重力ピエロ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 39846
レビュー : 3640
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250236

感想・レビュー・書評

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  • お父さんもお母さんも泉水も春が大好きで、間違いなく春のことを家族と思っていて…春の生い立ちは信じられないくらい悲しいものですが、血の繋がりとは関係のない家族の絆に泣けてきます。お父さんの言葉が素敵過ぎる…

    読み終わった後は清々しくて、優しく温かい気持ちになるお話です。スプリング兄弟がかわいいです。春が家族との思い出一つ一つを大事にしていて、自分の中に刻み込んでいて、願掛けにもしているのだと思うとほほえましくていじらしいです。

    遺伝子で繋がっていく仕掛けもおもしろいし、遺伝子が仕掛けであることにとても意味がある繋がりでした。
    伊坂さんの小説は引用の使われ方がおもしろくて説得力があるというか、すごい言い当ててる感があって楽しいです。

    名言満載!伊坂作品の中で一番好きな作品です。

  • この本をキッカケに伊坂幸太郎をすきになった

  • 伊坂作品はすごく好きでこれまでも色々読んできたが、『重力ピエロ』はなんだかんだ理由をつけて読むのを後回しにしてきた一冊。
    テーマは重めなのに、文体が軽やかだと軽やかに読める不思議。

  • 実際にはとっても重たい内容のお話なのに、暗くならず逆に個性的なキャラクターで楽しく読めて、後味も私としてはスッキリしてとっても良かったです。
    伊坂幸太郎さんの本の登場人物はやっぱり魅力的で、とっても引きつけられました。
    特に家族での過去にあったエピソードに心温まり、泣けちゃったりしました。
    「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」そういう本でした。
    泉水と春と父と母、ジワーときて羨ましい家族です。

  • !著者は、きっと、お洒落なひねくれ者だろう。内容は読んで実感して欲しい。それは村上ワールドのようであり、「リング」「らせん」のようであり、テーゼ、アンチテーゼ、そしてジンテーゼ。みたいな、最後まで、楽しい読ライヴ(drive )でした。
    문고판 473쪽 58장. 본편, 해설, 표리 종이까지 즐길 수 있고, 이것으로\629엔?코스트 퍼포먼스 비싸다!!
    文庫版473頁58章。本編、解説、裏表紙まで楽しめて、 これで\629円? コストパフォーマンス高い!

  • 「性」、「家族愛」、「兄弟愛」この3つを大きなテーマとして話が展開していく。泉水、春、そして父のそれぞれの思いやりの気持ちに胸を打たれた。家族とは血の繋がりなんて超えた存在なのかもしれない。

  • 楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消せてしまうんだ
    そーだよ、そーだよ

  • ずっと気になっていた伊坂作品、初めて読みました。

    ストーリー的には遺伝子関係のお話で、自分には少し難しかったけど、なんと言っても名言が沢山ありました!
    内容とは別に言葉だけが浮き上がってくる様な感覚があった。

    なんだか、ハマりきってなかったパズルがパチってハマった気がしました。

    きれい事だけではなく自分を信じる強さ、結局それがないと、誰かを信じることは出来ないんだなぁ。
    「人生というのは川みたいなものだから…」の父の言葉にも鳥肌が立った!

    くくりのない人生観がすばらしい作品でした\(^o^)/

    ガンジーにも興味が湧いた(笑)

  • 火は魔女裁判然り身の潔白の証明。彼らの考え方にどきどきした

  • 再読。あれ?こんなに泣けたっけ?とまたもや通勤電車で奥歯を噛みしめる破目になった。いい兄弟だし、いい両親だし、いい家族だ。「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」というのが多くの人の一押しのセリフだが、私はまだこれをきちんと腹におさめることができないでいる。それは私がまだ春のように「本当に深刻なこと」にぶつからないでいるからだろう。他にも素敵なセリフが満載。私が好きなのは「自分たちが、過去に虐殺を行った生き残りだ、と認めるのは大きな第一歩だ」。言うまでもなく伏線の回収と他作品とのリンクは楽しい。

著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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