ラッシュライフ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 30928
レビュー : 2944
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250229

感想・レビュー・書評

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  • 様々な登場人物がどこで交差してるのか気になるばかりで、物語の深みやストーリーをあまり感じなかった。

  • 私の人生、あなたの人生。
    世界は繋がっていないようで
    どこかで繋がっている。
    結末へと向かうスピード感は痛快。

  • パズルのような構成を組み立て、それを解きほぐしてみせることだけを目的に書かれたとしか思えない。
    読んでいる間は、果たしてどこがどう繋がるのかという関心から、最終形にさっさと辿りつきたいがために、次々とページをめくる誘惑に駆られたことは認めます。
    が、それは自分が考える「小説を味わう」という行為とはかけ離れた、単に「ページを消費している」という言い方がぴったりくるような時間に過ぎなかったような。

    この小説のように、微妙に重なり合う複眼視点の群像劇に時間軸ずらしをからませていく手法は、これが2002年に書かれた小説であることを勘案してもけっして新しいものではない。
    タランティーノやガイ・リッチーの映画では当時既に広く知られていたもので、著者はどうやら映画好きのようなので、それを小説でやってみようという発想があったことは想像に難くない。
    そのこと自体を特にどうこう言うつもりはありませんが、自分がこの「ラッシュライフ」を評価できないのは、そういった「巧みな構成」を組み立てることが最大の目的になってしまっているように思えること。
    頭で「設計」して「構築」された小説という印象がぬぐえず、こういうものを「文学」とは呼びたくない。
    何より気に食わないのは、登場人物の造形がどれもこれも空虚なこと。
    小説の登場人物なんだから別にリアリティに欠けていたって構わないとは思うけど、誰も彼も「ストーリーを転がしていく」都合上配置されたキャラクターとしか思えず、まったく人間が描けていない。
    科白も会話も上滑りしている。
    しかも、「巧みな構成」と表現できるほど、ラストの集大成的伏線回収がカタルシスを生むほどのものでもないような…

    こういう類の小説をエンターテイメントとして消費して楽しむ嗜好を、けっして否定するつもりはありませんが、個人的にはこれ以上御免蒙る、といった感じです。

  • なんの心構えもなく読み始めて、たくさんの登場人物の関係に頭がこんがらがりました。時系列もあやふやになっちゃって、読み終わって一体なんだったんだ、この小説はー!?という感じ。しっかり準備して読み直さないと本当のところ(?)はわからないかもしれない難解な作品でした。再読候補作品です。

  • 最後に話が繋がるがいつものキレがない

  • 時間軸のズレには早々に気づいたけど、順序はわからへんかった。んーでも、この小説から得られるものがあったかっていうと、うーんって感じやなぁ。面白かったけども!次はゴールデンスランバー!

  • 一ヶ月経てば、内容をスッカリと忘れてしまった。ページがめくられていくたびに、ただただ消費されていく、エンターテインメントの鏡のような作品。

  • 高橋さんの伏線はすべて回収されたのだろうか。読みが浅いだけ……?全体に技巧先行で、それぞれのキャラクターに生身の人間としてのリアリティが薄いような感じがする。登場人物サイコパス多すぎ。

    豊田さんと老犬のコンビはたいへん好きです。

  • デビュー2作目、仙台近辺の群像劇。世間ではそこそこの評価っぽいけど、ホントにつくづく伊坂幸太郎苦手。新興宗教とかリストラとかそんな話に絡めて複数人がわちゃわちゃする話。

  • お隣さんが貸してくれたので読んでみた。

    だいぶ前に流行った映画「メメント」みたいな、時間がいったり来たりしながら話が最後に1つになる話は色々覚えてないといけないから、一気に読むに限りますね。

    どのエピソードもそれなりに面白いけど!根幹となる部分がよくあるものなので、びっくりもせず、興奮もせず…

    まあ、そんな話の中でも、一番初めに出てきた彼女の将来が一番きになるな。

著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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