- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101240626
感想・レビュー・書評
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十二国記らしい緊迫感。久しぶりに味わっている。
物語は枝分かれし、二方向から進む。いずれしろ描かれているのは、生権力の世界だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戴国江州、園糸(エンシ)、栗(リツ)、項粱の3人は放浪の中、墨陽山の近く東架にたどり着くが里は閉ざされており夜露をしのぐため山林へ向かう。そこで慶国から戻った泰麒と隻腕の劉李斎将軍と偶然会い、項粱は元中軍師帥であることを明かす。道観寺院・瑞雲観の生き残り去思(キョシ)と薬を扱う神農の鄷都(ホウト)と共に驍宗を探すことに。
6年前、驍宗は土匪の討伐遠征中に文州函養山で行方不明に、泰麒は阿選に角を斬られ蝕を起こし蓬莱に流されていた。麒麟としての能力をほとんど失った泰麒だが驍宗を探し戴国を救うため函養山を目指す。
驍宗の道路事業エピソード
東架から北容、朱旌から騎獣を都合し旅をする。碩杖(セキジョウ)で泰麒は冬になる前に民の窮状をなんとかしたいと考え別行動に。
泰麒サイドのストーリーと李斎サイドのストーリーに分岐。
泰麒、項粱は鴻基の白圭宮へ、
泰麒を見知っていた女官、浹和(ショウワ)が世話をするが、冢宰・張運、天官長・立昌に泰麒らの動向を報告する役目も持っていた。
李斎、去思、鄷都はそのまま驍宗の捜索、文州南部の琳宇に。道観の浮丘院には荒民が溢れており、3人は迷惑をかけないよう喜溢から釘をさされる。 -
泰麒ー⁉︎
泰麒はキモが据わっている。
驍宗様はまだ、遠い。
阿選の目的は?
再読。
登場人物が多くて頭に入りきらないのでメモしながら読んだ。 -
驍宗と泰麒が姿を消し、6年。荒れ果てた戴国についに泰麒が戻った。偽王・阿選の手を掻い潜り、驍宗の無事を信じ続けた人達が泰麒の元に集まる。しかし、麒麟としての力を失い、驍宗を見つける事も出来ない泰麒。それでも誰もが驍宗を再び王位に戻すため泰麒に希望を託し旅に出る。一体、驍宗はどこでどうしているのか…?しかし、道中で飢えに苦しむ民を憂い続けていた泰麒が突如、自ら姿を消す。無謀な泰麒の計画は成功するのか?そして阿選は何を企んでいるのか?次巻へ!
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泰麒~(T_T)懐かしくて、悲しかったです
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18年ぶりの十二国記シリーズ。
「魔性の子」を起源として始まった物語もいよいよクライマックス。 -
泰国に戻ってからの泰麒の変わり方が魔性の子を経験したからなのか、、、とても冷たく感じた。
この先はどうなるのだろう。 -
第1巻。感想は最終巻へ。