ラッシュライフ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 30928
レビュー : 2944
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250229

感想・レビュー・書評

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  • 10年ぶりに再読。寸分違わぬパズルの様な緻密さで構築された物語に改めて舌を巻くしかない。作中に登場するエッシャー展と「巧妙な騙し絵」という紹介文は何とも心憎く、バラバラに進む時系列を途中で読み返しながら読み進めるのもまた一興。ミステリーとして扱うには【動くバラバラ死体】のトリックに無理があり過ぎたり、登場人物の言動どれもが突拍子もなく記号的なので物足りなさも感じるのだが、巧妙な会話劇(特に黒澤×佐々岡)や独特の人生訓はやはりこの人の作品ならではの醍醐味だろう。豊田・佐々岡両氏の再生にエールを贈りたい。

  • うーーんやっぱし伊坂幸太郎は最高のエンターテイナー!!!

    電車の中で読んだんだけど、行きだけじゃ読み終わらなくて続きが気になって帰りクタクタでもう寝たかったのに
    夢中で読んじゃった~

    相変わらず一晩経つと登場人物の名前を全部忘れるポンコツぶりだけど、泥棒の黒澤がとってもすてき。いいキャラや。

    2018.05.27

  • 初めての伊坂幸太郎。
    様々なキャラクターが少しずつ動きながら、絡み合いながら、最後に、、、。

    泥棒と犬がよかったな。
    他の作品も読みたくなりました。

  • 初めて読んだ伊坂さんの作品。
    伏線の回収の仕方とか物語の交差のさせ方が天才だと思った。最初に読めて良かった。

  • 娘の一押し。
    豊田と犬がいいな。
    黒澤にも憧れる

  • 201903
    それぞれの物語の錯綜が素晴らしい。伏線回収が気持ちよかった。

  • 友人の勧めで読みました。それぞれの主人公視点で描かれるストーリーを、本だからこそ可能なトリックで綺麗にまとめている。まさに騙し絵みたいな物語。最後の犬のシーン、好きです。

  • 「ラッシュライフ、豊潤な人生」エッシャーの騙し絵みたいに城の上で人生の渋滞に巻き込まれて自分を見失っちゃ駄目だ!人生最後まで諦めるな!負けたらアカン!と生きるのが下手な多くの人々に向けて励ましてくれるかの様な伊坂幸太郎さんの長編第2作です。5つの物語の中で堂々として心身共に一番安定しているのは泥棒稼業の黒澤ですね。河原崎も自殺した父の思い出を胸に出直しを!裏切られた京子もまだ若いし頭を冷やしてね。リストラ中年・豊田と老犬コンビは金持ちの戸田に従わずに逞しく生き抜くでしょう。彼らの人生に幸あれと心から願う。

  • 伊坂幸太郎の文体は私にはよく合っているようで、こちらもスラスラ読めるに違いない!と手に取った。しかし、次々と移り変わる場面に、主人公に、どんどん置いていかれて、頭が混乱して、振り返りながら読み進めないとならなかった。それも一つの狙いなのかもしれないが…(「ラッシュ」ライフだけに)。個人的には強盗の老夫婦が印象的だった。最後に近づくにつれて、各場面に登場した主人公の関わり合いや、正確な時間軸が見えてきて、伊坂幸太郎らしい面白みが出てくる。

  • 300ページ(半分以上)まで、ほとんど何も起きない。。起きているけど、それぞれが繋がっていないだけか。でも、そこまでは我慢という感じ。。ミステリーとか、推理小説というよりは不思議小説。世にも奇妙な物語を、さらに複雑に拡大したような感じ。ただ、時系列に従って話が展開していると思わせながら、途中で実は時が進んだり戻ったりしていることが分かり、それぞれの人物の絡み具合を表現しているのは、斬新かも。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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