ラッシュライフ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 31002
レビュー : 2948
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250229

感想・レビュー・書評

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  • 2015.1.10

  • 途中で時間軸とか人間関係を考えすぎてしまって。 でも読み進めたら すとん と入ってきた。ただ、読解力の無さか、塚本のしたことに至る気持ちがわからなかった。それに乗っかった河原崎の気持ちはわかるんだけど。いつか再読します。

  • 一番好きな本。
    伊坂幸太郎らしさが満載。

  • 2017年10月1日読了。
    2017年71冊目。

  • 伏線回収系で面白い

  • 2017/9/17読了。
    複数の主人公の話が同時進行していき、それぞれが交わったりしながらそれぞれの騒動を乗り越えていく、という話でした(あとがきで「エッシャーの描いた一枚の騙し絵に当てはまるよう話が収斂していく」と描かれており、恥ずかしながらその技巧についてはそこで気付きました)。
    とりあえず、この本の進行の仕方、群像劇スタイルがとても心地良いものでした。勿論、絶望や希望がバランスよく織り交ぜてあり1つ1つの話自体も大変読み応えがありました。また、ユーモラスな掛け合いも健在でした。
    そして、勧善懲悪的なシンプルな人生観がそれを貫いており、読みおわったあとも爽やかな気持ちでした。

  • 2017年8月30日読了

  • 伊坂さんの初期の作品。
    とにかく面白かった。
    随所に仕掛けが施してあり、読みながらそれらを紐解いていくのが楽しかった。
    5つの一見無関係の物語が、読み進める内に交差していき、やがて1つに繋がる。

    「未来は闇雲に歩いていってもやってこない」
    「人生については誰もがアマチュア」
    等、伊坂語録も健在。

    タイトルの「ラッシュライフ」も綴りにすると色々な意味があり、人によって様々に考えられる点が、また伊坂さんらしくて好きだ。

  • パズル好きにはたまらない作品です。

    パズルが完成していくみたいに、読み進めていくうちにアタマがだんだんスッキリしていきます。

  • 天才的な伏線回収。今までの伏線回収する殆どの本を凌駕している。

  • 伊坂さんのファンになったきっかけの作品。
    ミステリー愛好家ではないし、グロ描写は厳しいけれど、この綿密な構成は読む価値がありました。
    登場人物の「人生がリレーだったらいい・・」ってふとした言葉が物語の全体を示唆していたり、細かいとこまで計算されている。
    それにしても黒澤がかっこいい。泥棒にもいい男はいるのね。

  • 誰に貸しても面白いと言ってもらえる本。

  • 2017.01.16完読

    それぞれの話がパズルのピースみたいで
    はめ込んでいくとどんどん見えてくる

    それぞれの話が濃く
    大きく見ると決していい話ではない

    のに、読み終わった後の爽快感!
    気持ちがいい(ノ)ェ(ヾ)

    老犬が何もされなかったのがデカイ

    この後どうなってしまったのか
    すっごく気になるー笑笑

    けど、知らない方が良いよね。笑

    面白かったです!

  • まさかそこに繋がるとは!
    途中で諦めず、最後まで読めば必ず膝を手で打ちたくなること間違いなし。
    素晴らしい。

  • 五つの話が交錯し、だまし絵のようにまとまる。一つ一つの話は重いのだが、最終的には収まるべきところに収まった爽快感がある。さすが伊坂ワールド。憎めない素敵な泥棒が出てくるのも伊坂ワールドの楽しい特徴かも。

  • いくつもの物語が交錯する世界。前後左右に移動する時の流れ。面白いほどに重なる偶然、そしてそれに踊らされ悩まされるリアルな人物たち…。 伏線回収も見事で、よくこんな素敵な作品に出会えたものだと思う。 ここまで人間のくよくよしたところが描かれているのに、なぜか後味がとてもいいというのも魅力の一つ。なんだかとっても救われたような気分になるのだ。弱いながらにも、その小さなプライドやポリシーを、必死に守ろうとする。狡猾なんだか単純なんだかよくわからない登場人物たちが、とても愛しくなる作品。

  • 文庫本の中では読みきるスピードが史上最速
    何ページ読んでも先が気になる展開

    一見関係ないように見えたそれぞれの人生のワンシーンが
    きれいにつながっていく

    同時進行でなく、リレーなのね
    時間軸が最後にならないと見えてこないからこそおもしろかった

    オーデュボン読んでおいた甲斐がありました
    次もつながるもの読もう

  • 5人の群像劇がとても良かった。

    黒澤が好きな人はフィッシュストーリーも読むべし。

  • 騙し絵をテーマとした、全く関連性のない複数の登場人物が終盤にはそれぞれのつながりが出てきて、読者の時間軸思考を狂わせてしまうとても不思議な小説。殺人が当然発生するけど、時折、苦笑するやりとりは、緊張感を緩和させる。流石!伊坂幸太郎!彼の作品を読めば全く違う話でも相互にリンクする登場人物も存在する。そういうのを発見するのもこの作者の魅力でもある。

  • 全然好きな小説ではないが、この作者の代表作はどれ?と聞かれたら、必ずこれと答える。
    暴力の描写も生々しいし、最後の神々しい世界観もあまりすきでなない。
    でも、物語が完成している。
    好き嫌いではなく、認めざるを得ない傑作。

  • 細部は忘れた頃にな再読。なんかごちゃごちゃうるさいのが読みたくて。文章は静かなのにオーケストラがっつり聴いたというか、軽く気力消耗する感じ。目が離せないのに疲れるのに目が離せない。読者の気分が振り回される本てすごいなぁ。

  • この話は泥棒黒澤、宗教に溺れる河原崎、気の強い女性カウンセラー京子、野良犬と共に行動するリストラ中年豊田。別々の話のようで実は繋がっているようで、でも何か違和感が…。
    よく読んでいればなんかおかしいぞって思う。私は郵便局強盗の辺で気がついた。
    黒澤のパートが一番よかった。色々と勇気づけられたし、一見他人には無関心に見えて実は思いやりのある黒澤が好きだ。

  • 【再読】黒澤が大好きだったんだけども、久しぶりに読んでもやっぱり黒澤が好きだった。
    デビュー直後の伊坂幸太郎の傑作。
    改めて読んでみると綺麗にまとまってるものの、どうしようもないというか救いがないのが何人かいるけども、「現代の寓話」というあらすじの文句を見て寓話じゃ仕方ないという気分に。

    再読にあたって内容などほとんど覚えていなくてこういうトリックだった、というのをぼんやり覚えていただけだったんだけども、それでもなお騙されて、よくできているなあ、と感心した。

  • 話のつながりが見えるときの爽快さといったら!伏線が多くてそれを拾いながら読むのが楽しかった。これぞ伊坂作品!

  • 黒澤の拾ったくじと香港40億、喫茶店、画商佐々岡、バラバラ殺人等、4組+αの物語は軽く繋がってくるのかな?と読んでいると後半から怒涛の交錯ラッシュ。
    「前にふと出てきた何気ない事柄が後で説明、又は活かされて展開する」と言えば伏線回収や後付け等と同じに聞こえてしまうが、
    「前述の日付時間よりも前になる後述での出来事が前述で既に活かされていた」という時系列バラバラ事件。爽快感を覚えるギミックでした。
     その為、読み応えがと読み難さが共存し、頭をやたら使うのでメモ取りながら整理必須でした(笑)離婚電話、カウンセラー電話、割引券、河原崎の告白、スケッチブック、ようやく時系列整理完了。
     どれもこれもよい交錯だったので例を挙げて感想を書くのはもはや不可能です(笑)最後の最後、話の順も時系列も一番最後のまとめ方と救いは感動でした。
     何度か出てきた「エッシャーの絵」なるほど騙し絵。「つなぐ」リレーでその時々の主役の日、なるほど。そしてそれらのリレーを全て見てきた老犬。シンボル的なキーワードや比喩も面白かった。

  • 評価は分かれるようですが、私個人としては「傑作」と言いたいです。

    これを読んで、やっぱり伊坂さんは天才だなあと思った。

    主人公と時間軸をくるくる操作して、物語全体をひとつの騙し絵にする。
    作中にも出てくる、エッシャーの有名な騙し絵のように。

    人と人っていうのは、どこか端っこでつながっている。
    それぞれが自分の人生の主人公であり、周りの人が脇役であって。
    世界はそうやって相互に作用しつつ、回ってるんだ。

    ラッシュライフもいつも通り多作品とのリンクがこれでもかっていうくらい詰め込まれていて、伊坂作品群が全部でひとつみたいな感じがして、ほんとに楽しくなります。
    ファンにはたまらない!

    伊坂作品の魅力は奧が深すぎて、何回でも読み返したくなるなあ。

  • ゆったりした疾走感がありました。なんて言えば伝わるんだろう・・・。車の窓を開けて、ぶわっと風に煽られる感じ。素敵でした。
    黒澤さん会ってみたいな。

  • 怖い話や気持ち悪い話が嫌いな私にとってはかなり挑戦的なお話で...
    途中でもう辞めようかと思いつつ、展開が気になってつい最後まで読んだ。

    読み終えて初めて「ラッシュライフ」の真の意味がわかった今、
    何か分かんないけど感動してる。

    これが伊坂さんワールドにやられたってこと??

  • 主に5つのストーリーがそれぞれ進んでいく中で、登場人物が少しずつ交錯していくというすごく好きなタイプの小説でした。絡まっていた糸が徐々にほどけていく感じが読んでいておもしろかったです。ただ、拳銃で人を撃った豊田や人を殺した河原崎がそのまま済まされるハズもないのだが、そこの辺りは描かれる事なく終わったので少し消化不良。

  • いろんな人達の特別な数日間がさまざまな角度で交差してた。
    登場人物が多くて、途中、途中で交差してたことも、わかってから前のページに戻って確認したりした。
    ラストまで読み終わったら、散りばめられたパズルのピースはピッタリとはさまってた。そうか、そこであそこに話が通じるんだなぁ、見事だなぁって思った。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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