オーデュボンの祈り (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 33590
レビュー : 3600
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250212

感想・レビュー・書評

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  • 伊坂幸太郎は大好きだが、デビュー作なので本作を若干敬遠してきた。稚拙かもしないと。でも、それは間違いだったと思い知らされた。ファンタジーのような異世界の設定、悪い人の描写、伏線の回収、思わずニヤけてしまうセリフ、どれもが今の伊坂作品の源流だった。伊坂ファンでなくても楽しめるはず。

  • 最高傑作。非現実的な話のように見えて、妙に現実的な感じがして引き込まれてしまう。ストーリーの展開、空気感、全てにおいて洗練されている感覚。

  • 不思議な感触。ちょっと残酷な感じがして、でもベールの向こう側での出来事みたいで、ほんと不思議。

  • まるで「不思議の国のアリスならぬ伊藤」という感じの世界です。反対のことばかり話す元画家、話をする案山子優午、人を殺すことが許されている美男子、いつもゴロゴロ寝そべっている少女。太りすぎた美人ウサギなどユニークな登場人物ばかりです。仙台の沖にあると思われる荻島という150年もの間、外部との接触を立ったという孤島での物語りはファンタジーなのでしょうが、あまりにも奇想天外なストーリーで、殺人事件の謎ときが進んでいくこと理解するのに疲れる本ではありました。

  • 読み終わった後、すごく暖かい気持ちになりました。この島に行きたいです。
    散りばめられた謎が明かされる過程の描き方は、さすが伊坂先生。
    読んでいる最中にも「いいなぁ」と思わされる一文がたくさん出てきます。色んな人に読んでほしい本。

  • 伊坂作品はこれで4作目。
    最初は苦手かなと思っていたのですが、読むたびに引き込まれてていきました。
    特にこのオーデュボンの祈りはあちらこちらにちりばめられていた伏線がキレイにつながっていって最後はついほころんでしまうフィナーレでした。
    そして萩島の愛すべき住人たち。
    新感覚のミステリーです。

    ミュージック!

  • 伊坂作品はアヒル→重力→グラスという順でよんだけど、本質はこっちなんだなあ。
    散りばめられた謎も魅力的で、テンポよく、読後感がとてもよい。文句なし。

  • 優午が自ら未来がわかる案山子をやめたのは、人がいやになったから、もう未来を見ること、それを頼りにされることに疲れたから。そうじゃないような気がします。優午はいつかくる外の世界の人間が島に欠如しているものを持ってくることを知っていた。だけどそれが何かを優午は知っていてもわからなかった。だからこそ、彼は例え自分の存在がなくなってしまうのだとしても、せめて頭だけでも丘に行きたいと願ったのではないかと、そう感じました。面白いのは桜と優午の関係性はどういうものだったのかということ。もしかしたら、リョコウバトの事件で優午は人に嫌気を指していたのかもしれません。そして桜も人の価値を高くはもっていなかった。ならば二人は同じ未来を望んでいたのかもしれない。そう考えると本当におもしろいです。何にせよ、読んだ後にすがすがしさを感じさせる話でした。

  • とてもおもしろかったです。
    優午と桜が好きです。
    とても不思議な話だなと思いました。

  • これがデビュー作なのは圧巻。
    やはり、法学部卒業という経歴が作品のテーマにも影響を与えているように感じる。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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