風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 新潮社
4.41
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本棚登録 : 3524
レビュー : 305
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240541

感想・レビュー・書評

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  • 魔性の子の高里の話。生まれる前から女怪の汕子や女仙達から揺るぎない敬愛を受ける高里=泰麒。高里を守る妖魔が異常に執着する母親のようだったのも腑に落ちる。10年ぶりに蓬山に戻った泰麒ゆえ転変も妖魔を折伏することも出来ず景麒が呼ばれる。景麒が陽子に対して壊滅的に言葉足らずだったことも苦笑とともに思い起こされる。王を選ぶ時季が到来。泰麒の初「使令に下れ」は鳥肌もの。驍宗に平伏した泰麒が「天罰が下る」と罪悪感に苛まれるけど、読み手には「麒麟は王以外には平伏せない」というのわかってるからホント可哀想で。延の「うるわしき同族愛だな」には泣き笑い。いや〜良かった。泰麒が珍しい黒麒というのも特別感を共有できる。

  • 戴国の物語。
    面白くてこの本と離れがたい。
    十二国の理をまだよく理解しきれていない頭にも読みやすく、これまでの三冊に奥行きが出てきて身悶えした。
    泰麒の孤独の苦しみ、王に出会うまでの不安定さすら愛しい。お互いになくてはならない存在である、その関係性に大変な魅力を感じてしまう。
    こうやって頭の中で世界が広がっていくことが、こんなにワクワクすることだとは。童心に返ったような、でも大人になった今だからこそ分かることもあるのだろう。

  • 2019/11/11 再読

  • 陽子が王であることに戸惑ったと同様に、泰麒は麒麟であることに戸惑う。

    嘘をついたことへの自責の念。冒頭の、嘘がつけないからこそ祖母に叱られるエピソードとともに、物語全体に響いている。そこから解放される大団円も素晴らしい。

  • 「魔性の子」を読んでいたので、最初から物語に入り込めました

    エピソード1で登場した景麒の不器用な優しさ、、罪ですね
    延王のキャラも相変わらずすばらしい

    エピソード毎に主人公は変わっていくけど、色んなところで関わりあってるのが読んでいてワクワクします_φ(・_・

    2019/11/6 ★4.2

  • 泰麒がかわいい。陽子が裏切りに次ぐ裏切りだったから、泰麒もいつあの二人に裏切られるのかと最後までソワソワ。

  • 麒麟の本来あるべき場所である蓬山へと、連れ帰された泰麒の成長物語。
    麒麟の本能的な行動を全く行えず、自分に自身がない泰麒。それを見守る周りの人々。
    家族や学校でうまくいかなかった寂しさを、女怪や女仙達に世話をされ甘えながら埋めていってる様に感じた。
    前巻の陽子の物語がとても孤独で過酷な旅に伴う成長であったが、今回は優しさに包まれて成長していく物語であった。
    泰麒の健気さに、本当に10歳なのかなと感心しきり。
    王と泰麒のこれからが気になるとこではあるが、取り敢えず順番にシリーズを読んでいこうと思う。

  • ボーナスステージだった
    渡る世間は鬼ばかりみたいな一冊目を読み切って下巻の怒涛の結末までちゃんと読んだ読者におめでとう!って幸せな物語を読ませてくれたってかんじした
    作者の読者を信じる力すごいなって思いました

  • 幼い泰麒が可愛らしかったり、息をつめて見守ったり、ああどうしようとドキドキしたり。展開を覚えていても面白くて読むのを止められないぐらい。
    麒麟がどういうものかを知って、さらに世界が膨らむ。
    麒麟同士の交流がよかった。

  • 何年ぶりかに読了。

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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