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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784101240299
作品紹介・あらすじ
この家は、どこか可怪(おか)しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が……。だから、人が居着かないのか。何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、感染は拡大するというのだが──山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!
みんなの感想まとめ
過去の因縁が現在に影響を与える恐怖を描いた作品で、マンションでの怪奇現象を調査する主人公の物語が展開されます。初めは単なる事故物件の話かと思われるが、隣接する団地でも同様の現象が発生し、負の連鎖の歴史...
感想・レビュー・書評
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何か、物凄い時間を掛けて読んだ気がする。殺人級の暑さを避けてクーラーのきちんと効いた部屋で、読んでも読んでも終わらない怪異を辿ってきた。恐ろしくは感じなかった。雪見酒さんの言うように「前半はめっちゃ怖いんですが、後半はそんなでもないんですよね^^; 」てなことは気にならず、寧ろ最後まで淡々と読んだ。もともと私は、作者「私」と同じく「懐疑的な合理主義者」である。では、少しも恐怖を感じなかったから面白くなかったか、といえば、凄く面白かった、と言わざるを得ない。約4日間、ほぼこれのみの熟読に費やした。
⸺此処で描かれているモノとは何か。全てが創作か、そうでないか、は永遠にわからない。小説である以上、創作は必ず入っている。それでも「私」のプロフィールが、作者小野不由美と完全に一致するとか、平山夢明とか福澤徹三とか有名作家が実名で登場するとかはリアルだ。ノンフィクションの体裁で書かれた経緯そのものは、限りなく事実経過としては有り得るものである。事実ではないかもしれないが、真実に近いと思う。怪談とは、日本ではこのように産まれるものだと思う。
1989年から小野不由美は「ゴーストハント」シリーズ7巻を書いた。其処では、怪異には必ず原因があることが、一巻の中で都合良く突き止められ、ハントメンバーによって都合良く浄化されていった。原因の突き止め方が非常に科学的で、其処がとても新鮮だった。しかし、現実にはそんな風に上手くはいかない。そもそも暗視カメラやら集音機器やら温度の変化など、観測できる金も時間も人も作者の周りには存在しない。ハントは存在しないから当然浄化はできない。お祓いはしてもらうが、そんなの期待できないことは作者にとっては自明の理である。その代わり、長いことコツコツと怪異譚を集めてゆく。この過程がとてもリアルだった。
原因は、個人への怨みではないことは最初の怪異から明らか。家に憑いているのではない事が次第と明らかになる。土地に憑いているのか?途中迄は誰もがそう思う。最初は死人は出ていなかった。ところが、終わりに近づくに連れて、過去に遡るに連れて、大正明治に行けば、死人の数は飛躍的に多くなるのである。客観的には最恐なのではあるが、雪見酒さんの言うように遠い過去ほど怖く無くなるのはわかる気がする。日本の怪談とは、そういうモノなのだ。民俗学でいう「穢れ」の概念が出てくるけれども、とても興味深かった。
図らずも、戦前から平成にかけての、都市郊外の住宅事情の変遷が、この一冊の中に凝縮して描かれている。広大な敷地を持つ分限者が破産して工場敷地へ、長屋などの住宅地からバブル期の土地買い上げへ、失敗してからの駐車場、やがて分譲住宅地やマンションに変わってゆく。そのマンションの一室で首吊り霊が出たというわけである。因みに、私の自宅周辺は由緒正しい水呑百姓家と田んぼだったので、変な物を家に入れない限りは大丈夫(^^)。都会は大変だよね。100年前には誰が住んでいたか、ほとんど辿れない。(←古墳時代までだどれば、私の家周りも、もはやどんな悲劇があったかは予想つかない)
因みに、「私」の家への「不審電話」のお話は伏線回収はされていない。
更に言えば、
映画「残穢」の主演女優が結果的に変死したのは紛れもない事実であり、
この百物語の百話目『残穢』を執筆していたあとに作者の手指に異常が起こり、もはや昔日のように旺盛な執筆活動ができなくなっているのも、紛れもない事実である。 -
とあるマンションでおこる怪奇現象。初めは事故物件的な話だと思ったら、伝染するかのように隣接する団地でも発生していく。その原因を調査をしていく過程を描いた作品。
無性にホラーが読みたくなって積読棚から引っ張り出した。
直接的な幽霊が現れる恐さではなく、過去へ遡ることで実は自分が住んでいる場所に負の連鎖の歴史があったことを知る恐さたるや否や。
家族が寝静まった夜の、静かなリビングで1人ソファーで本書を読んでいた。
とその時、カサカサッと音がして飛び起きた。
なんだ。だれかいるのか。どこだ。
カリカリカリカリカリ。音は続く。
恐る恐る音のする方を見ると、ウチの子ハムスターがこちらを見ながら、ひまわりの種を食べていた。
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第26回山本周五郎賞。
ようやく読み終えた、と一安心。
時間がかかりました。
恐怖が急に襲ってくるというよりは、じわじわと恐怖心が強くなっていくような作品でした。
というのも、この作品は「リアル」に感じ、誰しもが身の回りで体験しうるからだと思いました。
この本を所持したくない気持ちがものすごくわかります。 -
物語の語部となる“私”は、ホラー作家。読者から募集していた恐怖体験を手がかりに賃貸マンションで起こる不可解な現象について調べ始める。
“私”は、作者を連想させ、ご同業の実名を登場させてドキュメンタリーの様相で、怪奇現象の根本を辿る。モキュメンタリーというらしい。
冒頭のよくあるマンションやその周囲の団地で、不特定に生じる違和感は、ありそうなお話で怖いわ。その現象のたどり方が、上手い。その土地の歴史、土地に住んでいた人達、最終的にはそこに嫁いできた嫁の出自まで遡る。日本的な、“穢れ”を表現していく。日本中にこんなことあるよね、いつ穢れに感染するかわからないわよっ。
歴史って続いている様で、途切れるというか、その経緯が伝わらないって事があるよね。
10年程前だったか、その頃住んでた地方都市で、住宅開発が山の方に進んでいき、どうしても渋滞になる所があった。そこに、小さな神社が盛り土の山にあり、それが道にかかっていて詰まる。地元民の推進派や反対派あったけど、遂に取り壊し移転。そしたら、神社の下からもっと凄いやつ出てきちゃったって話。きっと、ある時代にそれを守る神社を作ったんだろうなあと思った。しっかり、研究されて保存されたと思います。
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Kuma0504さん こんにちは。
そうですよね、たぶん、とってもお好きな分野だと思います。
私もそこの地域から転居してしまったので、後追...Kuma0504さん こんにちは。
そうですよね、たぶん、とってもお好きな分野だと思います。
私もそこの地域から転居してしまったので、後追いはしてなかったのですが、最近、筑波大の先生の研究成果は出ているようです。
3世紀頃のスルガ王の墓でした。
発掘当時、東の卑弥呼に呼応するのでは?
とか。
結局、計画道路を変更したようで、ほっとしてます。2022/08/23 -
追記
ご興味あるようでしたら、沼津市のホームページに 「スルガの王と眠りについたモノたち ~高尾山古墳出土」で、多少は資料が読めると思います...追記
ご興味あるようでしたら、沼津市のホームページに 「スルガの王と眠りについたモノたち ~高尾山古墳出土」で、多少は資料が読めると思います。2022/08/23 -
おびのりさん、
うわっ高尾山古墳だったんですね!
東海地域3世紀の首長級の古墳となれば、
確かに遥かに「もっとすごいやつ」です。
よくぞ残し...おびのりさん、
うわっ高尾山古墳だったんですね!
東海地域3世紀の首長級の古墳となれば、
確かに遥かに「もっとすごいやつ」です。
よくぞ残してくれました!
しかも未盗掘!!
そうか、東海地域全然行ってないなぁ。朝日遺跡もあるし、行きたいなあ。
情報ありがとうございます♪2022/08/23
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これはノンフィクションなのでは?と思うほどの生々しさがありました。フィクションとは思えないリアリティです。
私はホラーを積極的に読む方ではないのですが、こう毎日暑いと、精神的に涼しくなる本が欲しくなり……表紙のイラストに惹かれて「残穢」を手に取りました。
新潮文庫の100冊のうちの1冊で、しおりもついてきたのがちょっと嬉しいポイント。
実際に読んでみると――もしこれが実話だったら洒落にならない!
さまざまな人が体験した霊的現象は偶然なのか? 何らかの共通点があるのか? そして「見える人」には見えてしまうアレは霊的なものなのか……。物語は現在から戦前までさかのぼり、さらには場所を移動しながら、その起源を探っていきます。
怖さの本質は「怨念は人や場所に感染し、ずっと残り続ける」という点にあると感じました。怨念が新たな怨念を呼び、積み重なることで強くなっていく。人が死んでも、念は消えない――そんな恐ろしさです。
さらに、読み終える間近に右の背中に痛みが走り、寝ている時に人の気配を感じてしまうという体験まで…。娘の気配だったのか、本の影響なのかは今もわかりません。小野不由美さん自身も終盤で体調不良があったと書かれていました(呪いとは無関係だったそうですが)。
幸い翌日には痛みも消え、大事には至りませんでした。ただ……この本を家に置き続けていいものかどうか、少し迷うところです。。。 -
嫌やなぁ…こんなん聞く(読む)と…何か、作者の実話っぽい感じもするし…
ある部屋で起こったおかしな現象。この部屋、前に何かあったんちゃう?で、調べていくと…何もない…
でも起こってるし…で、マンション建つ前、更にその前と…やはり…
出た〜!と恐怖に慄くって感じはないけど、ゾッとするっていうか、ジワジワくる。
とりあえず、読み終わったのが、昼間で良かった^^;
今の家も、そんな過去とか調べた訳でもなく…まぁ、何も起こってないけど^^;
人を恨んでどうこうではなく、無差別に穢れが付いていくて…怖い… -
とても怖い・・・です。
でも私が生まれ育った古い家をまた思い出してしまいました。
こんな話、子供の頃に、聞いていたなあと。
地元のお年寄りとか、普通の同級生とか‥‥
ちょっとこの手の本は、しばらく読まないことにします‥‥ -
作者と同様のプロフィールを持つ作家<私>が、東京郊外のマンションで起こる怪異に迫っていくホラー作品。
モキュメンタリーホラーにしたのは、作者の小野さんが『ほんとにあった! 呪いのビデオ』の大ファンで その影響があるらしいです。あったあった!『呪いのビデオ』!笑 「ほんとにあった!とか絶対ウソじゃん」とか言いつつ パッケージ怖すぎて1度も観たことありませんが。
〈私〉のホラー小説の読者である久保さんのマンションの一室で起こる怪異を調べるうちに、同じマンションの住人や 近所の団地の奥さんたちまで「うちでもこんな事が…」「あの家はあんな事があって…」と広がり、やがてその土地の歴史をどんどん遡って調べていくうちに 『残穢』まで行き着く─。 いや、作家パワーすご!ホラー小説家の調査能力すご!遡りすぎ!笑
部屋を横切る人の影。床下から聞こえる呻き声。壁のあちこちから聞こえる赤ちゃんの泣き声。
みなさんの恐怖体験を読んでいると、目で文字を追いながら 神経は耳や背中にもいってしまう。隣の和室から何かを擦る音が聞こえてきたらどうしよう……。
〈私〉がそれらの心霊現象を否定すればする程 真実味が出てきて怖い。『近畿地方のある場所について』もそうだけど、「噂の域を超えないけどね」っていうのがリアリティ増して怖い。
一連の怪奇現象の元凶ではないかと思われる廃墟となった屋敷を見つけた〈私〉とその一行。実際に見に行きましょうはいいけど、なんで夜 侵入するの!怖いでしょ!こっちは常夜灯の中 ひっそりと読んでるのに!とむかっ腹もたちました。
井戸から細い悲鳴のようなものが聞こえてきたときにはもう…_:(´ཀ`」 ∠):_ チビりそうになっても トイレにも行けず。チビりませんけどね 大人ですから。
あなたの住んでいる地域に ずっと買い手のつかない家はありませんか? 同じマンションに何度も何度も住人の変わる部屋はありませんか─
一番怖かったのは、子どもがぬいぐるみにアレして「○○○○」って言ったやつ。そんなんされたら即引越し!!
yukimisakeさんのレビュー
「このホラーがすごい!2024」の
「必読ホラー20選」から´▽`)ノ
次は「梅雨物語」か?!
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2024/06/20
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2024/06/20
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2024/06/20
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穢れ(けがれ)が残ると書いて『残穢(ざんえ)』…。まるで数学の樹形図だな、という読後の印象でした。
主人公である「私」が、最後まで一人称で淡々と語るドキュメンタリー(これって、実話ですよね?)は、じっとりと恐怖が染み込んでくる独特の怪談と感じました。
不浄の中でも死にまつわる「穢れ」の伝染と連鎖が、優れた文章力と構成・仕掛けによって、じわじわと恐怖心を増幅させます。
個人的には、どこまでも過去を遡っていく調査が、少し恐怖の緩衝材になってくれました。しかし、その追跡があったからこそ、穢れの感染拡大の恐怖感がよりリアルで、すぐそこにあるような不安を掻き立てます。
本書の内容を、怖くて早く忘れたいような、逆に決して忘れられないようなインパクトのある怪異でした。 -
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山本周五郎賞を受賞した、小野不由美氏の描くドキュメンタリー・ホラー小説。
編集プロダクションに勤務している久保は、引っ越した賃貸マンションの一室で怪奇現象が起きていることを、以前から交流のあるホラー作家「私」に共有する。
その内容はサッ…サッ…と何かで畳を擦る音が和室から聞こえるというものだった。背後に気配を感じるものの、振り返っても何もない。視線を向けているときだけ音は止むものの、視線を和室から外すと再び聞こえ始めるという。
読者から怪談や都市伝説の類を手紙として収集していた「私」は、この話に既視感を覚える。その後、夫との同居を考え荷物の整理をしていた「私」は、過去に屋嶋という人物から受け取っていた手紙に目を留める。その手紙に記されていた賃貸マンションの住所は、現在久保が住んでいる場所と同じものだった。
語り部であるホラー作家の「私」は、久保とのやり取りや取材の中で浮かび上がった怪奇現象に対し、整合性や現象の理屈を重視した考えで淡々とそれを紐解いてゆく。
いたずらに読者を困惑させず心強い反面、作中全体を通して不気味な雰囲気が漂っているにもかかわらず、いまひとつ盛り上がりに欠ける。良く言えばじっくりと練られた設定、悪く言えばだらだらと土地の話をしている印象だった。
また、浮き上がっていく過去の住居者の数が多すぎる上に、そのほとんどが取材対象者の口から語られるだけの存在のため非常にややこしい。作中に登場するマンションや団地の見取り図がないのも個人的にはマイナスポイントで、過去の住居者の話も含めると、どの賃貸や借家にどの年代に誰がいたかがパッと分からず、「この人が住んでいた家では何が起きたんだっけ…?」と困惑した読者も多いのではないだろうか。
雰囲気は最高だが、各所で絶賛されているほどではないというのが正直な感想だった。2016年に映画化されているようなので、あらすじを頭に入れた今こそ、映画版もぜひ見てみたい。 -
先に映画を見て、これ小説でも読んでみたいな
と思ったホラーです
小説で読むと想像力が働いてより怖かった
知ってる作家さんのお名前が登場するのですが
これ、どこまで本当の話なんでしょうか?
全部フィクション?ではないですよね?
小学生の時に平将門首塚の呪い話を聞いて
えっ!1000年も祟るの?
と罰当たりにも驚いたことを思い出しました
そしてその後神様になったと聞いて
「????」となり、日本の神様の特殊性について初めて知りました。
怖い話でよく聞く、落武者の呪いとか平家落人の祟りとか
祟りや呪いの有効期限ってあるのでしょうか?
この本の呪いは関わっただけで飛び火していく
非常に厄介で迷惑なモノ
この小説読んだ人にも飛び火するのかな
私は風邪をひきました
これも呪いのせいだったりして、と日頃の不摂生を呪いのせいにしようと思います
それにしても、結構な怖い目にあってるのに
久保さんお強いです -
読了後の夜からジワジワ怖さを実感する…((((;゜Д゜)))
怖さレベル
文句なしの三ツ星★★★です!!
「怖いホラー小説は?」と質問すると必ず入ってくる作品。
一瞬読めないタイトルは、見た目も響きも何だか怖い…。
結論から言いますと、この作品、めちゃめちゃ怖いです……。
正確には、読書中と読了後は、素晴らしく奥深い内容に感激して余韻にひたり
その日の夜に、恐怖が訪れます…((;゚Д゚)
夜中に何度も目が覚めて
思い出し残穢。笑
ようやく朝になりほっとします。
外が明るくても
家の中は薄暗く
小説の中のエピソードを思い出し、
昼間にも関わらず
キッチンや玄関や他の部屋でもソワソワ。
実は「逃げ場がない」という事に気づきます…|゚Д゚)))
主人公の『私』宛に届いた恐怖体験の手紙。
手紙の主、久保さんのマンション204号室で、畳を箒で掃くような音が聞こえるという。
このマンションには、人の入れ替わりの多い部屋も存在する。
調べていくうち、どんどん時代が遡る……。
この話のすごいところは、根が深いところ。
どこかで必ず繋がってることの恐怖が、ジワジワ侵食してきます。
もうひとつは真実味のあるエピソードでリアリティ感がハンパない所。
ドキュメンタリータッチで描かれており、実在の作家さんも登場します。
主人公『私』はおそらく著者である小野不由美先生だし、そうなると当然『主人』は綾辻行人先生…♡
平山夢明先生も出てくるし♡(しかも結構主要キャラ笑)
残穢、実話なのでは……?:( ;´꒳`;):
そうであったら、誰もが、この小説と無関係ではありません…。
それくらい怖い作品。
ネタバレなしでこの恐怖が伝わりましたでしょうか?
映画『残穢』昔観たのですが、内容ほとんど忘れた為、小説を楽しめました。
ただ、結末を知っていたので、小説は余裕だろうと思っていたのですが……甘かった(^▽^;)
読後、再度映画を観ました。
内容知ってから観ると、非常に分かりやすく組み立てていて、当時のホラーの演出を懐かしむとともにビビりつつ楽しめました。
原作ファンも納得の作品なのではないでしょうか。
すごく怖かったです…。
小野先生の作品は『ゴーストハント』も『屍鬼』も有名ですよね。
作品数が多いので手を出し渋っておりますが、期待大です!
みなさん、この夏、ホラー小説『残穢』
いかがでしょうか?( ≖ᴗ≖)
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ホラー小説を読んでドキドキしたい!と思って読み始めたので、想像していたのとは違ったけどおもしろかった。
実際の筆者の体験記録を読んでいるようだった。え、フィクション…だよね?
怖いぞ怖いぞって脅かすわけではなく冷静で論理的で、ひたすら取材を重ねて追っていく感じがリアルだった。
どこの誰、がどんどん出てきてメモを取ったりこれ誰だっけって戻ったり苦労しつつも、よく辿り着くなって調査能力や探究心には感心しながら読んだ。
本当にありそうだけど、
本当にあったら怖すぎる。
絶対関わりたくない。
でも本当にあったら身近なとこまで伝播してそう…
終わり方も現実味があって、ゾワゾワあと引く不気味さがある。 -
著者初読。ブクログのホラー特集で知った本。
「これは実話なのでは、、、?」と思わせられるほど、設定が現実的(著者自身と思われる人物や、他の実在する作家さんが出てきたり)。思わず「この物語はフィクションです」的な一文を最後の方に探してしまったが、無かった笑。夜に照明を落として読んでいると怖い。一人暮らしじゃなくて良かったー!!
ある不思議な現象をきっかけに、それが起こる場所やそこに住む人をどんどん過去に遡って調べていき、しまいには明治大正期まで辿り着く。最初は今話題の「事故物件・・・?」と思ったけど、そんな単純な話でもなかった。過去に遡りすぎて、出てくる人物名を覚えるのには苦心した。
本から刺激が欲しいときはミステリーを読んでいたけど、ホラーもいいなと思った。怖いもの見たさ。作中に他にもホラーの名作と言われるものがたくさん出てくるのでそちらも読みたくなった。「ゴーストハント」も積読で買ってあるのでこれから読むのが楽しみ。 -
「黒い家」に引き続き友人が本作の前半が今まで読んだ中で1番怖いと言っていたので、納涼の一環として借りた。
あまり創作物で怖がれない事を失念していたのだが、それでも読後には少し涼しくなった気がした。読後が1番怖いと思う。
友人とは意見が別れるが、人それぞれツボは違う。
すぐに映画も観たのでより解像度が増した。横で観ていた友人はもう3度目だと言うのに前半でぐったりとしていた。
ホラーファンをここまでにするのだから慣れていない方には心臓に悪過ぎるかも知れない。特に一人暮らしをされている方はお一人で見ない事を推奨する。
とある部屋の怪異から始まり土地の穢れに広がって行き、遂には穢れが伝染する。
派手な演出はなくじっとりとした恐怖の伝播。よく出来ている。
昭和から建て変わっていく地図が興味深かった。土地の穢れは根深い。
別の友人に心霊YouTuber好きがおり付き合いで数時間ほど観たことがあるのだが、お好きな方には大変申し訳ないが、彼らは口々に「調査、検証」と口にするが、本作の主人公位までやって初めてそれを口にするべきではないだろうか。
エンタメにこんな事を言うのも野暮かも知れないが、そんな事を思った程、本作は良く出来ていた。
「黒い家」と「残穢」、ヒトコワ対怪異の恐怖勝負は圧倒的に怪異の勝ちだ。
こんな手の施しようもない穢れに対しては、恐怖し逃げ回るか呑み込まれて犠牲になるしかない。-
マキさん、怖がりの方なら結構キツイ内容かも知れません。じわじわ来ますから。
ジャンプ女は可愛いですよ。映像化されたらそこだけ観るとかどうでし...マキさん、怖がりの方なら結構キツイ内容かも知れません。じわじわ来ますから。
ジャンプ女は可愛いですよ。映像化されたらそこだけ観るとかどうでしょう?すぐにサブスク来そうですしね。2025/08/05 -
2025/08/05
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ゆーきお姉様
ゆーきさんもブランコ怖かったですか、子供は盛り上がりますもんね。映像化も影のCG以外は良く出来てましたんで、気が向いたら納涼し...ゆーきお姉様
ゆーきさんもブランコ怖かったですか、子供は盛り上がりますもんね。映像化も影のCG以外は良く出来てましたんで、気が向いたら納涼してみて下さい。2025/08/05
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読むとゾワゾワする本。
「怖い」というより「恐ろしい」と感じる。
後半になるにつれ、「繋がっている」という感じが強くなるが、それがまた面白い。
ただ時間を空けて読むと、はじめの方に出てきた人物を忘れるため、一気に読み進めるのがおすすめ。
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作家である「私」はライトノベルや少女小説、ティーンズ向けのホラーシリーズを書くことを主な生業としている。そのあとがきでは、身の回りの怖い話を読者から募る呼びかけをしていた。そして送られてきた体験談をもとにして、実話怪談の連載も持つことになった「私」のもとにある日、奇妙な体験について書かれた一通の手紙が届く。
都内のマンションに住み、編集プロダクションに務めるライター業の30代女性(仮名:久保さん)が投稿してくれたもので、どうも「自分が住む部屋に何かがいるような気がする」のだという。リビングの仕事机でPCに向かっていると時折、背後の寝室から畳をこするような音が聞こえ、しかし振り向いて寝室の中を確かめると、その音は止まる……はじめは箒が往復するようなイメージを抱いていた久保さんだったが、ある日繰り返される音をしばらく聞いた後で不意に振り返ってみると、白地に金か銀の細かい模様が入った平たい布が這うのが一瞬見えた。これは箒ではなく、何かからぶら下がった着物の帯のようなものが、揺れながら床を撫でている音なのではないか……?
久保さんとの手紙やメールのやり取りで、ここまでの経緯を聞いた「私」は、ある既視感に囚われた。そして読者からの手紙類を整理していた際、「私」はふと、その久保さんと同じ番地とマンション名が送り先になっているまったく別人からの投稿があることに思い当たる。部屋は久保さんとは別の階だが、その内容は半年ほど前に越してきたそのマンションで生活するようになってから、娘の様子がときどき妙で、部屋の中でなにもない宙をじっと見つめていることがあり、どうしたのかと聞けば、娘は「ぶらんこ」と口にするのだ――という一児の母親により記された、どこか類似するところのある体験談だった。
本来何の曰く因縁もないはずのマンションで、しかし同時多発的に起きている怪現象を調べていくなかで、やがてその原因を追って、周辺の土地の来歴をも深く掘り下げ、遡り、そこに流れる因縁と「穢れ」の長い連鎖を辿っていく探索の顛末が描かれる小野不由美のホラー長編、『残穢(ざんえ)』。著者を知る人であれば、この端緒となるくだりで述べられる内容が、あの〈悪霊〉シリーズ(現在の『ゴースト・ハント』シリーズ)のあとがきで恐怖体験談を募集していたことや、そしてその投稿をもとに怪談専門誌「幽」で連載、のち書籍化された『鬼談百景』と関わりがあること――すなわち「私」とは著者=小野不由美自身であると示唆されているのに、早々に気づくことでしょう。
そんなドキュメンタリータッチの本作は、著者が2005年頃から、「先例のない長い怪談」を書きたいと温めていたアイディアをベースに、膨大な資料から細部を構築しつつ、実名の作家を登場させたり、『鬼談百景』に登場するエピソードをもリンクさせるという虚実ないまぜの構成により、独特のリアリティと手触りを与えられた、あくまでもフィクション。しかし、それでもどこまでが実際に起きた出来事をもとにしていて、どこからが作り話なのかの境目を、著者が明言しているわけではないのも、また事実……。
本書を読み進む中で覚える、その土地に埋もれる遺恨や悪意が少しずつ浮かび上がり、因果が見えてくるにつれて静かな戦慄が纏わりついてくるような感覚と、何より読後、本を閉じてもなお日常にまで穢れが滲みだしてくるような震度と余韻の深さは、まさに唯一無二です。
ちなみに本作は山本周五郎賞受賞作でもあるのですが、選考委員がこぞって「この本を家に置いておきたくない……」と述べたというエピソードも納得の、間違いなく国産ホラーの最高到達点のひとつといって過言ではない一作。くれぐれも、覚悟してお読みくださいますよう。 -
その土地、住居に潜む因縁、怨み、穢れは感染する…!?
読むだけ、いや、手元にあるだけで感染してしまうんではないか、と感じるほどに不穏…。
でも、その元凶を知りたくて終盤は一気読みでした。
今の自分の住まいもちょっと過去に何かあったのか気になったりしています。
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2025/05/08
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コメントありがとうございます。
過去へ過去へと遡っていくにつれ、恐怖が増していきました。
手離したいと思う気持ち、わかります~コメントありがとうございます。
過去へ過去へと遡っていくにつれ、恐怖が増していきました。
手離したいと思う気持ち、わかります~2025/05/08
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どうしよう、フィクションなのかノンフィクションなのか分からない
一人称が私で名が明かされないので実際に先生が体験された事のように読み込んでしまう
本当に経験されたことなのであれば、当事者だと怖いだろうなって
今作は怖いという感情よりも不気味さが際立つように感じられる
ホラー!ホラー!って思っていたからそこは拍子抜けしてしまった笑
お化けが襲う〜!っていう作品ではなかった
けれど、逃げても逃げても迫り来る怪しさと不気味さが面白かった
物音から始まる物語は過去を調べて関連していく恐ろしい出来事
調べる事に死が連想されていく
大きく盛り上がるシーンはないけれど、だからこそ調べたことの日記をまとめているような物語で事実なんじゃないかと思わせてくるのが怖いなって思った
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
小野不由美の作品
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感想 :

民俗学の扱っている事象は、現代では消滅していると思っている方は少なくなくいると思われるけど、こ...
民俗学の扱っている事象は、現代では消滅していると思っている方は少なくなくいると思われるけど、こういうのを読むと、あぶくの様に次から次へと浮かんできていると思えて好きなんです。
‥‥意味わかんないですよね。すみません。
小野不由美のどんなところを「真面目」と言っているのかわからないものの、「真面目」と表現する感...
小野不由美のどんなところを「真面目」と言っているのかわからないものの、「真面目」と表現する感覚がkuma0504さんらしくて面白いと思いました。
>民俗学の扱っている事象は、現代では消滅していると思っている方は少なくなくいると思われる
いつの時代も、人は誰しも上から目線に「今」は賢く、「昔」はバカですからね(爆)
特に現代人は科学への“盲信”が顕著ですから。
昔は科学が未発達だったから、昔の常識は迷信にすぎないと、何の根拠もなく思い込みがちですよね。
昔の常識というのは何千年、何万年に至る人々の経験(再現性)で言われていることなのに対し、(現代)科学というのは、たかだか何百年の歴史しかないというのに(^^ゞ
一方で、例えば、神社の拝礼方法である「二礼二拍手一礼」みたいなしきたりは、今更一般常識として復活してもいるんですよね。
kuma0504さんは西日本(岡山)なので。西日本というのは、関東と比べ伝統文化が今も根付いていることもあり、それは昔から常識だよ!と思うかもしれませんが。
自分は関東の都市近郊の団地生まれの新興住宅地育ちなので、ここ10年くらい前まで「二礼二拍手一礼」みたいなことって全く知りませんでした。
というか、「サザエさん」で初詣に行く場面ってあったと思うですけど、そこでは「二礼二拍手一礼」ではなく、「二拍手一礼」だったはずです(最近は知りませんけどw)。
さらに言えば、盛り塩や葬式後に自分の家帰ってきた時の清め塩等、穢れを払うために塩を使うというのは昔からある民俗学的習慣ですけど。
現代において、普段から普通に霊が視える人たちの間では、穢れを払うためにファブリーズを吹きかけるという、(ちょっと笑っちゃうw)習慣が定着してきているらしいです(^^ゞ
それを、たんにバカげたことと言ってしまうのは、科学を盲信している我々現代人の何の根拠もない上から目線にすぎなくて。
昔の人が穢れを払うのに塩を使ったのには、もしかしたら塩の殺菌効果に着目した可能性があるのかもしれなくて、つまり、昔の人は「穢れ」という目に見えないモノを、同じように目に見えない細菌と同じようなモノとして考えていたのかもしれないわけです。
もちろん、昔の人の知識に細菌はありません。
でも、昔の人に細菌の概念はなくても、目に見えないナニカが病気を引き起こしているという想像をしていなかったとは言えないわけです。
そう考えるならば、現代の普段から普通に霊が視える人が穢れを払うためにファブリーズを使う(穢れを殺菌するために)、というのは考え方としては理にかなっているのかもしれない。←本当か?(^^ゞ
いや、まさにkuma0504さんが書いているように、「‥‥意味わかんないですよね。すみません。」なんですけどね(爆)
つまり、現代では消滅しているように見える民俗学的なことというのは、実は意外と形を変えて、今も普通に当たり前のこととしてしているのではないか?ということを言いたかったと。←話長っ!w
>こういうのを読むと、あぶくの様に次から次へと浮かんできていると思えて好き
うん、うん。それはとってもわかります(^^)/
ただ、自分はホラーや怪談が大好きなアホバカなので(爆)
この手のお話を湯水ぞ使うがごとく読んできたこともあって、かえってこの手のお話に飽いているところがあるんでしょうね。
だから、最後で有名な(=手垢のついた)怪談と繋げちゃったところにシラケちゃったんだと思います。
正直、祟りとか呪いとかってイマイチ信じていないところがあるんですけど、現代科学では解釈しきれない、得体のしれない恐怖を覚える現象が起こる場所というのは、今の世にもあるんだと思います。
(実際、それらしき場所というのも知っています)
kuma0504さんが、「あぶくの様に次から次へと浮かんできていると思えて好き」と思う、その情緒感(情緒感という言葉が適当なのかはわかりませんがとりあえずw)はすごくわかる気がします。
ていうか、kuma0504さん。
こうなったら、吉本ばななの『ヨシモトオノ』を読まなきゃ(^^)/
私の民俗学の恩師T先生は都市民俗学をやっていて、その典型として「口裂け女」によく言及していました。これの面白いのは、伝承の内容...
私の民俗学の恩師T先生は都市民俗学をやっていて、その典型として「口裂け女」によく言及していました。これの面白いのは、伝承の内容よりも、その伝播のあり方が発生から全国に広まるまで逐一追えるところです。ほぼ1-2年で全国に広まっている。それを調べることができるのが「学」という事なんでしょう。
「二礼二拍手一礼」なんて、私の若い頃は、少なくとも周りは誰もやっていなかった。多分、平成になって全国伝播した「習俗」だと思います。都市民俗学の対象でしょう。何処かで研究論文があるかもしれない。
ファブリーズは知りませんでした。ホント、「現代では消滅しているように見える民俗学的なことというのは、実は意外と形を変えて、今も普通に当たり前のこととしてしている」と私も思います。
「ヨシモトオノ」現代の遠野物語なんですね。読んでみます。