楽も何もない村、他人の家のことに好奇心丸出しの人々、表では上手く取り繕って裏では気に入らないと文句を言う。

    余談で私もこの外場村ほどではないが、それなりの田舎町の出身だから、あぁ、あるある。と共感できる部分もあった。

  • 夏ということでホラーを。
    長らく積んでいた本。
    レビューを見ると、一巻目は登場人物が多く読みにくいと書かれているものが多く、少し気合を入れて読まないとなぁ、と思っていたのだけれど
    読みにくさは全く感じず。
    むしろ、何かが起こりそうで、だけど先が読めないこの焦ったさがかなり好み。
    まだ決定的な事件などは起きてはいないものの、
    確実にジワジワと『負』なものが近付いてきていますね。
    二巻へ続きます。

  • 中学生の頃に冒頭で挫折していたが、ようやくリベンジできた。村の人間関係や雰囲気がおおよそわかり、とりあえず不穏な空気が漂いまくってきたところで終わった。静信の小説と現実の関係、突然死が続く理由、兼正に越してきた怪しい家族、野犬の群れと死亡の関係など、謎の要素が沢山ありどうなっていくのか楽しみ。
    田舎の元風景が描かれているにも関わらず、粘度があり重たい。

  • 何の予備知識もなく読み始めて、最初は人々が生活する様子が淡々と描かれているだけなのかなと油断していたら、途中からぐっと引き込まれた。
    人の生死に関わる緊迫感と普通の日常とのギャップや緩急が絶妙。続きが気になって仕方がない。

  • 展開はゆっくりだけど徐々に侵されていく村の危機をヒヤヒヤと表現していてとても面白い!次が気になる作品!
    十二国記と同じ作者とは思えないほど違った世界観で楽しませてもらえました!

  • こういう田舎に住んだことがないからこれが田舎の怖さ・・・とは思うことはできない。
    でも人間の怖さが凄く出ていると思う

    他人の死に対する考えを改めて考えさせられた気がする

    得体の知れない死が伝染してきて盛り上がってました

  • とても面白い!!徹夜本決定!

    「死鬼」第1巻なのに、ものすごく分厚い本なので
    本当に読み進めていけるんだろうか、、と心配だったけれど、読み進めているうちに 
    他の用事をほっぽり出してでも読みいってしまう求心力があって、とりつかれてしまった。

    ミステリーでちょっと恐ろしい描写が古風に描かれていたり、興味ふかいなぁと思う表現が楽しみだった
    あとは登場人物の心情に臨場感を感じてゾクゾクとした。
    小さな集落のいろんな人たちの思考や感情が網目のように絡み合いつつ、集落独特の一体感・疎外感・噂話や人間関係があぶり出されていく

    登場人物がとても多いから、誰が誰だかわからなくなってくるけれど、カメラがなんども切り替わり、違うカットを見せてくれて飽きさせるコトのない物語
    二巻目もとても楽しみにしていて、すでにもう他の本を読む手が止まってしまっている

  • SIRENというゲームが大好きで
    この屍鬼という小説を参考にしたという噂や
    世界観が似ているという話を聞いて読んでみました。
    SIRENを先にしてしまったため(そのほうがぼくは楽しめたのですが)キャラがSIRENで再生されましたw
    そのためSIRENを先にしなかったら楽しめたかわからないですw

  • 全5巻。アニメ化、漫画化しててそれぞれで終わり方が違う。かなりボリュームがあるけれどのめりこんでしまえば案外すぐ(個人差あり) 他の者を害さないと生きていけない者たちの苦痛がわかるし、ただ静かに生きていきたいだけなのにそれすらもかなわない悲しさがなんとも。個々を観れば共存しうると思っても、それを許さない者たちがどちらの陣営にもいて争いの果てには・・・書いたら駄目だろうなあ・・・ここまでで結構書いてるけれど。ホラーミステリとしてかなり楽しめる。先が先がと止まらない作品。 漫画は知らないけれど、アニメはお勧め。良作。

全581件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

小野不由美の作品

屍鬼(一) (新潮文庫)に関連する談話室の質問

屍鬼(一) (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする