オー!ファーザー (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 756
  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250274

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の由紀夫には、父親が4人いる。
    多恵子は最初から最後まで鬱陶しく、富田林さんは怖すぎる。

    戦で死んでいった人間たちの、たとえば、矢で指された苦しみや、残された子供たちの絶望、窮地に追い込まれた政治家の緊張はまるで浮き上がってこない。あるのは、戦の結果と制定された法律と制度ばかりだ。
    「だから、今の政治家もどちらかにこだわるんだ。戦をはじめるか、もしくは、法律を作るか。歴史に残るのはそのどちらかだと知ってるんだ。地味な人助けはよっぽどのことでないと、歴史に残らない」

    伊坂幸太郎さんの小説には、必ずぐっと捕らえられる文章があるよね。

  • 久々の伊坂作品。『ゴールデンスランバー』からの作品を二期とするなら、これは一期の最後の作品とのこと。

    個性的な登場人物に、奇抜な設定、終盤の怒涛の伏線回収と伊坂ワールド全開!

    序盤の主人公は、勉強ができて、スポーツもできて、女性にももてる。しかし、それはあくまで「守られた中での強さ」であり、大人の世界では何もできないことを痛感する。
    そんな時に四人の父親たちが現れるのだ!なんと頼もしいことか!

  • 主人公・由紀夫君には4人の父親がいる。母・知代さんが4股をかけてた故に父親が判別せず、話し合いの結果母は4人全員と結婚して、家族6人で暮らしている。

    なんだそれ。

    と、突っ込みどころ満載の設定ですが、流石な会話の楽しさであまり気になりません。
    4人とも個性的で本当に面白かったです!
    自分こそが父親だ!と主張するのではなく、ここが俺に似てる!と似てる所を探してる父親達がかわいい。

    伏線の回収も本当に上手い。ニクイ。
    吹き出したり、むせること度々。
    ニヤニヤしながら読んでる自分が電車の窓に写って怪しかったですが、堪えきれないでしょー!

    映画のキャスティングが気になります。

  • 終始わくわくしながら読みました。お父さんカッコいい…!!
    後半からの展開が素敵で素敵で…。電車で読んでたんですがニヤニヤしてなかったか心配。笑。
    伊坂先生ほんとうに好き。

  • 四人の父とその四人を手玉にとっている奥さんのキャラがいい印象

  • 4人も父親がいるとは想定外だけど、それぞれのお父さんが息子に注ぐ愛情はカタチはともかくいいなぁと思った。
    お母さんは・・・2股はしてないけど4股してたってコトだけど、そうゆーのもアリかな(笑)

  • 由紀夫は4人の父親と暮らしている。4股かけられていた彼らは、彼女と別れるくらいならと、みんなで一緒に暮らすことを選んだわけで、それぞれ自分こそが生物学的な父親だと信じている。

    ハチャメチャな設定だが、4人がそれぞれに魅力的で、由紀夫をとても愛していて、終盤トラブルに巻き込まれた由紀夫を力を合わせて知恵と体を使って助けるところは、本当に心が温かくなる。

    ほとんど登場しない母親に、かなり興味があるが、4股ってどんな気分か聞いてみたい(笑)
    こんな素敵な4人なら、気持ちが少ーーーし分からないでもな……いやいやいや(笑)

  • 登場人物たちのドヤ顔が透けてくるような感じ。最後の最後、由紀夫がピンチになってからは読めた。それまでは苦痛。

  • 父親が4人という斬新な設定がまず面白い。
    4人の個性あふれる父親と、息子・由紀夫の関係性も良く、あんなかっこいいお父さんたちがいて、由紀夫はさぞ幸せであろうと思った。
    終盤にかけての伏線回収が非常に面白く、最後まで読むのをやめられなかった。

  • 伊坂作品には珍しく暴力がない。
    ハッピー。電線でシャーってやりたい。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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