ゴールデンスランバー (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.11
  • (2571)
  • (2720)
  • (1295)
  • (196)
  • (46)
本棚登録 : 22627
レビュー : 1706
  • Amazon.co.jp ・本 (690ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250267

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • エレベーターのシーン思い出すだけで泣けるんだが。

  • 伊坂幸太郎の良さが詰まっている物語。

    簡単に言えば《伊坂幸太郎いいとこ取り》小説と呼ばせて頂きたいくらいだと私は思う。


    テーマとしては「魔王」「モダンタイムス」と近いもので、国家のような巨大で透明で抽象的な掴めないものに挑む、作者の言葉を借りれば“洪水”に抗うものだ。

    「モダンタイムス」の中での手がかりを探るところが本作の主人公とも似ていてそこにもビビッときた。

    伊坂幸太郎のハードボイルドの一面も見れ、三浦は「グラスホッパー」でいう蝉のようでもあり、王子のような口調の少年も登場している。

    学生の頃を振り返る場面では直接似た場面があるというわけではないのだけれど「砂漠」を思い返してしまう。
    タイトルでもありビートルズの曲、ゴールデンスランバー(黄金のまどろみ)から「あの頃に戻ろう」という歌詞を度々主人公が聴きながら昔を思っていた。

    人間大切なのは「信頼と習慣」
    昔があって今があり未来がある
    学生の頃の馬鹿みたいなことをしていた時間は無駄ではない、その関係や繋がりを育む大切な時間であった。


    とにかく、一人一人のキャラが立っていて、セリフや行動、どれも印象強く感情移入してしまった。独特のセリフの言い回しには思わず毎回クスッとしてしまうのが伊坂幸太郎のキャラクターのいいところだ。
    ストーリーよりも正直そこが一番好きだと言えるくらいに。

    ただ一つ他の作品との大きな違いがあると感じたのはSF要素がないこと。伊坂幸太郎はSF要素を少しでも入れることで日常にありうることとしている。今回はより現実的なものであるのか、ただページ数も多いのでさすがに詰め切れなかったのか。

    もう一度他作品を読んで読み返したくなった。









  • 一気に読み終えた。時間を忘れるくらい展開が早くて楽しませていただきました

  • 物語の疾走感がハンパない。

  • とても面白かった!

  • 後半は続きが気になり一気読みでした。
    ただ、登場人物達の考えとして述べられている、一連の事件の背景に関する想像や解釈・思想が、あまり論理的ではなく、妙に偏っていた点が気になりました。
    諸々の全体像が、もう少しでも多く理論的に語られていれば、上記のモヤモヤと気になった点も、少しは和らぐのではないかと思うのですが。

  • 冤罪を被られ、八方塞がりの状態に陥れられた主人公は、どうにか一命を取り留めようと逃走を試みる。ストーリーは刺激的なペースで展開し、主人公に迫る陰謀の残虐さを肌で感じさせる。心に響くような結末で物語は幕を閉じ、読了後も形容できない悦びと虚しさが胸に残った。

  • 記録

  • 友達の森田森吾のとこだけ悲しくて引っ掛かってしまって。あとは痛快なんだけれど。
    なんとか仇を打つみたいな展開を期待してしまった。

  • 読み応えがあり、伏線も回収しきれてたので読後感はスッキリしました。ただ、こうも都合よくいくかな?と思わず首をひねる部分も結構ありました。映像化したほうがより物語が活かされそうなシーンがたくさんあったので、映画も観てみようと思いました。

全1706件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

ゴールデンスランバー (新潮文庫)のその他の作品

ゴールデンスランバー Kindle版 ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎
ゴールデンスランバー ハードカバー ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
宮部 みゆき
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする