ワールズ・エンド・ガーデン (新潮文庫 い 39-2)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250120

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • ある村に宗教的魅力を持つ異邦人が現れ
    惑わされた人々は散り散りになるのを
    その中の一人である主人公から眺める寓話のようなお話
    20年くらい前の独自当時としんぜられるわかものぶんかを題材にしているが
    およそどこのいつでも変わらぬ景色
    わかものすなわち青年は彷徨し
    日常世間一般から目を背けて今日も自身の信ずる価値に閉じこもるのであった
    それが青春だから仕方ない

  • 途中まで言い回しや表現が複雑で2回、3回読まないとならなかったけど、後半は映像が見えるようで面白かった。もう2回くらい読むといいのかも。

  • 2011年現在は絶版。
    ドラッグや宗教、そしてゲットーのような街。退廃的なエンターテイメントは限りなく透明に近い。
    ワルモノの成り上がり、都市開発、地上げ屋やマスコミの立ち回りなどは作品が書かれた時代を感じさせるが、それがリアルでなくなった今も尚、作品にリアルを与えてくれるのは物語の力か。
    疾走感がありながらも空っぽな感じはしない。
    是非、復刊してほしい作品のひとつ。

  • 好きな本を挙げて下さいと言われたら、たぶんコレを真っ先に出すと思います。
    たぶん、思春期に出会った本なのでとても影響が強かったんですよ。
    映像化したらどうなるだろうか、と言うのが物凄く鮮明に妄想できて、勝手にキャスティングしながら読んでいたと思います。

  • 本を読む人読まぬ人とかくこの世はままならぬpart2より

  • 確保済み。

  • 示唆に富んだ内容ではあるが
    非常に後味が悪い。

  • 解体屋外伝へと続く世界観の話。
    最初はこちらから…ってことかな。

    先に解体屋外伝を読んでしまったので、爽快感は解体屋のほうが上。
    こっちはもっと……哲学的というか、世界観を味わうもののような気がする。
    描かれている世界が想像しにくそうで、とてもしやすい、というのが不思議。

  • これもディストピアものですね。
    ドラッグとバイオレンスと、宗教。

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著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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