白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.42
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本棚登録 : 1959
レビュー : 156
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240626

作品紹介・あらすじ

2019年10月12日、十二国記シリーズ新作が発売決定!戴国を舞台とした物語。
18年ぶりの書下ろし新作、ついに!
驍宗様(あなた)こそ泰麒(わたし)が玉座に据えた王。
だが――。戴国の怒濤を描く大巨編、開幕!
戴国(たいこく)に麒麟が還る。王は何処へ──。
乍(さく)驍宗(ぎょうそう)が登極から半年で消息を絶ち、泰麒(たいき)も姿を消した。王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きた。案じる将軍李斎(りさい)が慶国(けいこく)景王(けいおう)、雁国(えんこく)延王(えんおう)の助力を得て、泰麒を連れ戻すことが叶う。今、故国(くに)に戻った麒麟は無垢に願う、「王は、御無事」と。──白雉(はくち)は落ちていない。一縷の望みを携え、無窮の旅が始まる!

感想・レビュー・書評

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  • 泰麒が戴国へと還ってきた。

    天の配剤か。季斎とともに旅をする泰麒が引き寄せるのか、引き寄せられるのか。項梁、去思、鄷都、心ある人々が交じりあって行動をともにする。同じ志を持つものがいる。なんて心強いのだろう。
    戴は死んではいない。時代が動くのを待っている。
    瑞雲館の監院、淵澄の言葉に、皆は心を熱く、そして勇気を貰ったことだろう。

    阿選、謀反。
    あの頃。幼い麒麟に周囲は現実を隠そうとしていた。そのなかで、阿選は泰麒に本当のことを伝える。十の子どもにとって、そんな阿選が一番自分の「驍宗の役に立ちたいのに」という気持ちを理解してくれる大人だったのではないか。それなのに。幼い泰麒を無慈悲に男は襲った。驍宗が消息を絶った裏にも阿選がいる。
    だけど。戦場での阿選の活躍、部下とのやり取り、そんな過去が語られる度に、本当に阿選の意思で起こした謀反なのだろうか、信じられなくなってくる自分がいる。
    驍宗の登極を妬んでいたのだろうか。自分こそ王の器だと信じていたのだろうか。六年の間に、国は荒れ果て民が寒さや貧しさに虐げられ死んでいく。この国の現状が本当に阿選が起こしたことなのだろうか、望んだ結果なのだろうか。
    問うても誰も答えてくれるわけでもなく、なによりも阿選の気配が全く見えてこない。代わりに、立昌や張運などの官僚の動きが不穏すぎる。
    王宮全体が霧の中。そこへ泰麒は項梁とともに向かう。角を失くした麒麟には、戴のために出来ることは何もない、あるのは身一つだけ。それでも、待っていてくれる民がいることに、泰麒は阿選に会うために進む。焦るのだ。厳しい冬がそこまでやってきていることに。この冬を民が無事に乗り越えることが出来るように。

    白圭宮に耶利という名の少女がいる。素性が全くわからない。泰麒に対する王宮の出方なんかもよく知ってるし何者だろう。王宮に深く関わる者が彼女の主公か、はたまた天に関わりがあったりなんかして。巌趙と話しているところをみると、王宮にいるものの泰麒らを排除しようとするものではないようだと私は思った。少女が北の空へ放った青い鳥は、通信に使う青鳥か。ならば誰に、どこに飛ばしたのか。とても気になっている。
    さらに気になるといえば、地面の下にある窖で少年と生活する古い戯れ歌を歌う男。驍宗なのか。でも、違ってほしい。諦めたような荒んだような雰囲気に不安になる。また函養山へと流れる谷川に月に一回供物を流しにいく習慣。函養山で亡くなった大切な人のためだという。

    序章の一巻。まだ物語の扉を恐る恐る開けたところ。謎だらけで不安ばかりが膨らんでいく。もう、絶対途中で立ち止まるなんて無理だ。


    本当は。
    3,4巻が発売されてから全巻通して読もうと思ってた。けど、ブク友さんとコメントやり取りしたりして、やっぱり読もうと覚悟決めた。どうなるんだろうって、やきもきジリジリとしながら待つ時間も十二国記へと続く大切な時間だなって気づいたから。

    そ、し、て。
    先日、有栖川有栖先生、北村薫先生、綾辻行人先生のトーク&サイン会に初めて参加させていただいたことを、ひとつ前のレビューに長々と書いてしまいましたが、あと少し書かせてください。しつこいです。すみません。でも、この「十二国記」について感激したことがあったので。

    トークショーも終わりの頃に、「十二国記」についてちょっとやり取りがありました。
    綾辻先生の奥さまが小野不由美先生。
    綾辻先生が、デビュー30周年の有栖川先生、北村先生に、「小野不由美から、おめでとうございますとの……」とおっしゃられた時の会場の盛り上がりが凄かったのです。皆さんががキャー!っと大歓声。私も負けず劣らずキャーと拍手拍手。
    有栖川先生、北村先生も「おお、十二国記ですね!」とおっしゃられ。
    私、感激しちゃったんです。こんなにたくさんの、今回はきっとみんなミステリファンのはずなんだけど、そんなジャンルを飛び越えて、みんなが十二国記の発売を、十二国記の新作を読めることをこんなにも喜んでるだということに。
    ほんの一瞬の出来事でしたが、大好きな本を大好きな人たちがいる。その中でともに喜ぶことができた。そのことに、涙が出るくらい感激したのです。

  • 10/12発売決定
    十二国記シリーズ最新作!
    新作『白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月』1-2巻発売決定!楽しみですね!

    • 地球っこさん
      ブクログスタッフさん、こんにちは。
      いつもブクログにはお世話になってます♪
      私も十二国記新作とても楽しみにしてる一人です!
      あのちっち...
      ブクログスタッフさん、こんにちは。
      いつもブクログにはお世話になってます♪
      私も十二国記新作とても楽しみにしてる一人です!
      あのちっちゃかった泰麒が蓬莱から還ってきますね。
      この表紙に描かれる泰麒のなんと凛々しいこと!山田章博さんありがとうです。
      記憶を失くした蓬莱でも辛かったのに、泰麒の運命はこれからも苦難が続くのでしょうね……でもこの世界では泰麒は独りではないはず。
      私も最後まで泰麒から離れずに、ついていきますから〰️(*^^*)
      2019/09/21
  •  十二国記新作は全四巻。
    「ということは、第一巻は現状の説明とか、これからの準備の巻に当たるんだろうな」と、途中までは思っていたのですが……
     いや、中盤からこんな展開になるとは思わなかった……。割とマジであの場面は、今まで十二国記を読んできた中で、一番驚いたかもしれない。

     王、そして麒麟が行方不明という異常事態の中、阿選が王となり6年。圧政の中で完全に動きが止まっていた戴ですが、泰麒たちの思いもよらぬ行動は、確実に王朝を揺さぶり、大きな波紋を広げたことが分かります。
    すでに予想を裏切られただけに、展開はまったく読めない……。これは楽しみだ。

     そして、暴動の鎮圧のさなか行方不明になった驍宗ですが、彼の失踪直前の様子も徐々に明らかになっていきます。
     怪しげできな臭い動きがあったことは分かってくるのですが、まだまだ詳しいところは藪の中。この当たりの証言の出し方も巧いなあ。ミステリとしても通用しそう。

     戴国の細かい設定もしっかりしてます。今更十二国記で「世界観の作り込みが不十分」なんて言われることはあり得ないとは思いますが、それにしても本当に良く練られてるなあ。
     RPGでも裏設定が気になる自分みたいな人間は、ファンタジーの細かい設定、特に市井の人たちの生活や、組織、仕事がしっかり描かれているだけで、うれしくなってしまうのです(笑)

     小野不由美さんの筆は、時に厳しく登場人物たちを描きます。今回それが表われたと思うのは、民たちの苦しみと困窮の描写。冒頭の母子の描写もそうなのですが、中盤に少しだけ挟まれる、名も無き民たちの絶望が読んでいて辛い……。

     小説の中の話とはいえ、彼らの苦しみが少しでも早く終わるよう祈ってしまいます。

     新刊が出るということで、この『白銀の墟 玄の月』を読む前に前作の『黄昏の岸 暁の天』を再読しました。
     そのラストを読み終えたとき、改めてこの結末から18年間、続編を待ち続けたファンの皆様に、頭が下がる思いになりました。

     もちろん自分もうれしかったのですが、新潮文庫版から入った自分と、講談社時代から待ち続けたファンの方とでは、きっと待ち遠しさの度合いは数十倍、数百倍は違うと思います。そんなファンの皆様のお祭り騒ぎに、後続の自分も参加させてもらってうれしい限りです。

     わざわざ自分が言うことではないですが、18年のブランクは今のところまったく感じさせません! そしてここまで読んで感じないということは、きっと結末までこのまま突っ走ってくれるはずです! それがどのような結末であれ……

     目下の問題は二巻をいつ読むか、ということ。来月の三巻、四巻発売直前くらいまで待つか、このままのテンションで読むか。悩みどころです……

    • とし長さん
      地球っ子さん、コメントありがとうございます!

      こちらこそ、いつも「いいね」を頂き、ありがとうございます。

      地球っ子さんのレビューは、折々...
      地球っ子さん、コメントありがとうございます!

      こちらこそ、いつも「いいね」を頂き、ありがとうございます。

      地球っ子さんのレビューは、折々で読ませて頂いていますが、その度にレビューから物語に対する深い洞察力と、愛情を感じております。

      きっとご本人も素敵な方なのだろうな、と失礼ながら勝手な想像をしていたのですが、こうしてわざわざコメントを頂き、嬉しい限りです。

      十二国記の新刊についてですが、その苦しみとてもよく分かります ……SNSなどを見てると、地球っ子さんと同じ理由で、読むのは来月まで止めた方がいい、と仰っている方もちらほら見かけます。

      現に僕も、二巻を読み始めるのを、躊躇っていました。でも、地球っ子さんのコメントで、
      『焦燥感を分かち合う』とあり、そういう考え方もあるのか、と目から鱗が落ちました。

      つまり何が言いたいかというと、二巻を読んで来月を苦しみながら待つのも、一種の楽しみではないか、と思い始めたのです。(とんでもなくMな考えかもしれませんが……)

      なので、これから二巻を読もうと思います(笑)

      長々と失礼いたしました。

      地球っ子さんも、ご自身に最適なタイミングを見つけられたら、十二国記の世界へおいでください。
      2019/10/16
    • 地球っこさん
      とし長さん、おはようございます。
      お返事ありがとうございます(*^^*)

      実は、とし長さんのお返事を読ませていただいて、思わず飲んで...
      とし長さん、おはようございます。
      お返事ありがとうございます(*^^*)

      実は、とし長さんのお返事を読ませていただいて、思わず飲んでたコーヒーを吹き出してしまった箇所があるんですよ。
      どこだか分かります?
      「素敵な方」ってとこですよ〰️
      あはは。お世辞とわかっていながら、何だかこそばゆくなってしまいました。
      でも、ここは素直にありがとうございます、です!
      と、思わず自分のことばかり先に書いてしまいましたが、私はとし長さんこそ温かくて素敵なお方なんだろうなと思ってるんですよ。物語に寄り添う真摯なお気持ちが、ちゃんと伝わってくるレビューに、こういう風に書けたらいいなと、すごいなぁといつも感心してます。
      これからもレビュー楽しみにしてます。

      十二国記、私と同じような思いの方もおられるんですね。ちょっぴり安心しました。
      そうだなぁ、とし長さんのお返事読んで、やっぱり読んで見ようかなとの思いが強くなってきました。
      苦しみがあるからこその十二国記の世界ですよね……(私もMな考え方ですね 笑)

      うわぁ長々と書いてしまい、おじゃまいたしました。

      それでは近々、十二国記の世界へ参らせていただきます。

      おじゃまいたしました。

       
             
      2019/10/16
    • とし長さん
      地球っこさん、お返事ありがとうございます。

      前回の自分のコメント見てたのですが、ずっとお名前を誤字していました……大変失礼致しました……
      ...
      地球っこさん、お返事ありがとうございます。

      前回の自分のコメント見てたのですが、ずっとお名前を誤字していました……大変失礼致しました……

      素敵な方のくだりは、全然お世辞のつもりではありませんよ! お返事を差し上げる時、思ったことをそのまま書かせて頂きました(こう書くと、またこそばゆく感じられるでしょうか?)

      自分のレビューなんて、全然大したものでもありませんが、地球っこさんに、そう言って頂けると、少しだけレビューを書いた時の自分を誉めてあげたくなります。僕の人格については、ご想像にお任せします(笑)
      おそらくガッカリされると思うので……

      前回差し上げたお返事の通り、現在二巻を読んでいる真っ最中です。読めば読むほど、十二国記の世界観の深さに改めて驚かされています。この世界に潜りすぎて、現実に帰ってこれない、なんてことが無いように気をつけたいと思います。

      懲りずに、また長々と書いてしまいました……

      地球っこさんの十二国記の世界へのお越しを、心よりお待ち申し上げます。
      2019/10/16
  • 作品内では六年の月日が経ちましたが、私は18年待ちました。
    王と麒麟が姿を消したところで続く…からの18年。
    折々に短篇が出ていたとは言え。いや~、長かった。

    実は私は戴国の話はあまり好きではありません。
    「魔性の子」が怖かったし、泰麒がうじうじしてるし。
    だけどさすがにあの終わり方は続きが気になるでしょう?
    せいぜい2年も待てば新作が出ると思いきや、出ない。
    作者の体調不良と言われて待ち続けるも、ほかのシリーズの新作が出るのに、これは出ない。

    蓬莱(私たちが住む世界)に飛ばされた泰麒が、戴国に戻ってきた。
    やることと言えば、まず行方不明の泰王を探すこと。
    この巻はそれに尽きる。

    王も麒麟も不在で、荒れ放題の国の姿がこれでもかと描写される。
    王位を簒奪した阿選(あせん)は王の信頼も厚く、なぜ彼が王を裏切ることになったのか、その謎はまだ残る。
    そして王を称しているはずの阿選の影が薄いことも気になる。

    泰王のもと、新しい国造りに腕をふるおうと思えば存分にふるえた立場で、敢えて王を排除してまで阿選がやりたかったことは何か。

    命の危険も顧みず敢えて阿選の元に向かう泰麒と、泰王を探すために別行動をとる李斎。
    謎は一向に解き明かされないけれど、物語は動き出したばかり。
    続きが気になりぐいぐい読む。

    一つ気になるのは泰麒のもつ雰囲気。
    ちょっと気弱でうじうじしているけれど基本的には無垢な子どもだった泰麒が、六年の間にずいぶんと変わってしまった。
    必要とあれば冷ややかな態度を取れるし、居丈高にもなれる。
    もういつまでも子どもではないということなのだろうけれど、蓬莱での経験(魔性の子事件)がやはり泰麒の性格に影響を与えたのではないかと、少し心配になる。

    国が荒れたら麒麟は病気になるはず。
    麒麟としての属性をすべて失ってしまった今の泰麒が全くの健やかであるとは思えないし、いろいろ不安はあるけれど、最終的には戴国の民が幸せになれるはず。

    そう信じて次巻へ進む。

  • Twitterで一報がもたらされたとき、私は叫んだ。そして暫く挙動不審にうろうろして、その辺にいた人を捕まえては「十二国記が出るよ!!!」といいまくった。
    翌日は仕事場のカレンダー(休み希望を書き出す)を捲り捲って発売日に休みを入れた。残念ながら休み希望が重なったため、この本の発売日には休みが取れなかったけれど・・・。
    発売日に、防風の中本屋さんに向かい、本屋さんが開いていることに感謝し、並んでいる(すでに数冊減っていた)彼らを見て、ここまで運んでくれた人、並べてくれた人、本を作ってくれた人、様々な関わった人たちに感謝し、手に取った時すでにちょっと泣きそうだった。レジをしてくれたお姉さんと無言で頷きあった。
    本を開くと、懐かしい世界があの頃のまま広がっていて感動した。そして李斎と泰麒が無事戴国に着いていたこと(そりゃそうなんだろうけれど・・・)泰麒と李斎の変わらない様子を見ただけで感動が押し寄せて、大変だった。
    物語は、戴の荒廃と民の苦悩とともに、戴の国民の粘り強く希望を伝えていこうとする姿が描かれる。読みながら、阿選という人物が大きくぶれるような、振り子のような実像を描かせないような印象になっていく。部下に慕われていた。驍宗も一目を置いていた。まさか、彼がと言われるような人間が、民を虐げ、執拗に残党狩りをし、里を焼き払う。本当にこの人物は一人の人間のことなんだろうか。
    ゆっくりと走り始めた物語。あと三冊もこの世界に居られるかと思うと幸福でたまらない。けれど、二巻を読んでしまったら9日までお預けかと思うとなかなか読み進められない。でも読みたい。

  • 「絶望して取りかかっても良いことなど何もない。まず最初に必要なのは、希望を失わないことだ。」

    3行くらい読んで、久しぶりの続編なのに関連する巻を読み直すことを怠った自分を恨んだけど、各所で出てくる身に覚えのあるシーンが記憶を呼び戻してくれて、お話を書くのが本当に上手だなあと。

    かつて小さな体に緊張を目一杯溜めて泰王驍宗の隣に立っていたことや、自分の騎獣を前に興味津々にうきうきしていた泰麒の様子をありありと思い出したし、その後の悲劇と、そのために景王陽子が奔走した日々や延王の助力、そして泰麒が「載国に帰らねばならない」と言った日。今までの、すべてがここに繋がっているのだなと、しみじみと、深々と感じる。

    十二国記の一番好きなところは、どんなに辛いことがあっても折れない人の心に触れられるところだけど、全4巻のうちの第1巻で既にそれをありありと感じられてたまりません。

    絶対悪だと思っていたところも何か不思議だし、どこもかしこもうまくいっていない感じがして、戦うべきは、倒すべきは、黒幕は誰なのか、3巻4巻まで1か月待たねばならないと思うと少し気が重い。それまで私は、この苦渋を背負えるだろうか…。(まだ1巻だけど。)

    それでもこの1か月、ひたすらに耐えようと思う。1か月後に、載国の厳しく凍てついた冬が終わり、優しく暖かい春が訪れると信じて。

  • 2019/10/18 読了
    またこの世界観に浸れる幸せ

  • どれほど待ちわびたか。
    鳥肌がたつほど、面白い。
    ゆっくりじっくり楽しもうと思うが、
    先に先にと読み進めたくてたまらない。

    二巻まで楽しんだら、また十二国記のループに落ちよう。

    生きててよかった

  • 18年ぶり待望の新刊。
    前作とまったく作風もクオリティも変わらず物語が続いている、
    それだけで感無量(*´-`)

  • 出版されたことがうれしいので星5個です。
    カタカナや平易な文章が多い小説が増えていますが、沢山の漢字も好みです。
    挿絵も、小説のイメージに合っていて素敵です。
    最近、田中角栄の記事を読んだせいか、驍宗の政治と田中角栄の政治と重なりました。子供の頃、新潟に行ったら凍結防止用道路で、道路自体も良くて、びっくりした事を思い出しました。それは、田中角栄のお陰。驍宗も地元の道路を整備していて、交通の大切さを重視しているし、性急な政策で窮地に立たされるところも。(田中角栄は、それでアメリカに潰されたと思っているので)
    性急な政治は敵を生み易いんだなと読みながら思いました。それが例え正しくても。
    話はなかなか先に進みませんが、個々の心のうちを細かく描写していてそれぞれの気持ちに共感したり寄り添いながら読めるので、進まないことが苦になりません。
    さあ第二巻、読むぞ

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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