ラッシュライフ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 30928
レビュー : 2944
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250229

感想・レビュー・書評

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  • すばらしいです。誰かから誰かへ人生のバトンが渡る。あれもこれも、そうだったの?!っと物語がつながっていくのをまるでジグソーパズルのピースがひとつずつスムーズにはまっていくような感覚で、とてもスッキリしました。

  • おもしろかった!
    この手の、一見関係のない人たちが次々つながっていく話が大好きなので、これがどこにつながるのかな〜と読み進めるのが楽しかった

    一見関係ないようで、絡まり合っている。「高橋」にはお見通しなの?

    強盗の老夫婦は、何か違う作品にも出てるのかな。あれだけの出演(?)だったので。

    泥棒とか強盗とか殺人とかカルトとか、ヘビーな題材なのにコミカルで楽しく読めるから不思議だ

  • 『シンクロ』

    昔、仕事の上司に、伊坂幸太郎がオススメと紹介されて、今作。

    素晴らしい。
    僕にとってお気に入りの作品だ。

    読んでいて、どこか危なかっしーのだ。
    まるで子供が泥だらけになってヘッドスライディング。
    まるでブランコにのってジャンプ!!
    そんなハラハラドキドキのストーリー展開。
    やられましたよw
    ご馳走さまですw

  • 金持ちの権力者に連れ回される女、リストラされて再就職試験40連敗中の男、泥棒の黒澤、「高橋」に心酔する男、ダブル不倫の末互いのパートナーを殺そうと計画する精神科医の女。

    戸田や京子、塚本など胡散臭くて嫌な奴らが多いので、読んでて嫌な印象が強くて前は好きになれなかった作品でしたが、10年ぶりに読み返したらやはり最後のネタバレが面白くて楽しく読み終わりました。
    終わり方を全然覚えてなかった…

    黒澤の淡々として物事を悟ったかのような喋り方がやはりいいですね。

    情けない状況ではあるけど、最後には奮起する豊田も良かったです。
    クジを換金してくれてるといいなぁ。

  • 伏線の回収を楽しむ物語はたくさんあるが、本作はそんな伏線の醍醐味を存分に発揮した小説である。

    傲慢で拝金主義、そして他人の絵を株としか思っておらず、人情も一切捨て金儲けのことだけを考えている画商。
    泥棒を生業としながらも自分だけの美学を持ち、それに従順なままに職務を遂行する黒沢。
    人生の岐路で失敗してリストラし、家族も財産も名誉も職も失い、野良犬と町をさまよう豊田。
    高飛車のカウンセラーである京子。
    神の正体を目撃するために新興宗教の教祖の解体に立ち会うことになる河崎。

    これら5人の物語がオムニバスのように進行していく。最初は独立しているが、進むにつれて双方の物語はリンクしあう。
    「ああ、あの時のあの人は○○だったんだ!」とか「あー、あれってそういう意味だったのか!」などの辻褄合わせは読んでいて気持ちがいい。

    しかしやはり読み終わってからの「で?」感は否めない。たしかにストーリー性は若干弱い気がする。
    そこで、本作は純粋に伏線回収を楽しむための小説だと割り切ってしまおう。すると最後の演出も存分に楽しめるはずだ。

  • よく読書をするいとこに一昨年勧められてとうとう読んだ一冊。表紙のエッシャーのだまし絵がそのまま小説になったような感覚。話の構成に気が付いてくる終盤では鳥肌がとまらなかった。そのトリック的なところはもちろんすごいけど、それぞれ登場人物ののストーリーや気の利いた言葉選びにもいちいち感心しながら読んだ。1ページ目の列車から漏れる空気がため息に聞こえたという表現がすごく気に入った。黒澤の考え方は個人的に好きでかっこよかったし、河原崎と塚本の会話での善悪の捉え方や神様と内臓の話はそう感じられる感覚がすごいと思った。自他の作品から引用などをみても著者はどこまで考えているんだと、すっかりファンになってしまった。他の作品も読んでみたい。

  • あー、面白かった。
    伊坂さんの作品は出版順の方が面白いよと、オススメされ2冊目。
    1作目の登場人物がさりげなく出てきてるところにニヤッとしてしまいました。それも、前作のその後で、ちょっと嬉しくなりますね。
    それだけでなく、この方の本当に伏線の貼り方が凄く好きです。そして、それの回収が本当に快感に近いですね。なんか繋がるたんびに、なるほどと、それも嬉しくなっちゃいますね。
    人と人は案外繋がってるのでは…なんて思わせてくれる作品でした。
    今回は時間の差があることもあり、何となくこれがこの時間かな…とかおもってましたが、それが最後にちゃんと分かってすっきり。
    そして、どこか暗い話、残酷な話とあるのに、嫌な味を残らないのがこの方のすごいとこだと、前作を読んだときにも思いました。あと、嫌なキャラは嫌なキャラのまま、なんだかちゃんとオチをつけてくれるとこも私は好きです。本当に全部がスッキリします。

  • 『オーデュポンの祈り』を読んでからかなり時間がたっているけれど、ラッシュライフの中にちらっと出てきました。『チルドレン』のあの事件についてもちらっと。ということは伊坂幸太郎作品を全部読みたくなるじゃないですか。
    まったく関係のない人物たち、と思われるのに、読み進めているとどこかしらリンクしていて、最後に全体像が見渡せる。面白かったです。

  • 2015.1.10

  • 途中で時間軸とか人間関係を考えすぎてしまって。 でも読み進めたら すとん と入ってきた。ただ、読解力の無さか、塚本のしたことに至る気持ちがわからなかった。それに乗っかった河原崎の気持ちはわかるんだけど。いつか再読します。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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