ラッシュライフ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 31005
レビュー : 2948
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250229

感想・レビュー・書評

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  • 後半になるにつれてドキドキが増していき、あっという間に読んじゃった。

    こわーっ、これ以上進まないでー(><)
    って思うと画面が切り替わる。
    そんな感じだった。

    キレイな交差が描かれる。
    この交差は映画じゃなしえないんだろうなぁ。
    小説の良さってのも感じたな。

  • 伊坂幸太郎の小説

    幾人かの人の日常がからまりながら、それぞれの人生が進んでいく。伊坂さんっぽい小説。今日のこの出会いで合ったあの人は、その時とは独立したその人オリジナルなラッシュライフを歩んでいる。
    まさに、人それぞれ。そんなことを感じさせる小説。

    出会い、めぐり合わせの不思議、そんなことも感じさせてくれる。
    同じ人の小説をがっつり読むとそれなりの感情を持てるようになってくるのかなとなんとなく思うようになってきた。
    小説だけに限らずなんだけど。

  • 作中にも出てくるエッシャーのだまし絵のような小説。ありがちな群像劇のようだが、「時間軸のズレ」が巧妙にストーリーに埋めこまれている。それらが最後に繋がっていく様は、立体視が上手く出来て3Dで画が浮き出てくる時のような爽快感。

  • 私の人生、あなたの人生。
    世界は繋がっていないようで
    どこかで繋がっている。
    結末へと向かうスピード感は痛快。

  • なっっっ!!!!なにこの小説!!!!!!

    最初、ちょっと読みにくいなあって思ったんですけど途中からそういうもやもやとか…感情の一切がどっかにいって、とにかく、とにかくこの小説と向き合わなくては!という我武者羅な気持ちになりました。引き込まれるでも心を奪われるでもまだ足りない。3時間くらいで遮二無二読んでしまいました。

    すごい、この小説は本当にすごい。
    ミステリで群青劇で、縺れて解れて純文学。

    読み終わって一週間くらいずっとこの小説のことを考えて、小さな一節が頭から離れなかったり…こんなに衝撃をくれる小説と出会えて幸せです。
    初見の感動をあと何回も味わいたいなあ、記憶喪失になりたい。

  • 実は伊坂さんの作品中で、初めて私が読んだ本。最後のどんでん返しはお見事でしたね。『そう来たか!』と思いました。映画化されて、もう上映されたのかな?この映画はぜひ見てみたい。だけど伊坂さんの個性的な人間を演じるのは相当大変だろうなと思いますが。私の中では初めて読んだ作品と言う事もあって、彼の作品の中では相当上の位置にいる作品です。

  • それぞれ別の人生を歩んでいた人間たちが複雑に交錯する群像劇
    エッシャーの騙し絵としてそれらが収斂している
    きちんと複線が準備されていて、
    ばらばらだったピースが最後1つの絵になるのは読んでいて気持ちがいい

  • ブログ【ほしの図書館】でのレビューはこちら→
    <a href="http://spica88232.blog58.fc2.com/blog-entry-57.html" target="_blank">
    伊坂幸太郎 「ラッシュライフ」
    </a><br><br>
    まだ読んでいる途中からでさえ、次々に繋がってくる細かい事象たち、
    時間の絶妙な遡り方にため息が出ました。

    泥棒、リストラ男、新興宗教の信者、不倫妻、画家と画商、
    一見何の関わりもないような趣の異なる物語が同時進行していく。
    正確には ―同時進行― ではないのですが・・・。

    よくこういった複数の別の登場人物の物語が交差して最後に一つになる作品
    というのは小説でも映画でも見かけますが、ごちゃごちゃと混ぜすぎて混沌としたまま終わったり、
    全然伏線が活きてこなかったりと、失敗に終わるものも少なくはないと思います。

    でもこの作品は全てがとても明瞭でした。
    複数の物語の繋がっていくさまはもちろんですが、更に「時間の流れ」も過去へ未来へと、
    くるくると同じ螺旋階段をめぐる騙し絵のごとく絡ませていて、
    読者をぐんぐん引き込む仕掛けとなっています。

    そしてもちろん登場人物たちが繰り広げる会話も魅せてくれます。

    ―ラッシュライフ―
    lushとするかrushとするかrashとするか・・・
    運命は自分で終わらせることもそして切り開いていくこともできる。
    銀幕でいろんな人生を見せられた後のような残像感が残る作品でした。

  • 生きていると色んな人が繋がっているんだなあって改めて感じた。

    リアルは自分から目線からしか見れないけど、
    色んな人からの目線で見れるのが面白い。

    通勤電車でちょこちょこ読んでたんで面白さが半減したかも?!
    ちょびちょび読むよりじっくり読む事をオススメします。

  • 泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場―。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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