重力ピエロ (新潮文庫)

著者 :
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レビュー : 3640
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250236

感想・レビュー・書評

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  • 火は魔女裁判然り身の潔白の証明。彼らの考え方にどきどきした

  • どうか伏線を回収しないで、と願ってしまった。

  • 随分前に読みました。
    個人的に犯罪を許す訳にはいかないので高評価は付けません。
    ただこの小説の魅力は、お父さんがハルに言う台詞です。
    「お前は俺に似て嘘が下手だな。」
    これに感動し、家族がいるリビングで一人で泣いた記憶があります。

  • 2017年4月30日読了

    473ページ

    舞台は仙台、二人の異母兄弟が主人公。この家族の、異母兄弟にまつわる過去に暗い出来事がある。

    冒頭、最初の一行目でストーリーを見誤る可能性がある。さすが伊坂幸太郎。

    なぜ、二人の兄弟が異母兄弟なのか?家族に起こった暗い出来事とは?前半に簡単にわかってしまうのだが、この事実が伏線となりストーリーに深みを持たせる。

    仙台市内で発生するグラフィックアートとその現場近くで発生する放火事件に、兄弟が犯人を突き止めるべく、動くのだが単純な謎解きではなく、このグラフィックアートと放火も見事な伏線になっている。

    伊坂幸太郎はこの小説を通して、社内における不条理なことや不公平と思うが誰も大きな声で言わない(言えない)ことを伝えたいのだと感じた。
    私もこのような犯罪者を許してはおけないし、被害者とその家族が一生苦しんでいるのにもかかわらず、加害者がのうのうと暮らしている社会は如何なものかと思う。

    「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」

  • "春が二階から落ちてきた。"
    締めくくりの1文でおお、となった。

    泉水と春とその家族の背景には
    とても重いものがあるのに、
    "本当に深刻なことは陽気に伝えるべき"だからか
    さらさらと書かれている印象。

    何が正解なのか分からなくなるなあ。。

    話の展開は読めたけど、
    春の不思議な行動の理由には
    ほっとできた。

  • 周囲や社会の判断でなく、自分が大切だと思うことを大切にする。
    難しいけど、それをやってのける主人公とその家族たち。
    会話の軽快さにも、面白さにも、話の展開も、惹きつけられっぱなしで、爽快!

  • この人のほかの作品の登場人物もちょっとでてくる。
    両親から生まれた兄と、母親が強姦された末生まれた弟と、その弟を生む決断をした父との話し。
    お兄ちゃんはちょっとヘタレで、弟はそれでもお兄ちゃんが大好きで、それは大人になっても変わらない感じが微笑ましいと思いつつ、薄ら寒いものも感じる。

  • 兄弟って素敵だなぁ。
    血が繋がっているか、繋がっていないか。
    それって難しい問題。

    私だったら、堕胎だと思う。
    人によって違う。

    さらっと読めるのに、考えさせられる一冊ですね。

    犯罪=悪じゃない
    ってのには共感出来なかったけども。

  • この人の作品はリンクしているから、1つ読み出すとハマってしまうね
    この本も4時間集中で読めました

    展開と犯人は最初からわかってたけど
    後ろの解説にも少し書いてあったように
    最初の方に使った言葉を最後にまた持ってくるまとめ方、
    収束のさせ方は秀逸です

  • なんかねぇ、最後まで読んで元気になった。
    犯人とかオチは割と予想できたけど、なんだろう、この気持ちは。この気持ちはなんだろう。歌いたくなりますね。




    なりませんね。


    伊坂さんは人を元気にさせるのがうまいんだろうね。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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