たそがれ清兵衛 (新潮文庫)

著者 : 藤沢周平
  • 新潮社 (2006年7月15日発売)
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  • 174レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247212

たそがれ清兵衛 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 藤沢作品には珍しく(?)、爽快な読後感を味わえる短編集である。
    それにつけても、とりわけ風景描写の映像喚起力が素晴らしい。

  • 短編集。
    いずれの話も、普段は冴えない男が実は有能な剣士で、いざとなったときにえいやっとやってくれて周りが見直してハッピーエンドっていうだけの話。
    読み終わったとき、どの話がどれだったかわからなくなるぐらいワンパターンでつまらないかった。

  • 普通に面白かった
    それぞれのタイトルの特徴を持った主人公が色々活躍するのが
    どういう形で特徴が武器になるのか想像出来なくて
    わくわくしながら読めました

  • 現代の企業戦士も江戸時代の武士も本音は同じだと思う。人と違っていることが一般的な評価を下げるかもしれないが、信念を貫くことはやはり大切だと思う。「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」他8編。映画は真田広之,宮沢りえ,小林稔侍他。

  • 味があってよい。ただし、短編集なのだが、どれも同じような味わいである。蕎麦屋でいうなら、そばがあって、うどんがあって、かつ丼があってというのではなく、温かいそばとざるそば、もりそば、せいぜいその他のメニューはとろろそばといったところだ。基本は同じ。そのような短編集であった。個人的には池波正太郎の方がすきだ。

  • 下城の太鼓が鳴ると誰よりも早く家路を急ぎ、病気の妻の介護と家事に励む、人呼んで「たそがれ清兵衛」
    領内を二分する抗争をよそに、病弱な妻とひっそり暮らしてはきたものの、お家の一大事とあっては、秘めた剣がギラリと光る!
    表題作のほか、「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」等、その風体性格ゆえに、ふだんは侮られているものの実は剣術達人な侍たちの意外な活躍を描く、痛快で情味あふれる異色短編集。


    以上、そんな作品です(^-^*)/
    職場の同僚が「先輩にオススメの映画ある?と聞かれて1番好きな『たそがれ清兵衛』を薦めたら、暗くてつまらなかったと言われちゃってね」と言っていたので、
    「小説なら何でも読むから、今度読んでみるね」と読んだ次第です♪

    調べたら小説と映画は内容が異なり、映画はバッドエンドらしいのですが、
    小説は全8作ともに『爪を隠して軽んじられていた鷹=剣術達人が、悪人倒して平和を取り戻す』人情時代劇で、全部単純に楽しめました(^o^*)☆彡

    親の影響で時代劇をたくさん見ていた子供時代を思い出して懐かしくもあり、あまり読まないジャンルなので余計に面白く感じた部分もありますが、時代劇を読まれる場合はオススメの名作でしたO(≧∇≦)o

  • 目次
    ・たそがれ清兵衛
    ・うらなり与右衛門
    ・ごますり甚内
    ・ど忘れ万六
    ・だんまり弥助
    ・かが泣き半平
    ・日和見与次郎
    ・祝い人助八

    普段はぼんくら扱いされていても、ここぞという時に使う剣。
    どれも読後感がいい。

    特に面白かったのが、「ど忘れ万六」
    年のせいかど忘れがひどくなり、仕事に支障をきたすようになってしまったため、家禄を息子に譲って隠居した万六。
    貧乏侍の家にとって、隠居というのはただ飯喰らいと同一語。
    家族に冷たくあしらわれている毎日だ。
    だけど、嫁のピンチとなれば立ち上がる万六。

    “万六はゆっくり後じさってから、わざと大場に見えるように、眼にもとまらぬ手つきで刀を鞘にもどした。それから背をむけて歩き出した。ゆっくりゆっくり歩いているのは、さっき居合を使ったときに、またしても腰を痛めたのである。”

    嫁の感謝もひと月しか続かないけど、毎日うまいご飯を作ってくれるならそれでいいか、と万六は思うのである。

    「ごますり甚内」のごますりは、出世のためのものではない。
    武士にあるまじきごますりを行うのは、武士としての体面のためなのである。

    江戸時代の侍というのは、まさしく現代のサラリーマン。
    耐えがたきを耐え、忍びがたき忍べるのは、見ていてくれる人、分かってくれている人がいるから。
    ぼんくら扱いされたって、卑屈になる必要なんてない。
    ひょうひょうと生きる彼らの姿に、自分もそうでありたいと思いながら読んだ。

  • 「たそがれ清兵衛」が映画化されたことを機に再読しました。何度目でしょう。当然ながら初回に読んだほどの大きなインパクトは受けません。
    それにしても魅力的な主人公達です。病気の奥さんをいたわる「たそがれ」、大切にしてくれない嫁のために働く隠居の「どわすれ」、悍婦だった奥さんに死に別れ、ホッとしたあまりに薄汚れてきた「祝い人(ほいと)」。そうした等身大の剣客が、ここ一番に凛然と立ち向かう姿。
    藤沢さんらしい情緒に溢れるとともに、これも藤沢さんの定評である殺陣シーンの見事な作品です

  • 傑作短編集。

    なかでも表題の「たそがれ清兵衛」は、名品。

    その他の7編も、印象深い。

  • 著者と書名の作品があることは知っていたが初読みである。また、8編から成る短編であったので、読み始めて驚いた。それぞれが下級藩士を主人公としており、様々な事情で藩の重要な役割を担わされる。ワンパターンな展開ではあるが、勧善懲悪の爽快さを持つ。著者の長編を読んでみたくなった。

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