月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 新潮社
4.32
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本棚登録 : 4752
レビュー : 410
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240527

感想・レビュー・書評

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  • 上巻はきっつい。
    いきなりわけもわからず放り込まれて、裏切られて裏切られて。
    ストーリーはわかっててもそれでも、読むのがつらくなる。
    でも、これがあるから下巻が生きる。
    これから出逢う人たちが、とてもとても素敵な人?たちで、かっこいい展開になる。つらかったからこそなおのこと。
    それを知ってるから、陽子ちゃんがんばれーと思いながら読む。

    で、知らずに自分も浄化されてるのだ。
    私ももっと信じてみよう、裏切りをおそれないでそれを受け入れる強さを持とう、
    できなくても、できるかもしれないかも、と力わいてくる。

  • 否応なく巻き込まれた状況そのものも辛いが、ひたすら人や自身の弱さと向き合い続ける内省がしんどく、かつ迫る…

  • 11巻セットで買ったものを読んだ。やっぱ十二国記はおもしろいなあ。あとは2013年に出たひしょの鳥を読んで、秋の新刊発売に備える。

  • ファンタジーは全く苦手だったのだが、この作品は一気読みした。

    同じ会社の方に貸して頂いた一冊。

    主人公が日本出身。日本の名前。
    これが受け入れ易い。

    物語は次第に現実から遠ざかる。
    正しくファンタジーの世界へ加速してく。

    が、しっかりついていくことができる。
    次々に起こるアクシデント。

    全く飽きさせず、同じ速度のまま下巻へ・・・

    こんなにファンタジーに没頭したのは初めての経験だ。。。

  • お気に入りはラクシュンによる介抱シーン。
    上巻でどん底に落としてからの、落差でグッっときます。

    あとコレ↓
    " 陽子は腕を伸ばす。ふかふかした毛皮を抱きしめた。わわわ、と奇声を上げる楽俊を無視して灰茶の毛皮に顔を埋める。想像通り、ひどく柔らかい感触がした。 "

    十二国記は八方美人の醜さをやたら訴えかけてきますね。魔性の子のセリフが頭から離れない。「全員を好きだってことは、誰も好きじゃねえってことだ。 」

  • なんでいままで手を出していなかったのだろう。

    ところどころ、用語の使い方に違和感を覚えるのだけれど、世界観(とくに麒麟が仁慈の生き物で、王が正道を外れると病んでしまうことや、文字通り生命が樹に宿ることや)はとても好み。
    しかも、シリーズで出ているというのだから、いつもに増して勢いこんで読んでしまった。

    残りのシリーズを読むのも楽しみ。

  • 随分以前から周りに勧められていながら手を伸ばしていなかったファンタジーのマスト作品のひとつ。読了しての感想は…先が気になる!「1冊でやっと序章」というような印象で、散りばめられた伏線からこれから広がっていく物語の世界の大きさが否応無しにイメージされる作品でした。本作品に関しては、その内容は言うまでもなく、裏表紙の作品紹介文や帯の文章、挿絵も素晴らしいです。

  •  友人に勧められて読み始めたシリーズなのだけど、この上巻は、何が起こっているのか、ここは一体どんな国なのかも全く分からず、心が荒むような事ばかりが起き、どうにも辛くて、なかなか読み進める事が出来なかった。
     シリーズ通して何度も読んで、今は先が分かっているからスイスイ読めるようにはなったけど、やっぱり今でも、何度読んでも辛い。

     でもその事が、読者をこの十二国の世界にどっぷり浸からせるのに一番効果的な方法の様な気がする。

  • 書き下ろし短編を含んだ短編集が出たのを機にもう一度シリーズを読み直したいと思い購入。初めて十二国記に出会ったのは中学生の頃だったように思う(すでにうろ覚え)緻密に作られた世界観と登場人物の生き様にただただ圧倒された。特に本作の主人公でもある陽子は大好きで、成長し、王となり天命に立ち向かっていく姿は胸がおどった。といっても最初から陽子が好きだったわけではなく、本作の最初の
    ころ、周囲にあわせて生きて何につけてもおどおどしている姿に中学生の私はとてもイライラしたのを覚えている。でも、今再読してみると、人間関係とか、学校ってそういうところだよね、とか妙に納得してしまい、過ぎ去った年月を感じてしまった笑
    十二国記の世界にもう一度浸りながら新作長編の発売を待ちたいと思う

  • 「十二国記シリーズ」の一作目となる本巻はハッキリ言って内容が重い。涙は零れるし、気が滅入る。
    だがこの始まりがあるからこそ、後にどっぷりと十二国記の世界に「のめり込める」と思える。
    ジャンルこそファンタジーだが世界の「理」をついた内容は、大人が読んでも間違いなく面白い。

    『小野不由美の世界』はここから始まる。

著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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