私家本 椿説弓張月 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101241197

感想・レビュー・書評

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  • 半分は趣味、半分は仕事のために読みました。

    江戸時代には『南総里見八犬伝』よりも人気があった『椿説弓張月』。
    この作品を下敷きに、現代人の心をも踊らせる私家本として新たな息吹を吹きこまれたのが本書です。
    源八郎為朝が、九州で、伊豆大島で、果ては琉球王国で大活躍するストーリーは、当時の人々にとっても爽快なエンターテイメントだったことでしょう。

    武勇に秀でただけでなく心優しいヒーローの為朝よりも、為朝に忠義を誓い、彼のために自ら命をもって尽くす脇役たちに感情移入してしまう私は、たびたび切ない気持ちになったのでした。

  • 子供の頃、南総里見八犬伝に胸を躍らせた記憶がある。椿説弓張月は題名からはなんの話だか分からず、ずっと手を出さずにいたが、読みやすそうな形で文庫になっていたので購入。

    原本がかなり膨大らしく、端折ってある部分も多いらしい。確かに、テンポは早くていいのだが、なんだか梗概を読んでいるような気もした。勧善懲悪のスーパーヒーローもので深みはないが、ハリウッド映画的な分かりやすがある。いつかは原本を読みたい。

著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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